
天ぷらを作ったあと、衣が余って「どうしよう…」となること、ありますよね。
捨てるのはもったいないし、でも何に使えばいいのかわからなくて、結局そのままシンクに流してしまった、という経験がある人も多いんじゃないかと思います。
実は、余った天ぷら衣はちょっとした工夫でおいしく使い切れるんです。
チヂミ風やお好み焼き風など、フライパン一つでできるものばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
天ぷら衣の余りはリメイクして使い切れる
そもそも、余った天ぷら衣は、捨てなくても十分に使い切ることができます。
天ぷらの衣には小麦粉と卵(または水)が入っているので、そのままいろいろな料理のベースとして応用できます。
食事系にも、おやつ系にも展開できるので、「少ししか残っていない」という場合でも、一品に変えることが十分可能です。
大丈夫ですよ。
難しく考えなくていいんです。
家にある野菜や冷蔵庫の余りものを少し足すだけで、もう一品できあがります。
天ぷら衣の余りをそのまま捨てなくていい理由
「でも、天ぷら専用の衣だし、他に使えるの?」と思う人もいるかもしれません。
実は、天ぷら衣はリメイクにとても向いている生地なんです。
その理由を見ていきましょう。
小麦粉や卵が入っていて生地として応用しやすい
天ぷら衣の基本は、小麦粉+卵+水の組み合わせ。
これって、お好み焼きやチヂミの生地とほぼ同じ材料なんです。
つまり、具材を足して焼くだけで別のメニューに変えられます。
すでに混ぜ合わさっているので、ゼロから生地を作る手間が省けて、むしろ楽なくらいです。
私も最初は半信半疑だったんですが、チヂミにしてみたらびっくりするくらい普通においしくて(むしろ夫が喜んだくらい)、それから余ったときは迷わずリメイクするようになりました。
少量でも一品に変えやすい
「大さじ数杯分しか残っていない…」というときでも大丈夫です。
少ない衣でも、薄く焼いたり、スプーンで小さめに落として揚げたりすれば、立派な一品になります。
「こんな少しで何ができるの?」と思わず、まず具材を足してみてください。
意外と量が増えて、ちゃんと食べられるものができますよ。
工夫次第で食事にもおやつにも使える
塩味系の野菜チヂミ、食べごたえのあるお好み焼き風、子どもが喜ぶウインナーフライ風……と、アレンジの幅が広いのも天ぷら衣のいいところです。
甘めのドーナツ風にすることも一応できます(ただし衣の状態によります。後で詳しく説明します)。
甘くも塩味にも寄せられるので、その日の気分や家族の好みに合わせて使い分けやすいのがうれしいポイントです。
天ぷら衣の余りを使う前に気をつけたいこと
リメイクの前に、一つだけ確認してほしいことがあります。
「もったいないから全部使いたい!」という気持ちはよくわかるんですが、状態の確認をせずにそのまま使うのは避けた方がいいケースもあります。
おいしく使い切るために、まず以下のポイントを押さえておきましょう。
時間を置きすぎた衣は状態を確認する
天ぷら衣には卵が入っているものも多く、常温で長時間放置すると傷みやすいです。
目安として、常温で2時間以上経過した衣はにおいや見た目を必ず確認してください。
少しでも異臭がしたり、色が変わっていたりする場合は、無理に使わない方が安心です。
冷蔵庫に入れておいた場合でも、当日中に使い切るのが基本と考えてください。
以前、天ぷらのあとにうっかり衣を常温に置きっぱなしにしてしまって、3時間後に使おうとしたことがあります。
においを確認して問題なかったので使いましたが、それ以来は天ぷらが終わったらすぐ冷蔵庫に入れるようにしています。
具材の味や揚げ油の風味が残ることもある
天ぷらを揚げているときに衣に移った食材の風味や、揚げ油のにおいが残っている場合があります。
特に魚介類を揚げたあとの衣には独特の風味がつくことも。
甘いリメイク(ドーナツ風など)より、しょうゆやソースで食べる塩味系のリメイクの方が向いていることが多いです。
元の衣の状態を見ながら方向性を決めると失敗しにくくなります。
水分量を調節すると失敗しにくい
余った衣がゆるすぎると感じる場合は小麦粉を少し足して、逆に固すぎるときは水を少し加えてみてください。
焼きものにするならやや固め、揚げものにするなら天ぷらと同じくらいのゆるさが目安です。
「なんか水っぽいな」と思ったら、粉を少し足してから使うことをおすすめします。
天ぷら衣の余りを活用しやすいリメイクアイデア
ここからは、実際に使いやすいリメイク方法を7つ紹介します。
どれも家にある材料でできるものばかりなので、気軽に試してみてください。
野菜を混ぜてチヂミ風に焼く
ねぎ、にんじん、玉ねぎなど、冷蔵庫に残っている野菜を細切りにして混ぜ、フライパンで両面焼くだけ。
ポン酢やごま油入りのタレで食べると、立派なおかずになります。
衣の量が少なくても野菜をたっぷり入れれば食べごたえが出るので、使い切りたいときに特に向いています。
お好み焼き風にして食べごたえを出す
キャベツをざく切りにして混ぜ、豚バラやちくわを加えると、ボリュームたっぷりのお好み焼き風になります。
冷蔵庫の余りもの整理にもなるので、週末の昼ごはんにぴったりです。
ソース+マヨネーズ+青のりで食べれば、大人も子どもも満足できます。
うちではキャベツと豚肉で作ったら、普通のお好み焼きより生地が少しサクッと軽い感じになって、子どもたちに好評でした。
卵を一個追加するとさらにまとまりがよくなりますよ。
スプーンで落として簡単かき揚げ風にする
残った衣にねぎや干しエビ、コーンなどを混ぜて、スプーンですくって油に落とすだけ。
本格的なかき揚げと違って形をきれいに作る必要がないので、気楽に作れます。
天つゆや塩で食べると、天ぷらの続きみたいで自然においしくいただけます。
ウインナーやチーズにからめておやつ風にする
ウインナーやさけるチーズに衣をからめてフライにすると、子どものおやつや軽食にぴったりです。
衣が少量でも一本ずつからめていけば、それなりの量ができます。
ケチャップで食べると喜ばれますよ。
青のりや紅しょうがを入れて風味を変える
具材を特に増やさなくても、青のりや紅しょうがを混ぜるだけでぐっと風味が豊かになります。
そのまま薄焼きにしてソースをかければ、たこ焼き風の味わいに近づけます。
余った衣がほんの少しのときにも使いやすい方法です。
甘くしてドーナツ風にする方法もある
砂糖を少し加えて油で揚げれば、ドーナツ風のおやつにできます。
ただし、魚介類を揚げたあとの衣や、油のにおいが強く残っているものには向いていません。
野菜だけを揚げたあとの比較的クセのない衣のときに試してみてください。
青じそや天かすをプラスして風味を底上げする
余った天かすがあれば衣に混ぜると、食感に変化が出ておいしくなります。
青じそをちぎって入れると爽やかさもプラスされ、シンプルな焼きものでも風味豊かな仕上がりになります。
冷蔵庫の余り食材と合わせると使い切りやすい
天ぷら衣単体で考えると「何に使えばいいの?」となりがちですが、冷蔵庫の中途半端な食材と組み合わせると、ぐっと使いやすくなります。
節約にもなるし、食材整理にもなるので一石二鳥です。
野菜の切れ端を入れてもう一品にする
玉ねぎの残り、にんじんの端っこ、ピーマン半分、じゃがいも少し……といった中途半端な野菜たちが、天ぷら衣と組み合わせることで立派な一品に変わります。
細く切って混ぜるだけなので、難しいことは何もありません。
冷蔵庫整理の強い味方にもなります。
ちくわやツナで旨みを足す
ちくわを輪切りにして混ぜると、旨みがプラスされて味がしっかりします。
ツナ缶を少し加えるのもおすすめです。
子どもも食べやすい味になりやすいので、夕食のもう一品にも使いやすいです。
チーズやコーンで食べやすく仕上げる
ピザ用チーズやコーン缶は、余った衣と相性がいい食材の定番です。
焼いたときにチーズが溶けてまとまりやすくなり、失敗しにくいのも嬉しいポイント。
お弁当の一品にも向いています。
天ぷら衣の余りをリメイクするときに避けたい使い方
リメイクはしやすいとはいえ、やってしまうと仕上がりにがっかりしやすい使い方もあります。
事前に知っておくと失敗が減るので、頭の片隅に入れておいてください。
長時間置いた衣をそのまま使う
前述のとおり、常温で時間を置きすぎた衣は状態が変わっている可能性があります。
「もったいない」という気持ちはわかるのですが、においや見た目が気になるときは無理に使わない方がいいです。
安全を優先することが一番大切です。
水っぽいまま無理に焼く
衣が薄いままフライパンに流し込むと、べちゃっとした仕上がりになりやすいです。
焼く前に小麦粉を少し足して、スプーンですくって落とせるくらいのかたさにしてから焼くようにしましょう。
水っぽさはちょっとした調整で解決できることが多いです。
具材を入れすぎてまとまらなくなる
「せっかくだからたくさん入れよう!」となりがちですが、衣より具材が多すぎると焼いているときにバラバラになってしまいます。
目安として、具材は衣と同量か少し少なめくらいを意識すると焼きやすくなります。
食べやすさとまとまりのバランスが大切です。
迷ったときは焼きもの系リメイクから始めると失敗しにくい
「どれから試せばいいかわからない」という人には、まずフライパンで焼くリメイクから始めることをおすすめします。
揚げものより油が少なくて済み、後片付けもずっと楽です。
フライパン調理なら初心者でも扱いやすい
フライパンに薄く油を引いて、衣を流し込んで焼くだけ。
火加減を見ながら様子が確認できるので、揚げものより失敗しにくいです。
料理に慣れていない人や、洗い物を増やしたくない日にも向いています。(揚げ油の後片付けって、地味にしんどいですよね)
味つけで失敗をカバーしやすい
少し焼き色がつきすぎたり、食感がもちっとなりすぎたりしても、ソースやしょうゆ、マヨネーズをかけることで気にならなくなります。
「完璧な仕上がりじゃなくても食べられる」という気楽さが、リメイク料理のいいところでもあります。
天ぷら衣の余りは無理なくおいしく使い切ればいい
余った天ぷら衣の使い道を振り返ると、大切なのは以下のポイントです。
- 小麦粉と卵が入っているので、チヂミやお好み焼き風の生地として使いやすい
- 使う前はにおいや見た目で状態を確認してから使う
- 水分量が気になったら、粉か水で少し調整してから使う
- 冷蔵庫の余り野菜やちくわ、チーズと合わせるとさらに使い切りやすくなる
- 初めてのリメイクは、フライパンで焼く方法から試すと失敗しにくい
「余った衣を活用できた」という小さな達成感って、じわじわ嬉しいんですよね。
捨てなかった自分、えらい(笑)。
完璧な一品じゃなくてもいい。
家族が「おいしい」って言ってくれたら、それで十分だと思います。
次に天ぷらを作るとき、衣が余っても「もったいない…」じゃなく「さて何にしようかな」って思えたら、きっと料理がもう少し楽しくなりますよ。