結婚式に出席できないときや、遠方に住んでいて直接お祝いができないときは、「祝電」を送ることで気持ちをしっかりと伝えることができますよね。
でも、いざ祝電を送ろうとすると、「どんな言葉を選べばいいの?」「失礼にならないかな?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、家族や親戚、友人、職場の方など、相手との関係性やシチュエーションに合わせた、いろんなパターンの祝電の文例をわかりやすく紹介しています。
それに加えて、祝電を送るときに気をつけたいマナーやタイミングについても丁寧に解説しているので、初めての方でも安心して送る準備ができますよ。
心のこもった祝電で、新郎新婦の門出をあたたかく見守りながら、思い出に残る一日を一緒にお祝いしてみてくださいね。
結婚式の祝電に使う言葉!シーン別の使える例文をご紹介
結婚式の祝電は二人の結婚を祝福し、門出を祝う気持ちを素直な表現で伝えるのがいいですね。
無理に堅苦しい表現を使わなくても、お祝いの気持ちを伝えられればいいわけです。
ただし会社の上司や同僚の場合には、あまりカジュアル過ぎるのは後でひんしゅくを買うこともあるので、ややフォーマルなのがいいです。
親しい友人ならば適度なユーモアがあってもいいですね。
シーンごとに例文を紹介しましょう。
結婚式の祝電の例文~家族親族に贈る場合~
では、まず家族親族に贈る場合の例文を見ていきましょう。
いつまでも思いやりの心を大切に、明るいご家庭を築いてください。
これからも末長くお幸せに。
お互いを思いやり、ご両親を大切にし、あたたかいご家庭をおつくりになりますように。
末永いお幸せを願っております。
この日の喜びをいつまでも忘れずに、これからの人生を助け合い、明るいご家庭を築いてください。
いつまでもお幸せに。
結婚式の祝電の例文~友人や後輩に贈る場合~
では次に、友人や後輩に贈る場合の例文を見ていきましょう。
いつも笑顔で優しさいっぱいのお二人でいてください。
新しい門出を祝福致します。
今日、お二人で手を取り合ってスタートラインに立たれました。
前方には高いハードルがあるかもしれません。
お二人で力を合わせて乗り越えて、幸せなご家庭を築かれますように願っております。
お二人なら、きっと素晴らしいご家庭を築いていけると確信しています。
いつまでの仲良く、幸せな日々でありますように。
○○君とは小学校からの友達でした。
いつかは別の道を行くとは思っていましたが、こんなに早くその日が来るとは。
○○さんの魅力は絶大だったのですね。
どうぞ楽しい家庭を築いてください。
たまには僕も仲間入りさせてくれたら嬉しいです。
結婚式の祝電の例文~職場の人に贈る場合~
次に、職場の人に贈る場合の例文を見ていきましょう。
この日の喜びを忘れずに、これからの長い人生を共に助け合って、幸せなご家庭を築いてください。
これからはお二人で力を合わせて、仕事に家庭生活にさらに飛躍されますようにお祈りいたします。
いつまでもお幸せに。
この日の感激を胸に、明るいご家庭をおつくりください。
結婚式の祝電の例文~結婚式を欠席する場合~
では、最後に結婚式を欠席する場合の例文を見ていきましょう。
ご招待ただきながら、出席できずに申し訳ございません。
お二人のこれからが素晴らしいものになりますようにお祈りいたします。
新しい門出を祝い、これからの道のりをお二人で築いていかれますことを心から願っております。
結婚式の祝電気を付けたいことは?
結婚式の祝電を送る場合には、内容以外にも「いくつかの気を付けるべきポイント」があります。
結婚式の祝電のポイント①前日までに届くように早めに打つ
電報と言ってもお祝い電報は、かなり前に日にちが決まっていますから、余裕をもって届くようにしたいですね。
最近は予約電報としてあらかじめ頼んでおけば結婚式に間に合うように届けてもらえます。
式の前日までに届くのがベストです。
気が付いたらもう間に合わなかったということのないように気を付けましょう。
結婚式の祝電のポイント②名前はフルネームで
結婚式場へ行くと○○家と○○家の結婚式のような案内が出ていますね。
吉日ともなるとたくさんの結婚式が次々に行われることもあります。
同じ苗字の人がほかにもいるかもしれません。
電報を打つときには○○様だけではなくフルネームを書いておくのがいいですね。
結婚式の祝電のポイント③忌み言葉を避ける
最近は忌み言葉なんか気にしないという人も増えていますね。
でも結婚式となると日柄を選ぶ人が多いように、まだ忌み言葉を使いたくないと思う人もいます。
結婚式の祝電で避けたい忌み言葉
例えば、次のような言葉は避けた方が賢明です。
まず、別れを連想させる忌み言葉には、
- 別れる
- 短い
- 切る
- 離れる
- 落ちる
- 負ける
- 去る
- 終わる
- 消える
- 忘れる
- 悲しい
想像以上に多いですよね。
結婚式の祝電で避けたい重ね言葉
また、結婚式の祝電で避けたい言葉で、重ね言葉(繰り返しを連想させるので)もあります。
重ね言葉には、
- 重ね重ね
- しばしば
- くれぐれも
結婚式の「終了」を「お開きにする」と言い換えるように、別の言葉で言い換えるのがいいです。
たとえば、「お二人で新しいスタートを切り…」を「お二人で新しいスタートラインに立ち…」とすればOKです。
結婚式の祝電のポイント④披露されることを念頭に入れて考える
祝電は結婚の披露宴で読まれることが前提ですから、その場にふさわしいか考えましょう。
二人の家族と友人だけというようなこじんまりとした結婚披露宴ならば、多少の裏話なども微笑ましいです。
しかし、親戚や職場の人が大勢出席する披露宴の場合は、あまり羽目を外すような内容は避けた方が無難です。
結婚式の祝電のポイント⑤ふさわしい種類のものを選ぶ
現在は祝電にもたくさんの種類がありますね。
- シンプルな台紙
- 押し花付き台紙
- ぬいぐるみ付
- プリザーブドフラワー付
- バルーン付
結婚する人の好みや、送る人の予算でシンプルなものがいいか、豪華なものがいいか考えるのがいいですね。
結婚式で贈る祝電の言葉のまとめ
結婚式に祝電を送るのは、遠く離れていても新郎新婦へのお祝いの気持ちをしっかりと伝えることができる、とてもあたたかい方法です。
でも、いざ送るとなると「どんな文章にすればいいの?」「失礼がないか心配…」と不安になることもありますよね。
今回の記事では、いろんな関係性(家族・親戚・友人・職場の同僚や上司など)に合わせた祝電の文例をたっぷりとご紹介しました。
それぞれの場面に合った例文を参考にすることで、あなたの気持ちがしっかり伝わるメッセージを作ることができますよ。
また、祝電を送るときの基本的なマナーや注意点についても、わかりやすく解説しています。
大切なのは、形式にこだわりすぎず、あなたの言葉でお祝いの気持ちを丁寧に伝えることです。
この記事を参考にして、新郎新婦が笑顔になるような、心あたたまる祝電を送ってみてくださいね。