結婚式の準備に大忙しになってくると、忘れがちになってしまうのがゲストへの配慮事項です。
新郎新婦は、招待状やムービーの準備などで前日まで何かと準備に追われますが、結婚式ギリギリになって忘れていたという準備事項の一つに上がるのがお車代です。
遠方からの親戚や友人のゲストにほんの気持ちとしてお車代を渡すことが、今の時代でも一般的ですよね。
でも、準備不足でお車代の準備が間に合わなかったり、他の代用品をお車代の代わりとして渡したいと考える新郎新婦も中にはいます。
もしも、お車代を渡さないのであれば、ゲストに気持ちよく最後まで参加してもらえるように、配慮すべきポイントを抑えて、当日を迎えましょうね!
結婚式でお車代なしにしたい時の伝え方!注意すべき3つのポイント
ゲスト側から新郎新婦に対して、「お車代が出るのか。」を尋ねるのは、とても勇気がいることですし、自分達から聞くのはタブーだと思っている人の方が多くいます。
でも、ゲスト側の目線に立つと
「遠方からの出席だと、交通費の全額自己負担はきつい。」
「お車代がないのは、気持ち的にモヤモヤする。」
と感じる人が大半なのです。
もしも、お車代を出さない方向でいるのであれば、早めにゲストに伝えることが何よりの配慮になります。
そこで、ゲスト側にお車代が出ないことを伝える時の注意点を3つご紹介しますね。
ゲスト側にお車代が出ないことを伝える時の注意点①出欠が確定する前にお車代がないことを伝えるとベスト!
遠方からの出席の場合に限らず、出欠を確認する段階でお車代が出ないことを伝えておきましょう!
「交通費は出せないけど、もし都合が良ければ参列して欲しい。」というような柔らかいニュアンスでメッセージを送るのが良いですね。
「自分が招待された時に、全額自己負担ということを知ったらどういう気持ちになるか。」
相手の立場に立った上で言葉を選ぶと、きっと相手にも配慮してくれている気持ちが伝わりますよ。
ゲスト側にお車代が出ないことを伝える時の注意点②会社などのルールで決められている場合はその旨も併せて伝える
中には、会社の決まり事として、同僚の結婚式に参列する場合にはお車代の用意はいらないというルールがある場合もあります。
また、地域や親族間での暗黙のルールがある場合も。
そんな時には、ルールがあったとしても再度事前に確認をとって、ルールがある旨をゲストに伝えましょう。
ゲストも再度確認があった方が、より安心出来ます。
ゲスト側にお車代が出ないことを伝える時の注意点③変わりにホテルの手配をしてあげる
遠い場所から来てくれる方が多い場合には、お車代の用意はせずに、宿泊場所の手配を新郎新婦がする場合があります。
式場とホテルが提携しているところも多く、私が結婚式を挙げた時にも遠方のゲスト分のホテルは全て私たちが手配しました。
ホテルの手配を検討している場合には、その旨も併せてお車代は出ないことを伝えると良いですよ。
結婚式でお車代の代わりにできる「プチ費用負担」は?どんな風に伝えればいい?
ゲストが多い場合には、どこまでお車代の用意をしたら良いのか悩むことも多く、かといって何も用意しないのは非常識なのでは?と悩む新郎新婦もいます。
そんな時には、お車代の代わりにプチ費用負担を選ぶケースもあります。
「お車代を出さなくて本当に良かったかな?」「失礼だと思われたりしなかったかな?」と後々後悔をする心配もないはずです!
プチ費用負担にはどのようなジャンルがあるのか、また伝え方のポイントについて、ご紹介していきます。
お車代の代わりにできるプチ費用負担の種類は?
それでは、お車代の代わりにできるプチ費用負担の種類を3つご紹介します。
お車代の代わりにできるプチ費用負担の種類①ホテルの手配
前述でご紹介した宿泊ホテルの手配が、最もお車代の代わりとして用いられているものです。
ホテルと式場が提携している場所だと、割引も効くことが多いので、新郎新婦の負担も軽減されますよ。
お車代の代わりにできるプチ費用負担の種類②衣装代の負担
ゲストの中には、親戚であればタキシードや着物、小さな従兄弟たちのドレスを借用しなければいけないケースもあります。
式場と提携している衣裳館で当日のみ借りる場合には、大きな費用にもならないので、お車代の代わりとして新郎新婦がレンタル代を払うケースもあります。
お車代の代わりにできるプチ費用負担の種類③バスをレンタルする
遠方からまとめて式場に来てもらえるケースでは、1家で1台大型バスをレンタルすることが出来る場合もあります。
私も親族が遠い場所からの結婚式への参列だったので、3箇所ほど停留所を作り経由してもらって往復バスで参列してもらいました。
高速道路を使っての往復であっても新郎新婦側が負担をしたので、その代わりにお車代の用意はしませんでした。
プチ費用負担をする場合の伝え方は?気をつけたいポイントをピックアップ
「何を負担する代わりに、お車代は出ないのか。」をなるべく早めにゲストに伝えましょう。
また、参加を強制するのではなくて、お車代が出ないことを含めて、参列の判断はゲストに委ねることが重要です。
参加を強要されては、ゲストから図々しいと思われてしまうので、注意しましょう。
また、新郎新婦は、招待する側としてどこまで費用負担が可能であるか明確に相談をしておくことが大切ですね。
両家大きな差が出ないようにしておくことで、予想していなかった式後のトラブルも回避出来るはずです。
まとめ
遠方から参列してくれるゲストへのお車代は用意をしていた方が親切心は伝わりますが、決して必ず用意をするものでもありません。
お車代を用意しない代わりに、どのようなおもてなしが出来るのか、2人でしっかりと話し合うことで、結婚式当日みんながにこやかにあなた達を祝福してくれると思いますよ。
ゲストへの感謝の気持ちを忘れずに、残りの結婚式準備も進めていってくださいね。