保育園というのは基本的に働いている人とか、介護などをしていて余裕がない人などが預ける施設ですから、仕事もせず遊んでる人は入れることができません。
ということは、育休中は家にいるわけで預けられないのでは?ということになりますね。
保育園を利用する人は「保育認定」というのを受けなければ預けることができません。
この保育認定というのは「保育の必要性の認定」ということで、先ほども書きましたが同居家族の介護だとか、妊娠出産だとか仕事だとかにあたります。
上の子が保育園に通っていて、2人目の育休中に預けるというのは保育の必要性の認定として認められるので、問題ないです。
あくまで育休中の話なので、例えば2人目が生まれてから体調が悪く仕事をやめることにした場合は、もう育休中には当たらないので、上の子は幼稚園などに転園を促されると思います。
卒園が近かったりすると園長の裁量で最後まで通えることもありますが・・・年長から新しく入ってくる保育園児というのはほとんどいませんので。
また、保育園というのは、入園するにあたりポイント制というか条件が多く、近くに祖父母が住んでいるとか同居しているなどの場合は、倍率が高いと落とされる可能性が高いです。
私のように田舎に住んでいると、祖父母と同居してても入園できてしまったりもしますが、都会の方は妊娠中から保活をしないと入れないとか聞きますので大変です。
ですから上の子が保育園に通い続けられても、2人目も問題なく入園できるかどうかは、周りに助けてくれる人がいないというのも大きなポイントとなりますね。
育休中の保育園は休ませる?赤ちゃんのお世話と自分のケアも大事
育休中は家にいるのだし、上の子の面倒も家でみてあげなよっていう余計なことをいう人がたまにいます。
理屈ではそうかもしれないけど、赤ちゃんを産んだばかりのママは夜中の授乳とかオムツとかでほとんど眠れなかったりするし、しんどいです。
保育園に行っていたとしても、夜は2人の子供の世話をしなくてはならないのだし、上の子は元気いっぱいで外に遊びに行きたいって騒ぐだろうし。
生まれたばかりの赤ちゃんを連れて公園に行くというのも厳しいし、でも上の子は家にばかりいたらつまらなくて部屋で暴れたり騒いだりするだろうし、お昼寝もできません。
これが蓄積したらママはダウンします。
ダウンしたら誰が子供2人のお世話をするのでしょう。
パパも仕事ですし、祖父母も近くにいません。
想像したら恐ろしいですね。
だからこそ、上の子は保育園に通わせる方がママのためにも上の子のためにも赤ちゃんのためにもいいのです。
全然悪いことじゃないんですよ。
保育園で友達とたくさん遊んで、給食やおやつを食べて、疲れ切ったら家でもすぐ眠れますし、ママもゆっくり・・・
はできないかもしれないですが寝かしつけに苦労するのは減ると思います。
育休中の保育園の入園はできる?復職の日程が決まっている場合は?
田舎の保育園では育休中なら間違いなく入園できますが、都会だと0歳児の入園はとても厳しいですね。
だいたい結婚後も正社員で働いていて、妊娠後もギリギリまで働いて保育園をキープしてから出産なんて言う人もいますからね。
産んでから探すのでは手遅れなんて地域もあるようです。
育休自体は権利ですからもらえますけど、保育園が決まらなければ復帰もできませんからね。
見つからなければ会社を辞めないといけなくなります。
みんなそうですから、頼れる祖父母がいないと自力で見つけ出すしかないです。
すでに上の子が保育園に通っている場合は、優先度が違います。
なので、妊娠した時点で園長に声をかけておくとよほどのことがなければ入園できることでしょう。
1人目の子の場合は、空きがあるところを探すしかないです。
4月からなら卒園する子がいるので、育休の延長などで4月復帰など調整できるなら入れる幅も広がりますが。
延長不可で復帰の日が決まっているときは、その時点で入れてくれる保育園を探さないといけないので、すごく厳しいです。
認可保育園に空きがない場合は認可外保育園を探さないといけないことも
費用面のこともあり、認可保育園に入れたい人が普通ですが、どうしても空きがなければ認可外保育園も探さないといけません。
どちらのほうが優れているかというのは一概には言えませんが、補助金がないから認可外は高いわけですから、働いた分がほとんど飛ぶということもありえます。
そんなこともあり、認可保育園に申請しつつ、とりあえずは認可外保育園に通うという選択肢もあります。
育休中の保育園継続にも理由が必要?継続NGになる理由は?
育休中でも継続的に上の子の保育園を利用したい場合は、その理由がちゃんとあるということを自治体に申請する必要があります。
つまり、
「育児休業取得しているけど、仕事復帰します!仕事復帰したら子どもの預け先として保育園が必要なのです!」
と証明して認めてもらわなければならないのです。
そのためには、保育が必要であると客観的に証明できる書類を提出します。
例えば東京都中央区の場合、育休中の保育園継続利用の申請には、
- 子どものための教育・保育給付認定変更認定申請書兼申請内容変更届
- 産前産後休暇・育児休業届
- 母子健康手帳の写し(表紙と分娩予定日の記載があるページ)
- 支給認定証
必要な書類については、お住いの自治体に確認してみてください。
一方、育休中の保育園継続が認められない場合があります。
育休中に上の子の保育園が退園になってしまうことを育休退園といいますが、住んでいる自治体によっては、育休退園の制度を取り入れているところがあるのです。
また、「育休中の保育園継続は下の子が1歳になるまで」や、「上の子が3歳未満の場合は保育園継続が認められない」など、制限がある自治体もあります。
なぜこのような制度があるかというと、待機児童の問題があるからです。
待機児童が多い地域は、保育園に入れず仕事ができない家庭が多いです。
そのため、育休中で家にいる人は保育園を退園してその分の枠を他の家庭に譲り、多くの人が保育園に通えるチャンスを作ろうとしているのです。
この育休退園が実施されているかどうかは、自治体によって異なります。
保育園を利用していて2人目以降を考えている方は、お住いの自治体の育休中の保育園継続の取り扱いについて確認してみることをおすすめします。
育休中の保育園利用はずるい!?のまとめ
下の子が生まれての育休中に上の子を保育園に預けるのはまったく問題ありません。
世間の目を気にして我慢をしすぎると倒れかねませんので、利用できるものはどんどん利用して楽していきましょう!
また、1人目の育休中でも入園申し込みはできますが、同じような立場の人が多いので、探すのはとても大変です。
妊娠中でも入園手続きは可能の場合もありますので、居住地の役所にて相談してみてくださいね。