臨月も間近になってきた頃。
そろそろ赤ちゃんの肌着や服の水通しをしようかなと考えられている方も多いと思います。
水通しをする理由には、
「買ったばかりの服についている糊(のり)を落として吸水性を高めるため」
「ゴワゴワ感をなくして柔らかくするため」
「ホルムアルデヒドを除去するため(ホルムアルデヒド…防虫剤などについている、赤ちゃんの肌に刺激を与える可能性のある物質)」
などがあります。
そして「水通し」とは、文字通り「水のみで洗う」だけでOKです。
洗剤や柔軟剤は使用しなくて良いです。
そのため、大きな桶に水を入れて手洗いしても良いのですが、その作業は大きなお腹でするには大変なことなので、洗濯機を使っても大丈夫です。
めんどくさがりの私は、もちろん、洗濯機で洗いました。
そのときに、少し気を付けていただきたいのが、「洗濯機の掃除」です。
洗濯機の掃除、されたことありますか?
我が家は、結婚してから子どもが生まれるまでの1年間、一度も掃除をしたことがありませんでした。
夫婦二人だけの服を洗う場合は、洗濯する量も少ないですし、洗濯機のニオイも気になったことがなかったのでそのまま使っていました。
しかし、繊細な赤ちゃんが着る服を洗うときに、ふと、洗濯機本体の汚れは大丈夫なのかと気になり、初めて掃除をしました。
水がきれいであっても、洗濯機が雑菌やカビだらけであれば意味がありませんからね(><)
水通し前の洗濯機の掃除のやり方!赤ちゃんのためにやっておくべきこと
当時の私は、洗濯機の掃除の洗剤にどんな種類があるのかもわからなかったので、CMで見た「洗濯槽カビキラー」を購入しました。
そのとき、何も知識がなかったのですが、これは“塩素系”のものでした。
洗濯機掃除で使う洗剤には、“塩素系”と“酸素系”のものがあります。
発泡する力で汚れを落とします。
カビをはがしとるというイメージです。
殺菌力は塩素系に劣りますが、安心して使うことができます。
水よりもお湯で効果発揮しやすいです。
ドラム式洗濯機への使用はあまりオススメしません(後述します)。
カビを根元から分解して落とすイメージです。
殺菌効果は高く、目に見えない菌も落とせます。
ドラム式でも使用できます。
有毒化学反応を起こして、有毒ガスが発生してしまうからです。
この「酸素系」、「塩素系」どちらの洗剤を使っても良いと思います。
ただ赤ちゃんのものを洗うので、ちょっとでも
- ツンとしたニオイが気になったり
- 洗剤自体の威力が強すぎるのでは
「塩素系の洗剤でカビや菌を一掃したい!」と思われるのであれば、塩素系を選ばれると良いかなと思います。
ちなみに、私の使用した「洗濯槽カビキラー」は、掃除中は少しツンとしたニオイがしました。
でも「しっかり除菌してくれてる!」と感じられるニオイでしたし、掃除が終わったあとは特に気になりませんでしたよ。
水通し前の洗濯機の掃除!ドラム式の場合に注意すべきポイントは?
前述しましたが、ドラム式の洗濯機の場合、塩素系の洗剤は使えません。
なぜなら、洗濯槽が横を向いているので、満水まで水を入れると途中で開けられないからです。
フタを開けられるようにするならば、こぼれない水量までしか水は入れられません。
酸素系の特徴である「発泡力」も、効果を発揮すると洗濯機が作動して勝手に排水されることもあるようですよ。
洗濯機の取扱説明書や、洗剤本体の裏に記載されている注意事項をよく読んで、ご家庭の洗濯機に最適な洗剤を選んでくださいね。
洗濯槽の掃除後にすぐ水通しはしても大丈夫?汚れや塩素画残ったりしてないの?
洗濯槽の掃除後すぐ水通しするのは、問題ありません。
ただし、それは洗剤の使用法通りに使用した場合です。
洗濯槽の洗剤の使用法を見てみると、塩素系の場合、
「洗剤を入れる」→「水を入れる」→(数時間放置)→「洗濯」→「すすぎ」→「脱水」
の流れになっています。
この「洗濯→すすぎ」の過程で、洗剤入りの水が排水され新しい水で洗濯槽がすすがれます。
しっかりすすぐので、洗濯槽に洗剤の成分が残ることはありません。
洗濯槽の掃除をしたあとにまだ汚れが残っているとき
一方、洗濯槽の掃除をしても汚れが残ってしまうことがあります。
私も経験があるのですが、掃除が一通り終わった後に洗濯槽を覗くと、黒いカビ汚れが点々とこびりついていたりします。
洗剤によって浮かび上がったカビが、流されきれずに洗濯槽に残ってしまったのでしょう。
その場合、すぐに赤ちゃんの衣類を水通しすると、汚れが衣類に付いてしまいます。
なので、洗濯槽の内側に汚れが残っているときは、再度「すすぎ」を行って汚れを落としまず。
「すすぎ」を行って汚れが確実に落ちていることを確認してから、水通しをするようにしましょう。
もし、「すすぎ」を何回も繰り返しても汚れが落ちないようなら、汚れがひどい可能性があります。
そのときは、改めて洗濯槽の洗剤を使って掃除することをおすすめします。
水通しの前に洗濯機を掃除してない!のまとめ
水通しの前に、洗濯機を掃除していないとき、洗濯機で水通しなんてしても大丈夫なの?ということについて、最後にポイントをまとめておきますね。
- 普段から定期的に洗濯機の掃除をされていない方は、水通し前に洗濯機の掃除をすることをオススメします。
- 洗剤の成分に対して安心して使いたいなら“酸素系”の洗剤を。
- しっかりと除菌・殺菌したいなら“塩素系”の洗剤を。
- “酸素系”ち“塩素系”の洗剤は混ぜてはいけません。
- ドラム式の洗濯機には、“塩素系”を使ってください(“酸素系”は使用不可の場合が多いです)。
私は、洗濯物に汚れがついて汚いなと思ったときや(そうなるともはや末期ですが;)、2~3か月に1回を目安に洗濯機の掃除をしています。
その他にも、子どもが突然嘔吐したときなどに、汚れ物を洗濯機で洗うことがあると思うのですが、その後は念のため、すぐに洗濯機の掃除をすることにしています。
ノロなどの菌は、塩素系の洗剤で除菌することができます。
いつ何時使用しないといけないことがあるかわからないので、我が家では塩素系の洗濯機の洗剤を常にストックするようにしています。
洗濯機の掃除にはとても時間がかかって、ついついイライラしてしまいます。
でも、掃除中に洗濯機のフタを何度か開けて浮いている汚れをチェックして「うむ」と思うのは、私の楽しみの一つです。笑
洗濯機をピカピカにして、気持ちよく水通ししてくださいね!