小学生の夏休みの宿題と言えば、やっぱり自由研究ですよね。
自由研究はその名の通り制限のない自由な宿題の為、なにをテーマにして良いのか迷ってしまう子どもも多いと思います。
夏は気温も高くじめじめするので、お水を沢山飲みますよね!
そんな身近な“水”を自由研究のテーマに取り入れてみるのはいかがですか?
今回は“水”をテーマにした自由研究にスポットをあてて、詳しく見ていきましょう!
飲める水かどうかを飲まずに調べられる方法!どんな道具が必要なの?
水道をひねるときれいなお水が出てくるのが当たり前な気がしますが、
- 周りの水がどれくらい汚れているのか
- 飲める水かどうかを調べる
- 筆記用具
- pH試験紙(市販で売ってます)
- 白い紙
- ビーカー(透明なカップで代用可能です)
- ロート
- ロート台
- パックテスト(市販で売ってます)
とても簡単に検査ができるので、学習教材や市民の環境測定などで幅広く使われています。
自宅の水やお風呂の排水・海の水・川の水など、身近な水が良いですね!
②それぞれの水を、きれいに洗って乾かしたペットボトルに採集します。
③まずは水の状態を調べます。
- におい
- 水の色
- 油が浮いているかどうか
④水のpHを調べます。
市販のpH試験紙を使って、それぞれのpHを調べます。
pHとは、水の酸性・アルカリ性の程度をあらわす単位です。
普通の水はpH7なので、これより低い数値なら酸性、高い数値ならアルカリ性となります。
⑤続いて、水の透明度を調べます。
透視度計があれば一番ですが、無い場合はペットボトルと牛乳パックで簡易的な透視度計を作ることができます。
透視度計を使わなくても、白い紙がどのくらいで見えたかを調べるだけでも、透明度の調査には問題ありません。
⑥水をパックテストを使って調べます。
パックテストで調べるのは、水のCODです。
CODとは、科学的酸素要求量のことで、この数値が大きいほど、水の汚れがひどいということになります。
パックテストの使用方法は後程ご説明しますね。
⑦実験結果をまとめます。
低学年であれば、大きな模造紙で一目でわかるようなまとめ方がおすすめです。
高学年であれば、ノートを一冊用意して、それぞれの水の実験結果を細かくまとめましょう。
数値だけでなく、実際の写真なども取り入れるとさらにわかりやすくまとめることができますよ!
パックテストってどうやってやるの?
今回実験で一番なじみのないのが、“パックテスト”だと思います。
このパックテストは、CODを調べるための検査キットで、とっても簡単に使うことができるものです。
“COD”とは“科学的酸素要求量”のことで、水の汚れ(有機物)を薬品(過マンガン酸カリウム)で化学反応させる時に消費される酸素の量を指します。
これは、水の汚れを示す代表的な数値として使用されています。
では、パックテストの手順をご紹介します。
②パックテストについている紐を引き抜きます。
③パックテストを指で強くつまみ、中の空気を出します。目に入らないように注意してください(><)
④パックテストをそのままの状態で水の中にいれて、水をパックの半分くらいまで吸い込みます。
⑤ふりふりと良く混ぜて、5分経ったら濃度を示す表の色と比べます。
その色の数値で、濃度を読み取りましょう。
水を加えてふりふりするだけなので、これなら低学年の子供でもできますよね!
濃度を読み取る時には、大人も一緒に見てあげると良いでしょう。
水質検査のキットはどこで手に入る?自由研究におすすめなものはどれ?
水の調査をするための実験をご紹介しましたが、水質の検査をするための道具がまとめてはいった水質検査キットが販売されています。
そのようなまとめキットを使って自由研究をおこなうのもオススメです(^^)
ここでは、自由研究にオススメな水質検査キットをご紹介しますね。
酸性・アルカリ性面白実験セット
水質専用の検査キットではありませんが、水の酸性・アルカリ性を簡単に調べることができる自由研究キットです。
子供向けに作られた実験キットなので、低学年の子供でも楽しく実験をおこなうことができますよ!
共立理化学研究所 美味しい水検査キット
今回ご紹介した実験とは少し違いますが、水道水の中の残留塩素や硬水・軟水の度合いを調べられる水質検査キットです。
自分の家の水や帰省した際の親戚の家の水など、地域や県ごとに違う水道水を調べるのも、面白い自由研究になりそうですね!
■「共立理化学研究所 美味しい水検査キット」の詳細を見てみる
まとめ
自由研究で飲める水かどうかを調べる方法について見てきました。
身近な水も、あらためて見てみると色々な種類があるのがわかりますよね!
色々な場所で水を集めて、楽しい自由研究にしてくださいね。