可愛い我が子が生まれてお座りができるようになって、大変ではありますが幸せな日々ですね。
可愛い赤ちゃんが5,6ヶ月になるとスタートするのが離乳食です。
毎食赤ちゃんのお世話や家事、人によっては仕事もしながらすごく忙しい中で、やっとの思いで作り上げた離乳食を食べてもらえない。。。
そんな状態になるとと、簡単に心が折れてしまいそうですよね。
自分で時間をかけて作らずに、既製品に頼るという方法があります。
いっそのこと全部ベビーフードに頼っちゃうという方もいます。
私も次男は、すべてではないですがかなりベビーフードを取り入れました。
ベビーフードで離乳食を進めることは可能!バランスを見て1品足すことも大切
ベビーフードのみで離乳食をすすめることは可能です。
ベビーフードだけだとなんだか栄養が偏りそう、味が濃そうなどのイメージがあります。
ベビーフードはきちんとバランスを考えられて作られてはいますが、物によってはあと1品足した方がいいこともあります。
多くのベビーフードには、タンパク質と、野菜、主食のバランスが書いてあります。
グラフを参考に、もう1品足すことでバランスの良い1食ができます。
楽したい時はよくベビーフードを使っていましたが、あるメーカーの離乳食はおすすめのもう1品という欄があり、メニューが書いてありました。
そのメーカーのHPにはその1品のメニューの作り方が書いてあるのです。
どんなものを足したら良いのかイメージしやすいので、書いてあるメニューの通りではなくても、バランスの良い食事をあげれたという気持ちになれました。
簡単に作れるものも多く、すごく助かったのを覚えています。
ベビーフードだけで育てた割合は?毎食ベビーフードはアリ?
ベビーフードだけで育てたという調査がなかったので似たものを紹介します。
ベビーフードを毎日取り入れているというお母さんは26.5%もいました。
4人に1人の割合で毎日ベビーフードを使っています。
この中には離乳食はすべてベビーフードという人もいるかもしれません。
しかし、ベビーフードにもメリットとデメリットがあります。
可能なら毎食ベビーフードを使ったとしても1品は手作りする方がいいのではないかなと思っています。
メリットデメリットを見てみましょう!
ベビーフードを使うメリット
ベビーフードを使うメリットは、
- 手軽なこと
- バリエーション豊富なこと
温めるだけでおいしい食事ができますし、鶏レバーなど手作りでは取り入れにくい食材が入ったものもあるのもありがたいです。
なにより、味付けが豊富で、飽きずに食べさせることができますよね。
また、できるだけ手作りしたいという方にもおすすめなのが、月齢に合った硬さサイズがわかるところです。
離乳食が進んできてそろそろどのくらいのサイズに切ったらいいのかな?どのくらいの硬さだといいのかな?と気になることは多いです。
その時にお手本になるのがベビーフードです。
本で見るよりも本物の食事を見て、子供が食べやすそうかどうかを確認すれば調理の方法を工夫できます。
ベビーフードを使うデメリット
対してデメリットは、
- 素材それぞれの味がわからない
- コストがかかる
- 遊び食べにつながるかもしれない
- 噛むのが苦手になるかもしれない
素材それぞれの味がわからないというのは、ベビーフードは混ぜてあることが多いので、素材そのものの味に触れることが難しいのです。
また、遊び食べにつながるというのは、厚生労働省が行った「平成17年度乳幼児栄養調査」の結果に書いてあることです。
1歳以上の子供がいる人で「ベビーフードをよく利用した」と回答した人の多くが
- 遊び食い
- 偏食
- むら食い
できるだけ多くの食材に触れさせてあげよう
関連性は詳しくわかりませんが、ただ食事に関心の薄い子が多く、離乳食を作るのが苦痛でベビーフードに頼るようになっただけかもしれません。
ベビーフードだけだからいろんな食材が取り入れられますが、それでも触れられる種類が限られてしまいます。
できるだけたくさんの食材に触れさせることも意識してみるといいかもしれません。
また、噛むのが苦手になるかもしれないというのは、ベビーフードの食感に問題があります。
とても柔らかく食べやすく作られていますので、噛まずに食べてしまったり、1口に噛みちぎって食べる経験が少なくなったりします。
離乳食の完了期ごろから大人のご飯から取り分けるなどして、ベビーフード以外の食事を与えて練習することで解消できるのではないかなと思います。
離乳食でベビーフードのみの献立は?時期別のスケジュールを紹介!
メリットデメリットも見てきました。
やっぱり離乳食を作るのが大変だからベビーフードのみで行くという方向けに、参考に具体的な進め方をご紹介します。
ベビーフードのみを使う場合の進め方①離乳食初期5~6ヶ月ごろ
最初は10倍がゆから始めますが、この時点で使えるベビーフードがあります。
お湯を混ぜるだけでできる米がゆがあります。
お粥以外にも、お湯をかけるだけで小さじ1杯分になる野菜のフリーズドライやお魚のフリーズドライがあります。
通常の離乳食と同じようにまずはお粥1さじから始めて、野菜、タンパク質と進めていきましょう。
離乳食を始めて1ヶ月する頃には、お粥を30g野菜を15g、タンパク質を5~10gになるように徐々に増やしていくのがおすすめです。
離乳食初期におすすめのベビーフード
離乳食初期の時点で使えるベビーフードは「5ヶ月から」と記載のあるものです。
多くがお湯に溶いて使うものなので、簡単に用意することができます。
特におすすめなのが、ほうれん草が使われているベビーフードです。
ほうれん草とか小松菜には鉄分が豊富なので、赤ちゃんにあげたい食材です。
でも、柔らかく茹でて裏漉しして…というのはかなり手間になります!
できるだけ手作りしようと思った私でもほうれん草だけはベビーフードに頼りました!
絶対手作りしかあげないという信念がなければ、ぜひ取り入れてみてください。
ベビーフードをちょっと取り入れるだけでも劇的に楽になります。
ベビーフードのみを使う場合の進め方②離乳食中期7~8ヶ月ごろ
離乳食に慣れてきて、粒々したものを舌で潰してもぐもぐする時期です。
食べれる食材も増え、レパートリーも増えてきます。
米がゆだけではなく、小麦などにも挑戦する時期なので、少量からチャレンジしましょう。
離乳食中期の注意点!アレルギー食品が入っていないかチェック
アレルギーに関連する食品に挑戦を始めるのはこの時期からです。
ベビーフードで気をつけることは、試していないアレルギーの食品が入っていないかです。
1さじから慣らしていく必要があるので、小麦は素麺やうどん、卵は黄身、乳製品はヨーグルトから始めてみましょう。
とはいえ、ベビーフードだけでしたいから1つずつ少しずつ慣らすなんて余裕ない!!という方も多いと思います。
なので、私が次男の時にしたのは、複数のアレルギーの元になる食品が入ってないベビーフードをあげるようにして、後ろの原材料名を写真で撮っておくことです。
例えば「野菜と卵のあんかけうどん」のようなベビーフードを使って、食後口の周りなどに発疹が出たとします。
この時、卵も小麦も初めてだったらどっちで発疹が出たかわかりません。
これが、卵だけ、小麦だけのベビーフードなら原因物質が絞り込めます。
特に小麦、卵、乳製品はアレルギーが出やすいので、初めての時は一種類ずつ入っているものを選んであげるようにしましょう。
原材料名を写真に撮っていれば、何かあった時に病院でこれを食べましたと見せることができます。
ベビーフードのみを使う場合の進め方③離乳食後期9~11ヶ月
離乳食後期ははぐきで潰せるくらいの硬さが目安です。
食事も1日3回で、栄養のメインが離乳食に移ります。
調味料も使えるものが増えてきて、料理のバリエーションも増えますし、ベビーフードも種類が豊富になります。
離乳食後期に注意が必要なのは、丸呑みです。
しっかり噛む練習をしてほしいのですが、ベビーフードは柔らかく、小さく切ってあるためにそのまま食べれてしまうことが多いです。
大人の汁物と一緒に赤ちゃん用の野菜を茹でて混ぜるなど工夫をしてみてもいいかもしれません。
この時役に立つのが冷凍野菜です。
チンするだけで使えるブロッコリーなどは気軽に混ぜられて、噛む練習になるのでおすすめです。
この時期までは1食お粥とレトルトパウチ1つくらいで十分な赤ちゃんが多いと思います。
ベビーフードのみを使う場合の進め方④離乳食完了期12~18ヶ月
離乳食完了期は栄養のほぼ全てを食事から取るようになる頃です。
1歳を超えて自分で食べるチャレンジをする頃です。
つかみ食べから始まって、スプーンを使う練習を始めます。
このつかみ食べは柔らかいベビーフードは向いていません。
1食の中で1品はつかみ食べができるようにしましょう。
軟飯をおにぎりにしたり、冷凍ブロッコリーやプチトマトを4つ切りにしたり工夫しするのがいいと思います。
また、しっかり食べる時期なので、レトルトパウチ1つじゃ物足りません。
なので2つにしたり、Bigサイズを選んだり、大人の食事から取り分けたりボリュームを出す必要もあります。
完了期は大人の食事からとりわけしやすい時期なので、だんだんと大人と同じ食事を増やしていくのがおすすめです。
赤ちゃんが食べやすいように少しカットする必要はあるけれど、お味噌汁や味付け前の炒め物などは取り分けやすいです。
離乳食がベビーフードのみの場合量はどうする?使い切る方がいい?
離乳食でベビーフードを使う場合、多くの方が1回一袋を目安に食べさせているでしょう。
とは言え、赤ちゃんによって食べる量は異なります。
小食の赤ちゃんだと一袋食べきれなかったり、反対によく食べる赤ちゃんは一袋では足りずに「もっともっと」と催促したりすることもあるでしょう。
そうなると心配になるのが、ベビーフードの量です。
「この量で栄養は足りてる?」や「これって食べ過ぎじゃない?」といった疑問が浮かんできます。
離乳食でベビーフードを使う場合の量について、確認していきましょう。
ベビーフードにはキューブ状のものや粉末のものなど色々なタイプがありますが、ここではレトルトのものとビン入りのものについて考えていきます。
離乳食中期の赤ちゃんの一回の食事の目安量は、
- 穀類50~80g
- 野菜・果物類20~30g
- 魚・肉類10~15g
つまり、合計80~125gが一食の目安量になります。
離乳食中期の赤ちゃん向けのベビーフードの内容量を見てみると、レトルトパウチだと80gのものがほとんどでした。
レトルトでもカップ入りで主食と副食に分かれているものは、内容量が120~160gとパウチのものよりボリュームがありました。
ビン入りのものは、内容量が70gでパウチよりも少なかったです。
ということは、レトルトパウチのベビーフードだと一袋でちょうどよい感じ。
たくさん食べる赤ちゃんはカップ入りのもの。
ビンのベビーフードは、他の食品と組み合わせて食べるようにするとよいでしょう。
このように、赤ちゃんの離乳食の一回量がどれくらいか大まかな目安を確認し、ベビーフードの内容量と比較すると、食べ過ぎなのか少な過ぎるのかがわかります。
また、ベビーフードが食べきれず余ってしまったとき、もったいないから次に使おうと考える人もいることでしょう。
しかし、基本的には一度開封したものは使いまわさない方がよいです。
赤ちゃんが口を付けたものは、唾液から雑菌が繁殖しやすいので、開封したら使い切るようにしましょう。
離乳食でベビーフードのみの進め方は?のまとめ
離乳食本当に大変ですよね!
ベビーフードだけでもしっかり育てることができます!
愛情不足なんかじゃないので、安心してベビーフードを使いましょう。
「離乳食の出汁を丁寧にとるより、ベビーフードで時短にしてコミュニケーションをとった方がいい」と言われることもあります。
ベビーフードは自宅では調理しにくいものが入っていたりして、とても便利です。
各メーカーが真剣に赤ちゃんにいいように作っています。
赤ちゃんとお母さんの数だけ離乳食の進め方があると思いますので、自分のやりやすいようにしてみてくださいね。