「大さじ、小さじ…1/2…」
軽量スプーンがあればいいのですが、ないときは困ったものです。
自分で食べる分なら「目分量で失敗してもいいかな~」と思うものの、誰かに料理をふるまうときは、そうはいきませんね。
料理に慣れてくると、大体感覚で分かるものです。
でも、私も料理をしはじめたころはそうはいかずに、毎回きっちり計っていたものです。
そんな私にとって「計量スプーン」、は料理をするときに欠かせないアイテムでした。
料理でよく使う「塩と砂糖」ですが、同じ「大さじ1杯」でも、重さが違うことは知っていましたか?
同じ「大さじ1」でも重さが違うので、はかりで量るときには要注意なんです。
ちなみに「上白糖の場合、小さじ1の重さは3g」です。
ここで、なぜ「上白糖の場合」と言ったかというと、砂糖でも種類によって微妙に重さが違うものがあるからなんです!
小さじ一杯をグラム換算すると?物によってこんなにも違うの?
まず、「砂糖」と一口に言っても、いろいろ種類があります。
大きく分けただけでも
- 上白糖
- グラニュー糖
- 三温糖
お料理初心者にしてみると「えー!砂糖だけで3種類もあるの!?」と気がめいってしまいますね。
でも安心してください。
普段の料理で使われる砂糖は、圧倒的に「上白糖」が多いです。
なので「砂糖=上白糖」と思っていて大丈夫です。
また、グラニュー糖はお菓子作りによく使います。
三温糖は茶色い砂糖で、3つの砂糖の中では微々たるものですが「一番カロリーが低いもの」となっています。
そして「小さじ1」に対しての重さですが
- 上白糖は3g
- グラニュー糖は4g
- 三温糖は3g
わたしは以前は、砂糖や塩など調味料は全て同じ重さだと思っていたので、料理を失敗したことがあります。
恥ずかしい思い出です…。苦笑
同じ砂糖でも重さが違うということは、もちろん塩などの他の調味料も「重さは違う!」ということを覚えておきたいですね。
ちなみに塩の場合
- 小さじ1で6g
- 大さじ1で18g
小さじと大さじの重さはどれくらい?小さじがあれば大さじも計れるって本当?
ちなみに、重さは「小さじ1に対して大さじ1は、塩でも砂糖でも何の調味料でも3倍」となります。
なので、小さじ1が量れる計量スプーンがあれば、小さじ1×3杯で大さじ1もはかれるということですね。
これを知っていると、とっても便利ですよ~。
意外と知らない「小さじ1杯」の正しい計り方
小さじや大さじは、計量スプーンにすりきり1杯分で量をみることになります。
計量スプーンにふんわりとすくってから、へらなどで平らにしたら「すりきり」分で計ることができます。
山盛りに計量スプーンに入れてしまうと、量りたい分より多くなってしまうので要注意ですよ。
ただ、醤油などの液体を量る場合は、すりきりではなく「スプーンいっぱいに入れて、表面張力で盛り上がっている状態」が正解です。
粉状のものと液状のもので、量り方が少し違うのは気を付けたいですね。
計量スプーンがないときに知っているととっても便利な計り方
ただ、家に計量スプーンがないときに「小さじ1」なんて言われても困りますよね。
それぞれの重さを知っていれば、はかりで量ってもいいですがちょっと面倒です。
そんなときには、ペットボトルのキャップを使いましょう。
実は、ペットボトルのキャップ2杯分で、大さじ1となるんですね!
また小さじ1は、ペットボトルキャップ1杯分の2/3の量となります。
ペットボトルは家にあることが多いので
- ペットボトルのキャップ2杯分=大さじ1
- ペットボトルキャップ1杯分の2/3=小さじ1
女子は知っておきたい「小さじ一杯のカロリ―」!砂糖のカロリーはどれくらい?
一番良くつかわれる砂糖(上白糖)は、小さじ1で12kcalです。
グラニュー糖は15kcal、三温糖は11kcalです。
やっぱり「三温糖が一番低カロリー」ということになりますね。
三温糖は上白糖よりも香ばしさがあるので、和食で使われることが多くて
- 煮物
- 照り焼き
塩は、小さじ1でも大さじ1でも0kalです。
どれだけの量になっても0kcalですが、もちろん塩分の摂りすぎは体に良くないので、使う量には気を付けてくださいね。
てんさい糖やきび砂糖は小さじ1で何グラム?そのカロリーは?
てんさい糖やきび砂糖って、なんだか体によさそうで、使ってみたいと思っていえう人も多いのではないでしょうか?
でも、上白糖やグラニュー糖、三温糖の小さじ1の重さやカロリーについて見てきましたが、
- てんさい糖
- きび砂糖
てんさい糖は小さじ1で何グラム?
まず、てんさい糖の重さとカロリーについてです!
てんさい糖は小さじで4g、カロリーは15kcalほどです。
なので、上白糖と比べると、てんさい糖の方が「重さもカロリーも少しだけ多め」ということですね。
ちなみに大さじだと12g、カロリーは47kcalになります。
てんさい糖ってなに?どうやって作られているものなの?
てんさい糖ってなに?という方もいますよね
てんさい糖の原料になる「てん菜」は、
- じゃがいも
- 牛乳
ではこの「てんさい糖」はどのように作られているものなのでしょうか?
まず、てん菜の根は細かく切ってお湯につけると、糖分を抽出します。
その糖分をろ過して煮詰めていくと、
- 砂糖
- 糖蜜(とうみつ)
この「てん菜から抽出されて結晶化した砂糖」は、グラニュー糖や上白糖になります。
そして残った「琥珀色をしている糖蜜」が、てんさい糖の正体なんです!
この「てんさい糖」には、カルシウムやカリウムが多く含まれています。
そして他の砂糖との一番大きな違いは、「天然のオリゴ糖が含まれている」ということなんです。
やさしい甘さでまろやかですし、体にも良いというのは魅力的ですよね!
砂糖をてんさい糖に置き換えるときの分量は?
上白糖よりも栄養豊富なてんさい糖、砂糖の替わりに使ってみたくなりますよね。
砂糖をてんさい糖に置き換えるときの分量は次の通りです。
「砂糖大さじ1」=「てんさい糖大さじ1~2」
このように、てんさい糖を使うときの量は、上白糖のときとほぼ同じ分量だと考えて問題ありません。
ただ、てんさい糖の方が砂糖よりも甘味がマイルドです。
そのマイルドさゆえに甘さを感じにくくもあるので、しっかり甘味が欲しいときは多めにてんさい糖を入れて調節するとよいでしょう。
ただ当然ですが、多めにてんさい糖を使う場合には、カロリーもその分増えるという点に気を付けたいですね。
砂糖の代用品としててんさい糖を使うとき、分量は砂糖とほとんど同じで大丈夫です。
でも、砂糖とてんさい糖であきらかに違うところがあります。
それは、「色」です。
砂糖は上白糖の名前の通り、白い色をしています。
一方のてんさい糖は、琥珀色(こはくいろ)、すなわち茶色をしているのです。
なので、てんさい糖で生クリームなどを作ると、真っ白にならずうっすら色がついてしまいます。
出来上がりの色味が気になる料理の場合、てんさい糖を砂糖の替わりとして使うのは気を付けた方がよいでしょう。
てんさい糖はミネラル豊富で天然のオリゴ糖が含まれており、とても体によいです。
上白糖よりも血糖値の上昇が緩やかで、糖尿病の人の食事にも使われることが多いです。
ぜひ砂糖の置き換え食品として、てんさい糖を取り入れてみてくださいね。
きび砂糖は小さじで何グラム?
そして次に、きび砂糖について見ていきましょう。
まず、きび砂糖の重さは、小さじで4gです。
きび砂糖のカロリーは16kcalになりますよ。
ですので、
重さで見ると
「きび砂糖(4g)=てんさい糖(4g)>上白糖(3g)」
カロリーで見ると
「きび砂糖(16kcal)>てんさい糖(15kcal)>上白糖(12kcal)」
という感じになりますね。
ちなみにきび砂糖の場合、大さじだと12g、カロリーは48kcalです!
きび砂糖は、その名の通り「さとうきび」から作られています。
まずは、さとうきびを砕いて絞ると液体がでてきます。
その液体を精製する最中に煮詰めていくと、「きび砂糖」を作ることができます。
見た目は茶色っぽい砂糖で、上白糖よりもまろやかな味わいです。
ほんのりさとうきびの風味がすることでも有名ですよ。
少しでも体に良い砂糖を使いたい!という場合。
ご紹介をしたてんさい糖やきび砂糖はおすすめですよ。
小さじ一杯は何グラム?のまとめ
料理に慣れてくると、目分量で大体つくることができますが、料理初心者にとっては全部きっちり量りたいものです。
彼に料理をふるまうときは、なおさら慎重になりますよね。
とっても気持ちわかります。
簡単なおかず料理ならまだしも、お菓子やパンを作るときは「分量」が特に大事です。
計量スプーンがないときは、はかりやペットボトルなどを利用して量るようにしてくださいね。
これは知っていると、キャンプなどの野外での調理のときなんかにすごく便利ですよ!