離乳食の卵の進め方!毎日食べさせていいのはいつから?

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離乳食を進める中で気になることの一つに、「アレルギー」があります。

自分はアレルギー体質じゃない、という方でも卵がアレルギーの原因になる可能性があるということはご存じの方が多いと思います。

友人の子に何人か卵アレルギーの子がいて、いつも成分表示を見ながら買い物をするので苦労していると聞いたことがありました。

そのため、上の子が離乳食で卵をあげるときはドキドキしていましたが、特に何も反応がなくほっとしました。

そして下の子が生まれて離乳食の時期。

自分にはアレルギーがないし、上の子も大丈夫だったからと変に安心していたのですが。

でも離乳食で「卵とじうどん」をあげた日の夜、お風呂でお腹に小さな発疹をいくつか見つけました。

自分が思っていたアレルギーの反応よりもだいぶうっすらしたものだったし、子どもの様子も普段通りだったのですが、念のため卵はストップしました。

その日から数日後に10か月健診に行く予定だったので、そのときに先生に質問してみると、アレルギー専門の病院を紹介されました。

血液検査をしてもらうと、卵白(オボムコイド)で一番低いレベル1の結果が出ました。

先生には「よく発疹見つけたね」と言われました。

この程度なら、もしかしたらそのうち体も大きくなって、少しずつ量を増やして問題なく食べられるようになったのかもしれませんが、念のため、通院をしました。

毎回炒める時間を変えた炒り卵を病院に持参して食べさせて様子を見る「付加試験」をするための通院だったのですが、これがものすごく大変で…。

通院中は、友人のように成分表示を見ながらの買い物をしていました。

すごく面倒でしたし、買い物をするたびに「この子はアレルギーなんだ」と思い知らされている気がして辛かったです。

アレルギーの子供がいる方はこの思いを毎日しているんだなと身につまされました。

病院の先生との相性もあまりよくなく大変だったのですが、なんとか4か月ほどの通院を終えました。

3歳になった現在は、生卵も少しずつ食べさせることもできているので、「アレルギーなし」ということで良いと先生には言われました。

特に薬で治療したわけではないので、体が大きくなったおかげかなと思います。

その後は、卵由来のインフルエンザの予防接種を初めて受けさせるときに慎重になったことぐらいで普通に生活できているのでほっとしています。

私が子どもの発疹に気づけた理由は、

「食べたものをメモしていた」
「お風呂で観察をした」

という単純なものなのですが、もしスルーして続けて食べさせていたらと思うと少し怖く思います。

今回は、我が家でもこのような悩みのタネであった、離乳食の卵の進め方について、詳しく見ていきましょう。

離乳食の卵の進め方!1回で与える量で気を付けたいポイント

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卵は、卵黄と卵白に分かれていますよね。

卵黄は、卵白よりもアレルギーが出にくいらしく(我が子のアレルギーも卵白のみでした)、離乳食に慣れてきた頃の初期から与えて良いそうです。

厚生労働省の定める卵を1回で与える量が改訂された結果

以前は、卵黄は離乳食中期からの食材だったようですが、2019年3月に厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」が改訂されて初期からでもOKとなりました。

「厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」」
※33ページ頃から詳しく記載があります。

このガイドによると、1回で与える量については

  • 初期(生後5~6か月頃)・・・卵黄などを試す
  • 中期(生後7~8か月頃)・・・卵黄1個~全卵3分の1
  • 後期(生後9~11か月頃)・・・全卵2分の1
  • 完了期(生後12~18か月頃)・・・全卵2分の1~3分の2
となっています。

国がこう言っているのですから、それが正しいのでしょうが、私は卵に慎重になっていたので「こんなに与えて大丈夫なのか?!」と思ってしまいます。

この考えのままおばあちゃんになったら、将来孫ができたときに「その考え方古い!」と、自分が親世代に感じていたのと同じように思われてしまうのかもしれません。笑

アレルギーの原因になるものは、できるだけ遅く与えたいと思っていたのですが。

それについても「遅く与えたからといってアレルギーの発症に関係ない」というような内容がガイドに書いてありました。

初期の卵黄を与える量について、ははっきりと明記されていませんでした。

個人的には、他の食材を与えるときと同じように、ひとさじから試していけばいいのではないかなと思います。

そして、与えるときにはしっかりと火を通すこと。

固いゆで卵を作り、卵黄だけポコッとはずして使ってください。

茶こしなどで卵黄を裏ごしして、パラパラっと食材にかけたら黄色がぱっと華やかでおいしそうに見えますよ。

茹でた卵黄単体だけではパサパサしているので、何かと混ぜてあげてください。

万が一、アレルギー症状が出たときに病院に行けるように、初めて与えるときは平日の午前中にしましょう。

いつ、どのような食材を与えたかのメモや、与えたあとの体の変化のチェックも忘れないように!


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離乳食が完了期に入ったら卵は毎日あげても大丈夫?

卵は「完全食」と呼ばれるほど栄養がある食べ物です。

しかし、毎日あげるのは…あまりおすすめしません。

大人でも毎日卵を欠かさず食べているという人はあまりいないですよね。

もし、アレルギーなどの症状が出ていたとしても、毎日食べさせていたら気づくことができません。

毎日でなかったら、「卵を食べさせたときだけ様子が違う」と気付けるきっかけにもなります。

多くとも、数日おきにしましょう。

離乳食の卵を冷凍保存できる!?便利に使えるおすすめレシピ

実は、離乳食の卵は冷凍保存が可能です。

一度に作り置きをして冷凍ができると、毎日の離乳食づくりが少し楽になりますよね。

冷凍が可能な卵を使ったレシピをいくつか紹介します。

まずは基本のゆで卵

固ゆでにした卵の黄身は冷凍保存ができます。

白身は冷凍すると固くなってしまうので、冷凍をするのは黄身だけにしましょう。

固ゆでにした卵の黄身を刻む、すり潰すなどします。

細かくした卵の黄身を1回分ずつ小分けにして冷凍しておくと便利ですね。

黄身をおかゆや野菜とそのまま混ぜるだけで、主食やおかずとしてと使えて便利ですよ。

薄焼き卵

熱したフライパンに油をひいて、よく溶いた卵を流しいれ、1食分程度の量で薄焼き卵を作ります。

生焼けの部分がないように、必ずしっかりと火を通してください。

出来上がった卵を十分に冷まして、ラップに乗せてくるくると巻いて冷凍保存します。

巻くことでで卵が破れにくくなり、オススメです。

解凍してオムライスに乗せたり、小さく切って料理に乗せると華やかになりますよ。

離乳食後期からの卵焼き

手づかみが始まる離乳食後期にオススメの卵焼きも冷凍が可能です。

私が良く作っているレシピを紹介します。

材料(2食分)

  • 卵 1個
  • 粉末だし 小さじ1/2
  • かつおぶし 小さじ2
  • 青のり 適量
  • マヨネーズ 少々

作り方
すべての材料をよく混ぜます。

熱したフライパンに油をひいて、卵液を流し入れ、くるくると巻いていきます。

残りの卵液を使い、同じように巻いて、卵焼きを作ります。

内側になる部分にもしっかりと火を通してください。

(私は、卵1つで卵焼きを作る場合、卵焼き器の上半分のみを使って作ります。

こうすると、少ない卵液でも厚みのある卵焼きができますよ。)

出来上がった卵焼きは粗熱をとり、食べやすい大きさに切ります。

1回分ずつに分け、ラップで包みジップロックなどに入れて冷凍保存します。

パサつきが気になる場合は、片栗粉を小さじ1/2ほど混ぜて作るとしっとりしますよ。

私は、かつおぶしの代わりににしらすを入れることも多いです。

ひじきやみじん切りにした野菜、そぼろなどを入れるのも、いろんな食材を一気に摂れるのでオススメですよ。

紹介したレシピで、冷凍した離乳食はは、1週間を目安に食べきってくださいね。

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離乳食での卵の進め方!のまとめ

離乳食での卵の進め方についてお伝えしてきましたが、最後にポイントをまとめておきますね。

  • 卵はアレルギーの原因になる食材の一つ
  • 離乳食初期、固ゆで卵の卵黄のみ、ひとさじから始める
  • 初めて与えるときは、病院のあいている時間に
  • 食べた食材のメモや、食後の体の変化に注意
  • 完了期でも全卵3分の2まで
  • 毎日与えず、多くとも数日おきに
万が一、子供にアレルギー症状が出たとしても、大きくなるにつれて症状が薄れていくこともあります。

ただ、自己判断で進めていくのは危険な気がしますので、大げさかなと思うかもしれませんが、病院に相談されることをオススメします。

子供の変化に気づけるのは、おうちの方だけです。

アレルギーがないのが一番良いですが、卵がダメでも食べられるスイーツもありますし、あまり悲観されませんように!

あと、「離乳食の強い味方」といえば、やはりお豆腐ですよね!

そんな離乳食のお豆腐を冷凍保存するということについてを

離乳食での豆腐を冷凍してもパサパサにならない方法

に詳しく綴っていますので、今日意味のある方は参考にしてみてくださいね。