朝はまさにワーママにとって一番の勝負時間。
子どもの支度、自分の準備、朝ごはんにお弁当作り…
限られた時間のなかであれもこれもと動いていると、気づけば時間に追われてイライラしてしまうこともありますよね。
「なんで今ぐずるの？」「早くしてってば！」と怒ってしまって、あとから自己嫌悪に陥るママも多いのではないでしょうか。
そんな毎朝のバタバタに悩んでいるワーキングマザーの方へ。
本記事では、少しの工夫で朝の慌ただしさを和らげる方法や、心に余裕をもたらす考え方をご紹介していきます。
夜のうちの準備や朝型生活のヒントなど、今日から取り入れられるアイデアを通して、イライラしない穏やかな朝を迎えるヒントを見つけてみてくださいね。
朝はまるで戦場！？ワーキングマザーが毎朝バタバタな理由
子どもの支度＋自分の準備で時間が足りない！
朝の時間って、本当にあっという間に過ぎてしまいますよね。
特にワーキングマザーにとっては、子どもの着替えや朝ごはんの用意、自分の身支度までこなさなきゃいけないから、まるで“時間との戦い”です。
起きてから出かけるまでのわずかな時間に、たくさんのタスクがぎゅっと詰まっているんですよね。
時計とにらめっこしながら、「あと◯分しかない！」と焦る朝。
- 慌ただしく着替えながら子どもを促し
- ごはんを食べさせ
- 保育園の準備をして
- 自分の化粧や髪の毛も整えなきゃ…
言うことを聞かない子にイライラして自己嫌悪に…
そんな忙しい朝に限って、なぜか子どもが寝坊したり、いつもよりゆっくり行動したり、ごはんをなかなか食べてくれなかったり…。
着替えを嫌がったり、気分が乗らなくてグズグズすることもありますよね。
「今そんなこと言ってる時間ないのに！」とイライラしてしまうこと、きっとあると思います。
しかも自分の準備だって手を抜けないから、焦りはさらに加速。
結果的に声を荒げてしまって、「あぁ、もっと優しくしたかったのに」と後から落ち込む…
そんなふうに自己嫌悪に陥ってしまうママも多いのではないでしょうか。
子どもに優しくしたいのに余裕がなくてできない、そのジレンマこそが一番つらいのかもしれませんね。
朝のバタバタを減らすために大事なのは「余裕」
イライラの原因は“時間のなさ”にあった！
実は、朝にイライラしがちなのは、子どもが悪いからではなく“時間の余裕がないから”なんです。
時間に追われていると、たとえ些細なトラブルでも気持ちに大きな影響を与えてしまいますよね。
たとえば、子どもが靴下を履くのに手間取ったり、ごはんをゆっくり食べていたり、それだけで「早くして！」と声を荒げてしまうことも。
でも、それはママが悪いわけでも、子どもがわざと遅くしているわけでもありません。
予定より少しでも遅れると、電車に間に合わなくなる、会社に遅刻する…というプレッシャーがあるからこそ、余裕を失ってしまうんですよね。
そういう日が続くと、心にもどんどん疲れがたまってしまいます。
ちょっとした工夫で「時間のゆとり」は作れる
とはいえ、仕事も育児もある中で「朝の時間をもっと増やす」なんて、すぐには無理だと思うかもしれません。
でも、実はちょっと視点を変えて工夫するだけで、朝の過ごし方がぐんと変わることもあります。
たとえば、何かを“朝から夜へ”と時間をずらすことだったり、支度を効率よくするための仕組みを取り入れることだったり。
全部を一気に変える必要はなくて、少しずつ「これは合いそう」と思ったことを試していくだけでも、気づけば朝の空気が少しやわらかくなっていた…なんてこともありますよ。
次からは、忙しいママでもすぐ取り入れられるような、実践的なアイデアをご紹介していきますね。
ワーママの朝支度をラクにする4つの時短アイデア
①お弁当は夜作って冷蔵保存に
毎朝のお弁当作り、大変ですよね。
朝はただでさえやることが多いのに、お弁当をイチから作る時間を確保するのは本当に大変。
特に、おかずを何品か用意したり、彩りまで気にしたりすると、あっという間に時間が経ってしまいます。
そんなときは、思い切って夜のうちにお弁当を作ってしまいましょう。
夕食の準備と一緒に作る「ついで調理」や、冷凍ストックを活用するのもおすすめです。
冷蔵・冷凍保存しておけば、朝は温め直して詰めるだけでOK。
前日に作っておくことで「朝に火を使わない」で済むのは、想像以上にラクですよ。
子どもの分だけでなく、自分のお弁当も準備しておけば、お昼代の節約にもなって一石二鳥です。
これだけでも、朝の慌ただしさがぐんと減って、気持ちに余裕が生まれますよ。
②翌日の持ち物・服は前日のうちに準備
朝、「あれがない、これがまだ…」とバタつく原因は、たいてい準備不足にあるんです。
子どもの園バッグに必要なものが入っていなかったり、制服や体操服が見当たらなかったりすると、それだけで朝の予定が狂ってしまいます。
前日の夜に、子どもと一緒に持ち物や洋服を用意しておくだけで、朝の段取りはぐっとスムーズになりますよ。
「明日はお天気どうかな？」
「これでいいかな？」
そんな風に会話をしながら準備をすれば、子ども自身も翌日の流れをイメージしやすくなり、気持ちの切り替えにもなります。
持ち物リストを作って壁に貼っておけば、ママがいちいち声をかけなくても、子ども自身が確認して準備できるようになるかもしれませんね。
忘れ物も減って、ママの安心にもつながりますよ。
③朝ごはんは“手抜き”でなく“効率化”
毎朝、栄養バランスを考えて手の込んだ朝ごはんを用意するのは本当に大変。
特に忙しいワーママにとっては、ゆっくり料理する時間すら惜しいのが現実です。
だけど、子どもにはちゃんと食べてほしいし、栄養のことも気になりますよね。
そんなときに活躍するのが、“効率的な朝食”です。
たとえば、前日の夜におにぎりやスープを作っておいて朝は温めるだけにしたり、冷凍しておいた野菜入りパンケーキやおかずを活用したり。
ヨーグルトやバナナ、シリアルなど、そのまま出せるものも立派な朝ごはんになりますよ。
「手抜きかな？」と感じるかもしれませんが、それよりも“ママが笑顔でいられること”の方がずっと大切。
子どもが食べてくれなくても、「まぁいっか」と思えるくらいの余裕があるだけで、朝の雰囲気はぐんと変わります。
④「完璧じゃなくてOK」と気持ちを切り替える
どうしても完璧を目指したくなるママも多いですよね。
「全部ちゃんとやらなきゃ」「失敗しちゃダメ」と思えば思うほど、自分にプレッシャーをかけてしまって気持ちが苦しくなってしまいます。
でも実は、完璧じゃなくても毎日はちゃんと回っていくものなんです。
- 子どもが少しくらいダラダラしても
- ごはんを残してしまっても
大事なのは、「やることを全部終わらせる」ことではなく、「朝を笑顔で乗り切る」こと。
少し肩の力を抜いて、自分にも子どもにも“優しさ”を向けてあげられるといいですね。
朝型生活を始めてみよう！ワーママにこそオススメの理由
朝は誰にも邪魔されない貴重な時間
もし少しでも早起きできるなら、朝活を取り入れるのもおすすめです。
朝の時間帯は、家族がまだ寝ていて、自分だけの静かな時間。
誰にも邪魔されずに家事や準備、自分の好きなことに集中できますよ。
テレビやスマホの通知も少なく、周囲が静かなので、頭も冴えていて効率的に作業を進めることができるのも大きなメリットです。
また、朝のうちに自分のことを済ませておくと、その日1日がスムーズに進んでいる感覚を得られて、達成感もアップします。
イライラせず穏やかに子どもと向き合える
朝に気持ちの余裕があると、子どもにも優しく接することができます。
バタバタしていないだけで、自然と声のトーンも落ち着きますし、子どものペースを受け止める気持ちの余白も生まれます。
「なんで早くしてくれないの！」と怒る代わりに、「ゆっくりでいいよ、ママはもう準備できてるから」と穏やかに声をかけられるようになります。
そんな声かけをすると、子どもも安心して動きやすくなるので、結果的にスムーズに支度が終わることも多いんですよ。
まさに“余裕は連鎖する”という感覚です。
勉強や読書など“自分の時間”も手に入る
また、資格取得の勉強や読書、趣味など、自分のための時間も朝なら取りやすいです。
夜にやろうとしても、子どもの寝かしつけで寝落ちしてしまったり、疲れて集中できなかったりすることもありますよね。
朝なら体力も集中力もリセットされた状態なので、思っている以上に物事がはかどります。
短時間でも集中して取り組めるので、少しずつでも確実に前に進んでいけます。
自分のための時間を確保することは、日々の満足感やモチベーションにもつながっていくので、忙しい中でも心にゆとりを生む大切な要素になるでしょう。
だからこそ、朝型生活は頑張るママにぴったりなんです。
まとめ｜朝の時間に追われない工夫で心にゆとりを
前日の仕込み＋早起きで変わるワーママの朝
朝のバタバタは、ちょっとした前日の工夫と早起きで大きく変えられます。
「明日が少しでもラクになるように」と思って、夜のうちに準備しておくだけでも、朝の自分を助けることができますよ。
たとえば、翌日の服を選んでおいたり、朝食の下ごしらえをしたり、保育園の持ち物をそろえておくだけでも、朝に感じるプレッシャーがかなり軽くなります。
また、5分でも10分でも早く起きることで、心の準備を整える時間が生まれ、バタバタ感を軽減できます。
前日の積み重ねと少しの余裕が、翌朝の気持ちをずっと穏やかにしてくれるんです。
「ほどほどでOK」の気持ちが朝を楽にするカギ
そして何よりも、「完璧じゃなくていい」「がんばりすぎなくていい」と思える気持ちの切り替えが、心にゆとりをもたらします。
朝から理想通りに進まなくても、「まぁいっか」と受け流せる心の余裕があると、子どもにも優しく接することができるんですよね。
無理して完璧を目指すと、自分の気持ちを追い詰めてしまうこともありますが、「できることだけ、できる範囲でやればいい」と考えることで、心に余白が生まれます。
忙しい中でも、自分を責めず、今日も頑張った自分を「よくやってるね」と認めてあげるだけで、気持ちがふっと軽くなるはずです。
そんな小さな心の変化が、毎朝のイライラを減らし、家族みんなの朝時間をちょっとだけ心地よいものにしてくれますよ。