クレヨンは何歳から?赤ちゃんが安心して使える時期と選び方ガイド

「クレヨンって、いつから使わせていいんだろう?」

子どもが少しずつ成長して、手を伸ばして物を掴むようになってきたころ、そんな疑問がふと浮かぶことってありますよね。

私もそうでした。

初めての育児のときは、「今この時期に与えるのは早すぎる?それとも遅れてる?」と、まわりの子と比べてモヤモヤしてしまったことが何度もありました。

でも、クレヨンを持たせる時期に“正解”なんて、本当はないんですよね。

目安としては生後9ヶ月ごろから使えるとされていますが、それはあくまで一例にすぎません。

成長のスピードも、興味の向く方向も、一人ひとり違っていて当たり前。

無理に「そろそろ○○させなきゃ」と焦る必要なんて、まったくありません。

それにこの時期の赤ちゃんはまだ何でもお口に入れて確かめようとする時期でもあります。

だからこそ、クレヨンを使わせるなら「安全性」にしっかり気を配ることが大切。

たとえば、万が一口に入れてしまったときにも配慮された素材のものを選ぶなど、保護者としてできる備えをしておくと安心です。

この記事では、クレヨンデビューのタイミングや安全なクレヨンの選び方、そしてお絵かきが子どもの発達にどんなふうに役立つのかを、実体験をまじえながらやさしく解説していきますね。

今この時期にしかできない“はじめてのお絵かき時間”を、親子でたのしく過ごすためのヒントになればうれしいです。

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クレヨンは何歳から使えるの?目安と考え方

赤ちゃんにクレヨンを渡すのは、だいたい9ヶ月ごろから

「クレヨンって何歳から使わせていいの?」という問いに対して、一般的には生後9ヶ月ごろからクレヨンに触れ始める子が多いとされています。

この時期の赤ちゃんは、自分の手で物を握ったり振ったりする動作が少しずつできるようになり、手と目の連動も育ってくるため、

「にぎる」
「なぐり描きする」

といった動きが遊びとして成立してくるんですね。

ただし、ここで強調しておきたいのは、この“9ヶ月”というのはあくまで目安に過ぎないということ。

実際には、1歳すぎてから興味を持ち始める子もいれば、2歳になってようやくお絵描きが好きになる子もいます。

逆に、早くからクレヨンに関心を示す子もいますが、そうでなくてもまったく問題ありません。

子どもは一人ひとり、感じ方も発達のスピードも違います。

「まだ興味がないみたい…」と落ち込むこともあるかもしれませんが、それは「今は別のことに夢中なだけ」と受け止めていいと思うんです。

「なぐり書き」は立派な成長の一歩

お絵描きというと、何か上手に描けることを期待しがちですが、実は「なぐり書き」こそがクレヨン遊びのはじめの一歩なんです。

線を引く、丸を描く、色を重ねる――それだけで十分すぎるくらい、指先や脳に刺激を与えてくれる立派な発達遊びになります。

大人から見ると「ぐちゃぐちゃ描いてるだけ」に見えるかもしれません。

でもその“ぐちゃぐちゃ”の中に、「自分で動かす」「色が出る」という経験がたっぷり詰まっているんです。

うちの子も最初は、とにかく“ぐるぐる”ばかり描いていて、「なにこれ…?」って笑ってしまったんですけど、あとでよく見ると、ちゃんと“太陽”を描こうとしていたことに気づいて泣きそうになりました。

子どもにとって、お絵描きは想像力の芽生えと自分表現のスタート地点。

何かを描こうとして失敗して、それでももう一度描いてみる。

そんな姿が見られるようになったら、それはもう立派な成長のサインだと思ってあげてくださいね。

月齢や年齢だけじゃない、始めどきの“もうひとつのサイン”

年齢の目安と同じくらい大事なのが、その子の様子やしぐさに目を向けることです。

たとえば、

  • スプーンを自分で持ちたがる
  • 紙に興味を示してくる
  • 手や指を動かして何かを表現するような遊びをする
こうしたしぐさが見え始めたら、クレヨン遊びをスタートするチャンスかもしれません。

また、ママやパパが描いている様子をじーっと見つめたり、クレヨンや鉛筆に手を伸ばすようになったら、それは**「やってみたい!」というサイン**。

そんなタイミングでそっとクレヨンを渡してみると、思いがけない集中力を見せることもありますよ。

一方で、まったく興味を示さない場合は、無理に渡さなくても大丈夫。

「早くお絵描きさせなきゃ」と焦る必要はありません。

子どもはちゃんと、自分に合ったタイミングでスタートを切ってくれるものです。

「使わせるかどうか」より、「どんなふうに見守るか」

クレヨンを何歳から使わせるかという問いの本質は、“いつ使わせるか”より“どう使わせるか”にあるのかもしれません。

私が強く実感したのは、親の「見守る姿勢」が子どもに安心感を与えるということ。

「汚すかもしれない」
「食べちゃうかも」
「うまく描けないかも」

そんな心配があるのは当然です。

でも、それでも「やってごらん」と笑顔で渡してあげられたら、その時間はきっと子どもにとって特別なものになります。

最初は紙に線を引くだけかもしれません。

時には机にも床にも描いちゃって、「やめてー!」って叫びたくなるかもしれません(笑)。

でも、そんな“ハプニング込み”のお絵描きこそが、親子の思い出として心に残っていくんですよね。

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最初はお絵描きより“握る”ことに意味がある

上手に描けなくてあたりまえ。それでも意味がある“握る”動作

「ちゃんと絵が描けないから、まだ早いのかな…」

そんなふうに感じてしまう親御さんの声を、これまで何度も聞いてきました。

でも実は、クレヨンを手に持ってなぐり書きをするという行為そのものが、すでにとても大切な発達の一歩なんです。

お絵描きって、結果よりも過程にこそ価値があるんですよね。

線を引く、力加減を知る、色がついたと喜ぶ、そういった一つひとつの行動が、手指の発達や脳への刺激につながっています。

だから、「絵になっていない」ことを気にする必要なんて、まったくありません。

むしろ、「今日もぐるぐる描けたね!」「いっぱい動かせたね!」って一緒に喜んであげることが、その子の“やってみたい気持ち”を育てていくんです。

スプーンやお箸を使う準備にもなる“握る力”

手を使う遊びのなかでも、クレヨンはとても良いトレーニングになります。

というのも、クレヨンを持って動かすという動作は、将来的にスプーンやフォーク、お箸を使うための練習にもなるからです。

手指を自分の意志で動かすって、大人からすれば当たり前のようでいて、実はとても繊細なスキルなんですよね。

うちの子も、最初はクレヨンを持たせても、ただ振り回したり投げたりしていただけでした。

でも、ある日突然、しっかり握って、紙に何かを描こうとしたんです。

思わず「やったー!」と声を出してしまったのを覚えています。

たった一本の線でも、それは子どもにとって大きな進歩。

その積み重ねが、“自分の手でできた”という自信と、手先の器用さにつながっていくんですね。

クレヨンが“道具”になるまでに、必要なのは安心感

大人から見れば「たかが1本のクレヨン」かもしれませんが、子どもにとってははじめて出会う“表現する道具”です。

そしてその道具を「楽しいもの」「安心できるもの」と感じられるかどうかは、最初の体験がどんなだったかによって決まってしまうこともあります。

最初からうまくいかなくても大丈夫。

むしろ、うまくいかない経験も含めて「大人が一緒に楽しんでくれた」という記憶が、子どもの心をほぐしていきます。

私はよく、子どもと同じクレヨンを持って、隣で一緒にぐるぐる描いて見せるようにしています。

大人が楽しそうにしていると、不思議と子どももその空気を感じ取って、自然と手を動かしてくれるんですよね。

「ちゃんと描かなきゃ」じゃなくて、「一緒に楽しもう」という気持ちが、はじめてのクレヨン体験を“成功体験”に変えてくれると、私は信じています。

「まだ握れない」は失敗じゃない。焦らないことが育てる力になる

もちろん、クレヨンを渡してみても、すぐには握ってくれない子もいます。

それは、その子がまだ違う世界に夢中なだけ。

感触遊びだったり、音遊びだったり、好奇心の方向がたまたま“描く”ではないだけなんです。

クレヨンに興味がない様子なら、少し時間を置いて、また別のタイミングでそっと差し出してみる。

あるいは、塗り絵のような「目的のある描く遊び」から入ってみるのも一つの手です。

クレヨンを使う遊びは無限にありますし、スタート地点はどこからでも大丈夫。

育児って、どうしても“他の子と比べてしまう気持ち”が出てきてしまいますよね。

私もたくさんありました。

だけど、比べないこと=その子の力を信じることなんだと、子どもが教えてくれました。

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なんでも口に入れちゃう時期…クレヨンの安全性は大丈夫?

目を離したすきに、パクッ…そんな経験ありませんか?

私が最初にクレヨンを渡したとき、それはもうウキウキしていて、よし!お絵描きデビュー!なんて写真も撮ろうとしていたのに、

次の瞬間、見事に口に入っていて「ギャー!」って叫びかけました。

でも、これって、ほんっとうによくあることなんですよね。

赤ちゃんは、生後半年~1歳前後までは特に、“なんでも口で確認する”という本能的な行動をします。

これは危ないとか、食べ物じゃないとか、まだ判断できないから、口に入れて確かめるしかないんです。

だからこそ、クレヨンを渡すなら、「万が一食べてしまったときの安全性」に配慮されたものを選ぶことがとても大切になってきます。

「安全なクレヨン」ってどういう意味?勘違いしやすいポイントも

最近では「赤ちゃんでも使える」「誤飲しても安心」といったクレヨンが市販されていますよね。

でも、ここでひとつ注意しておきたいのは、“安全”=“食べていい”ではないということ。

たとえば、蜜蝋(みつろう)を主原料にしたクレヨンは、食品由来であることから「口に入れても安全」と言われることが多いです。

確かに、石油系の原料と比べれば体への影響は少ないかもしれません。

でも、着色に使われる顔料の中には、赤ちゃんの体に適さない成分が含まれている可能性もゼロとは言えません。

また、苦味成分を入れることで「口に入れるのをやめさせる」工夫がされた商品もあります。

これは誤飲を防ぐ目的としてはありがたい工夫だけど、それでも食べ物ではない以上、保護者がそばで見守ってあげることが前提です。

どんなに安全性に配慮されたクレヨンであっても、それはあくまで「リスクを最小限におさえるため」の設計。

「絶対に安心」と思い込んでしまうと、逆に注意がゆるんでしまうので、やっぱり“そばで見てあげること”がいちばんの安心材料だと思います。

素材表示のチェックポイントはここを見て

商品パッケージや説明書きを見るとき、どこをチェックすればいいか分からない…という声もよく聞きます。

私の経験上、次のような点に注目すると安心です。

  • 「食品衛生法に基づく検査済」などの記載があるか
  • 「誤飲防止」「苦味成分配合」「天然由来」などの特徴が明記されているか
  • 誤飲対策として、サイズや形状が飲み込みにくく設計されているか
  • 使用対象年齢の目安が表示されているか
とくに年齢の目安は要チェック。

対象年齢が「3歳以上」とされている商品を1歳児に使わせてしまうと、思わぬリスクにつながります。

個人的には、「1歳から使用OK」「赤ちゃん用」と明記されたものから選ぶと安心だと思います。

それに加えて、口コミやレビューで実際の使用感を調べたり、パッケージの裏側をちゃんと読むクセをつけておくと、買い物も失敗しにくくなりますよ。

「食べちゃったかも…」そのとき、どうしたらいい?

子育て中、一度はあるんじゃないでしょうか。

ほんの一瞬目を離したら、クレヨンがべっとり口のまわりについていた…とか、カミカミしてて何だか減ってる気がするとか。

そんなとき、まず大事なのは落ち着くことです。

焦る気持ちは痛いほど分かります。

でも、落ち着いて次の3つを確認してみてください。

  • 「なめただけ?」
    お水やお茶で口をゆすがせて様子を見ます。
  • 「口に残っている?」
    無理に取らず、自然に吐き出せるよう見守るのが基本。
  • 「飲み込んだ?」
    量や様子を確認し、異変があればすぐ医療機関に連絡を。
特に、息苦しそうにしていたり、発疹、嘔吐、下痢などの体調変化があれば迷わず受診。

判断に迷ったときは、小児救急電話相談「#8000」がとても心強い存在です。

実際、私も一度お世話になりましたが、優しく落ち着いた声で対応してもらえたことで、パニックがスーッと引いたのを覚えています。

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万が一、口に入れてしまったら…落ち着いて見守って

「飲み込んじゃったかも…!」と感じたとき、いちばん大切なのは“冷静さ”

子どもが何かを口に入れてしまった瞬間って、時間が止まったような感覚になりますよね。

私も、長男がクレヨンをカミカミしていたとき、顔面蒼白になったのを今でも忘れません。

心臓がバクバクして、変な汗までかいて、「どうしよう、飲み込んだ?」と頭の中が真っ白になってしまって。

でも、そんなときこそ深呼吸です。

まずは親が落ち着くこと。

どんなに安全性に配慮されたクレヨンでも、「絶対に大丈夫」とは言い切れません。

けれど、落ち着いて観察し、正しい対応をとることができれば、ほとんどのケースで大きな問題にはならないことが多いのです。

まず確認すべきは「どの程度口に入れたか」

対処の第一歩は、

「舐めただけなのか」
「噛み砕いて少し食べたのか」
「丸ごと飲み込んでしまったのか」

を確認することです。

舐めただけ

口の中に残った苦味や違和感で、子どもが自分から嫌がることも多いです。

その場合は、清潔なお水やお茶を飲ませて口の中を流す程度で様子見を。

かじった、少量食べた

飲み込んだ量がわかるならメモをとっておくと安心です。

大きな症状がなければ、しばらく体調や排便を観察しましょう。

丸のみしたかも?苦しそう?

呼吸が苦しそう、むせている、声が出せない状態があれば、気道に詰まっている可能性も。

すぐに119番通報をして、指示を仰いでください。

こうした確認が冷静にできれば、その後の行動にも自信が持てます。

そして、「迷ったら相談する」勇気がとても大切です。

症状が出たら迷わず病院へ。ためらわなくて大丈夫

次に注意して見てほしいのが、子どもの体に出るサインです。

たとえば以下のような症状が見られたら、すぐに医療機関を受診してください。

  • 息苦しそうにしている
  • 激しく咳き込む
  • 顔色が悪い、唇が青い
  • 嘔吐、下痢、発熱
  • 発疹やむくみなどの皮膚症状
とくに、何か異物が喉に詰まっているときは、子どもが声を出せなくなったり、無反応になることがあります。

こうした状態は一刻を争いますので、迷わず救急車を呼ぶことが命を守る最善の選択になります。

「こんなことで病院に行ってもいいのかな」と遠慮する必要はありません。

むしろ、早めに動いて「大事に至らなかったね」で済む方がずっといい。

親の勘って、案外あたってるんです。

少しでも気になる違和感があったら、どうか自分の不安を否定せずに行動してくださいね。

迷ったときは、小児救急電話「#8000」を頼って

「症状は軽そうだけど気になる。」
「何科にかかればいいのか分からない。」

そんなとき、とっても心強いのが、小児救急電話相談「#8000」という窓口です。

全国どこからでも、地域の相談センターにつながって、夜間・休日でも小児科医や看護師のアドバイスが受けられる仕組みになっています。

私も何度か電話をかけたことがありますが、深夜でもしっかり対応してもらえて、気持ちがスッと落ち着いたのを覚えています。

「病院に行った方がいいか迷っている」という時には、判断の指針として本当にありがたい存在です。

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手が汚れないクレヨンってあるの!?おすすめクレヨン5選

「クレヨンって汚れるからイヤ」…私もそう思ってました

クレヨンって、子どもは夢中になるけど、親としてはちょっと身構えてしまいませんか?

服が汚れそう、手がベタベタになりそう、床や壁に描かれたらどうしよう…。

私も最初はそうでした。

特に賃貸暮らしだったから、壁に一筆でも描かれたらヒヤヒヤして、つい「やめてー!」って叫びそうになったことが何度もあります。

でも今は、手が汚れにくくて、汚れてもサッと落とせるクレヨンがたくさん登場していて、親のストレスもぐんと減ったなぁと実感しています。

ここからは、実際に私が調べたり使ってみたりして、「これは安心して使わせられる」と思えたおすすめのクレヨン5つを紹介しますね。

どれも、安全性・使いやすさ・汚れにくさのバランスがよくて、「うちの子に合うかも」と思えるポイントを添えてお伝えしていきます。

① サクラクレパス「水でおとせるクレヨン」

まずご紹介したいのが、文具メーカーとしておなじみのサクラクレパスが出している「水でおとせるクレヨン」。

これ、本当に助かるんです。

赤ちゃんって、まだまだ紙の上だけで描くなんて難しいし、気がついたら机や手、時には顔にもぐるぐる~っと描いてしまうことも。

でもこのクレヨン、水拭きでさっと落ちるので、「まあいっか」と心の余裕が持てるんです。

うちでは、クレヨン遊びのあとは濡らしたガーゼで軽く拭くだけ。

石けんもいらず、肌にもやさしい感じがします。

蜜蝋も少し入っているので安心感もあり、そして芯が折れにくいのもうれしいポイント。

「雑に持ってもすぐ折れない」って、クレヨンにとってはかなりの長所ですよね。

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② ベビーコロール(BabyColor)

一度見たら忘れられないユニークな見た目。

それがベビーコロール。

ころんと丸くて、赤ちゃんの手にぴったりフィットする持ちやすさが最大の魅力です。

持ち方がまだ安定していない子でも、にぎるだけでしっかり描けるので、早い時期からクレヨン体験がしやすいんですよね。

しかもこのクレヨン、積み重ねて遊ぶこともできるから、「描く」以外の遊びにもつながるんです。

さらに特筆すべきは、中が空洞になっている構造。

これ、万が一喉に詰まらせてしまっても、空気の通り道が確保されているという設計で、個人的にはすごく信頼しています。

ただし、発色はやや控えめ。

筆圧が弱い子や月齢が低い子には少し描きづらいかもしれないので、最初は大人が補助してあげるといいかもしれません。

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③ シュトックマー 蜜蝋クレヨン

ちょっとお値段は張るけど、長く使える安心クレヨンを探している方にぜひおすすめしたいのが、ドイツのシュトックマー社の蜜蝋クレヨン。

なんと食品レベルの原料で作られていて、口に入れても安心というこだわりぶり。

さらに、普通のクレヨンと比べて手につきにくく、発色がとってもきれいなんです。

透明感のある色合いは、まるで水彩のようで、重ね塗りも楽しめます。

「こどもの創造力を広げたい」と思っている方にはぴったりです。

そしてこのクレヨン、しっかりした硬さがあるので折れにくく、無駄に短くなることもなくて経済的にも◎。

「色も安全性も妥協したくない」という方に心からすすめたい一本です。

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④ くもん出版 すくすくさんかくくれよん

さすがくもん、という感じの、学びの要素をきちんと取り入れたクレヨンです。

この「すくすくさんかくくれよん」は、その名のとおり三角形のかたちをしていて、自然と正しい持ち方が身につきやすい構造になっています。

特に、これからスプーンや鉛筆の持ち方を練習していきたいという時期にはとてもおすすめ。

太めでしっかりしているので、小さな手でも安定して握りやすいですし、力を込めても折れにくいのがありがたいです。

紙巻きではないけれど、手にはあまり色がつかず、机の上でもコロコロ転がらないというのも地味に便利。

「描く動作の練習」として取り入れたいご家庭にぴったりだと思います。

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⑤ ベネッセ しまじろう あんしんクレヨン

子育て家庭でおなじみ、しまじろうでおなじみのベネッセが出しているクレヨンです。

これ、うちも実際に使っているんですが、本当に優秀で安心できる一本なんですよ。

まず、水拭きで簡単に落とせるのがありがたい。

机も床も、塗られた壁も(!)濡れティッシュですぐにピカピカになります。

しかも、原料に安全性の高い素材を使用していて、誤飲対策として苦味成分が入っているので、なめると「おいしくない」と学習してくれるんです。

加えて、芯が柔らかく、軽い力でもしっかり色が出るので、筆圧が弱い子や、まだ手の動きが未発達な子でもスムーズに描けます。

下の子は1歳半でこのクレヨンを握っていて、気づいたら兄と一緒に大作を描いていることもあります(笑)。

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クレヨンデビューはその子のタイミングで。安心して見守ってあげて

クレヨンをいつから使わせるべきかという問いに、明確な正解はありません。

一般的には9ヶ月ごろから握る力が育ちはじめ、なぐり書きを楽しめるようになる子もいますが、それはあくまで一つの目安にすぎません。

大切なのは、「他の子ができているから」ではなく、「わが子が今、どういうことに興味を持っているか」を見つめることです。

クレヨンは、色を塗るためだけの道具ではありません。

自分の手を動かして何かが生まれるという感覚や、自分の意思を形にしていく第一歩。

その一筆一筆の中には、想像力、集中力、自己表現、そして手先の器用さを育てる大きな力が秘められています。

その一方で、赤ちゃんはまだなんでも口に入れて確かめる時期でもあります。

だからこそ、素材にこだわった安全性の高いクレヨンを選ぶことや、必ず保護者がそばで見守ってあげることが何より大切です。

万が一のときにどう対処すべきか、どんな行動が安心につながるかも事前に知っておくと、いざというときにも冷静に対応できます。

「まだ早いかな」と悩む気持ちも、「うまく使えないけど大丈夫かな」と不安になる気持ちも、どれも親として当たり前の感情です。

でも、子どもは自分のペースでちゃんと育っていきます。

その成長のリズムに合わせて、できることを一つずつ増やしていけば大丈夫。

どうか安心して、お子さんと一緒に、最初のお絵かき時間をのびのびと楽しんでくださいね。

クレヨンをにぎる小さな手の中に、未来への大きな力が宿っていますよ。