子どもも大人も、必ず一度は楽しんだ経験のあるもののひとつに「泥団子作り」がありますね。
「泥団子作りって、ただ単純に土をいじり倒して遊んでいるだけでしょ?」って思ってはいませんか?
実は「泥団子作り」ってすごく奥が深くて「なるほどね~!」と思うことが、たくさんあるのですよ。
ですが、今は砂場が減ってきて、保育園や幼稚園などの公の施設に砂場があるだけで、近くの公園などでは見かけなくなりましたね。
園の活動のひとつでもある砂場遊びの中から、泥団子作りの効果と、そのねらいについて紐解いていきましょう。
泥団子作りは手先の器用さを引き出すトレーニング!
実は泥団子作りには、手のスムーズな動きを求められます。
手先だけでなく、手首の動かし方も重要になってきますが、この「手と手首の使い方」は、泥をこねたり丸めたりするうちに自然と身に着けていくのです。
泥団子はこれから学んでいくための土台作りにも
スコップを使って砂を集めたり、かきだしたりの作業も、実はスプーンを使う練習になっているのですよ!
泥団子を作るときの手先や手首の動きは、今後文字を書くときの動きにつながる重要なステップにもなってくるんです。
なので、どんどん楽しませてあげながら、自然と身に着けていくことが望ましいところですね。
塗り絵でわかる!子どもの手先や手首の成長
そんな手先や手首の動きの成長は、塗り絵をさせるとよくわかります。
手先や手首の動きが器用になってくると、線からはみ出すところが減ってきますので、器用さをはかるひとつのバロメーターになりますね。
泥団子作りでお友達とのコミュニケーション能力が向上!?
泥団子作りって、実際にやってみると意外と難しくて、大人でも上手に作るのは大変だったりします。
砂と水の配合ひとつとっても、かなり難しくて
- 上手にできた子どもは、他の子にアドバイスをしたり
- なかなか丸まらない子供は、上手にできた子に方法を聞いたり
遊びの場だからこそできる楽しくコミュニケーション
どう表現すればお友達に思いが伝えられるのか?
大人でも、他人に自分の思いを上手に伝えるのは、かなり難しいものです。
ですが、それが子どもたちの楽しい遊びの最中だったら、お互いに楽しく聞いたり教えてあげられるはずですよね!
お友達に聞いたり、教えてあげたりといった経験は、子どものうちにたくさん経験しておくと、大人になってからのスキルにつながりますよ。
こだわり感の強い子供は泥遊びが苦手な場合も
普段は楽しく園生活を送っているのに、砂場遊びが苦手な子どももいます。
そんな子供は「何らかの理由」があって苦手なことがほとんどです。
- 手や足が汚れることが苦手
- 服が汚れるのがイヤだから
- ドロドロとした感触が苦手
一度実際に子どもに、聞いてみるといいですよ!
砂場遊びが苦手な子どもへの対処法!コンプレックスを解消してあげる
「汚れること」にコンプレックスを持っている子供でしたら、「ちゃんと洗えばきれいになるんだよ!」と教えてあげればいいですね。
「服が汚れる」ということにこだわりのある子どもさんの中には、もしかしたら
「ママの洗濯が大変になる!」
って思っている、やさしい子供もいるかもしれませんね。
土の感触については慣れるしかありませんが、ドロドロとした感触を克服するのでしたら「スライム」で慣らすのもひとつの方法ですよ。
スライムは手にひっつかないですし、触っても手に残らないので、苦手な感触に慣れるためにはおすすめのアイテムですよ。
泥団子作りには驚きの効果が!?のまとめ
泥団子作りには遊びだけでなく、
「これから成長していくために、必要なことを学んでいく場でもあるんですよ」
ということについてお伝えしました。
泥団子作りは、成長する上で必要な準備をしていたり、でも、本当は楽しいはずの泥遊びを、苦手とする子どももいることがわかりました。
子供が園から帰ってきて、泥だらけの洗濯物を見ると、ママさんはゾッとするかもしれません。
でも、それも子どものすばらしい成長の証なんですね。
これからは、そんな子どもの成長を喜んで、お洗濯してあげたいですね!