夜泣きを放置しても大丈夫?罪悪感を手放す3つの考え方

夜泣きが続いて、どうしても体が動かなかった夜。

そのまま少し待ってしまって、翌朝「あれでよかったのかな…」と胸がモヤモヤしていませんか?

「ちゃんとしたお母さんはすぐに飛び起きているはずなのに」って、自分を責めてしまっていたりしますよね。

この記事では、夜泣きを一時的に放置してしまうことへの不安や罪悪感を和らげながら、今夜から少しだけ楽になれるヒントをお伝えします。

読み終わったあと、「そんなに自分を責めなくてよかったかも」と思ってもらえたら嬉しいです。

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夜泣きを少し待ってしまっても、あなたはひどいお母さんじゃない

はっきり伝えさせてください。

疲れ果てて少しの間、夜泣きに対応できなかったことは、育児放棄でも虐待でもありません。

医師監修の育児情報でも、「赤ちゃんの安全が確保されているのであれば、ママ・パパは自分の心身を休める時間も少しつくってください」という考え方が示されています。

毎回すぐに対応することが正解なのではなく、育児を毎日安全に続けられる状態でいることの方が大切なんです。

心配なのは「赤ちゃんが少し泣いている」ことよりも、睡眠不足と疲労で追い詰められ続けている親の方だ、ということも専門家の間では言われています。

まずは「大丈夫ですよ」とお伝えしたくて。

生後9ヶ月のころ、夜泣きが1時間以上続いたある夜、私はもう体が動かなくて、泣き声を聞きながら布団の中でぎゅっとシーツを握っていました。

翌朝、保健センターの保健師さんに正直に打ち明けたら、「お母さんが壊れてしまう方が大変ですよ。

少し待たせることは問題ないんです」と言ってもらえて、涙が出るくらい救われました。

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なぜ「少しの間待つ」がそこまで問題になりにくいのか

「放置=ひどいこと」という思い込みがあると、調べること自体がつらくなってしまいますよね。

でも、ここで言う「少しの間待つ」ことは、意図的に育児を放棄することとは全く別の話です。

夜泣きは「成長の証」でもある

夜泣きは、生後8〜10ヶ月ごろにピークを迎え、1歳半前後に落ち着いてくることが多いとされています。

これは脳や神経が発達し、睡眠サイクルが少しずつ大人に近づいていく過程で起こる自然なことです。

つまり、赤ちゃんに深刻な問題があるから泣いているわけではない。

正常に育っているからこそ起こる現象でもあるんです。(「正常に育っているから大変」って、ちょっと複雑な気持ちになりますよね)

夜泣きはいつか必ず落ち着きます。

今がいちばんしんどい時期かもしれないけれど、これは終わりのある話です。

親の疲弊の方が、赤ちゃんへの影響が大きいことも

育児に関する研究では、親が睡眠不足や疲労で追い詰められると、日中の育児の質や赤ちゃんとの関わりに影響が出やすいとされています。

夜に少し待たせてしまうことよりも、毎日ぐったりしたまま育児を続けることの方が、長い目で見ると影響につながりやすいという見方もあります。

完璧な夜泣き対応を毎晩続けることより、体と心を保ちながら育児を続けることの方が、赤ちゃんにとっても良いことかもしれません。

罪悪感を持っているということは、ちゃんと子どもを見ている証拠

「放置してしまった…」と翌朝後悔しているということは、子どもへの愛情があるからです。

気にかけながら、やむを得ず少し待った状態は、育児の放棄とは全く違います。

本当に無関心な人は、罪悪感すら感じません。

罪悪感があなたを責めているなら、それはあなたが十分すぎるほど頑張ってきた証拠でもあります。

私も夜泣きを少し待ってしまったとき、布団の中で耳をふさぎながら、ずっと泣き声を聞いていました。

無視していたんじゃない。

ただ、もう体が動かなかっただけ。

あの夜の自分を責めなくていいって、今ならそう思えます。

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夜泣きの「少し待つ」を上手に乗り越える3つの方法

「じゃあ、具体的にどうすればいい?」という部分をお伝えします。

全部やる必要はありません。

「これならできそう」と感じるものから試してみてください。

①「5分だけ様子を見る」ルールを自分の中で決めておく

「泣いたらすぐに行かなければ」と思い込んでいると、一瞬でも待ってしまった自分を責めてしまいます。

でも、「まず5分だけ様子を見て、泣き続けるなら対応する」という自分なりのルールを事前に決めておくと、罪悪感が和らぎやすくなります。

海外でも広く知られている「ねんねトレーニング(ネントレ)」の考え方のひとつに、段階的に様子を見る時間を延ばしていく方法があります。

医学的な研究でも効果と安全性が確認されているとされており、「泣かせること=かわいそうなこと」とは必ずしも言えないようです。

ネントレはすべての家庭や赤ちゃんに向くわけではないので、無理に取り入れる必要はありません。

まずは「少し待ってもいい」という許可を自分に出すだけでも、気持ちがぐっと楽になります。

②夜泣き対応をパートナーや家族と交代する

一人で全部抱えていませんか?(もしパートナーがいびきをかいて爆睡しているなら……気持ちはわかります、とても)

夜泣き対応を交代制にするだけで、ぐっと楽になることがあります。

  • 曜日で担当を分ける(例:平日はママ、週末はパパ)
  • 「最初の夜泣きはパパが担当」など役割を決めておく
  • 実家や義実家に数日間預かってもらう

「自分が全部やらなければ」と思い込んでいるだけで、意外と頼れる人がいることもあります。

頼ることは弱さじゃない。

育児はチームでするものです。

我が家は夜泣きのピーク期に、土日の夜泣き対応だけパートナーに任せることにしました。

最初は「俺じゃ泣き止まない」と渋っていたけど、やってみたら意外と何とかなって。

私が久しぶりにまとまって眠れた翌朝は、本当に気持ちが別人みたいで。

あんなに違うものかと驚きました。

③日中に「意識的に休む時間」をつくる

夜の睡眠不足は、日中のどこかで補うしかありません。

赤ちゃんが昼寝しているあいだに一緒に横になる、誰かに短時間でも見てもらって自分だけの時間を作る、これだけで夜の気持ちの余裕がかなり変わります。

「昼寝している間くらい家事をしなきゃ」という気持ち、すごくよくわかります。

でも今いちばん大事なのは、あなたが回復することです。

ちょっとくらい洗い物が溜まっても、赤ちゃんはちゃんと育ちます。(洗い物は逃げないけど、あなたの体力は逃げていく一方なので)

これだけは要注意!夜泣きで絶対にやってはいけないこと

「少し待つ」のと「危険な状態を放置する」は、まったく別のことです。

以下のような場合は、すぐに確認しに行ってください。

  • いつもとまったく違う泣き方(甲高い・息が詰まるような泣き声)
  • 発熱・嘔吐など体調不良のサインがある
  • 30分以上泣き続けている
  • 泣き声が急に止まって、その後まったく声がしない

そして、もっとも大切な注意点があります。

夜泣きへのイライラが限界になったとき、「強く揺さぶる」ことは絶対にやめてください。

「揺さぶられっ子症候群」と呼ばれる状態につながるリスクがあり、赤ちゃんの脳に深刻なダメージを与える可能性があります。

感情が爆発しそうなときは、安全な場所(ベビーベッドや布団の上)に赤ちゃんを置いて、自分が別の部屋に移動することが正解です。

その場を離れることは逃げじゃなく、赤ちゃんを守るための正しい判断です。

まとめ:夜泣きを放置してしまった自分を、責めなくていい

この記事でお伝えしたかったことを、最後に整理します。

  • 疲れ果てて少しの間、夜泣きに対応できなかったことは育児放棄ではない
  • 夜泣きは生後8〜10ヶ月にピークを迎え、1歳半ごろには落ち着くことが多い自然な成長の過程
  • 親が追い詰められ続ける方が、長い目で見て育児全体に影響しやすいとされている
  • 「5分待つ」「交代制にする」「日中に休む」など、無理なくできることから始める
  • 体調変化のサインや長時間の泣きには必ず対応、揺さぶりは絶対NG

夜泣きがつらいのは、あなたが弱いからじゃない。

毎晩一生懸命向き合ってきたからこそ、限界がきているんです。

今夜もまた「泣いたらどうしよう」と思いながら布団に入るあなたへ。

今日一日、赤ちゃんをちゃんと抱っこして、ごはんをあげて、笑いかけた。

それだけで、十分すぎるほど合格です。

「今夜は少しだけ様子を見てみようか」くらいの、小さな一歩から始めてみませんか。

完璧じゃなくていい。

続けられることの方が、ずっと大事なんです。