家庭菜園といえば、ホームセンターで売っているプランターや鉢植えを使うイメージがありますよね。
実は発泡スチロールの箱でも、野菜を育てられるのです。
発泡スチロールは軽く持ち運びも楽ですし、少しの衝撃ならば吸収してくれます。
その上保温性が高いため、土が冷えずに野菜が育ちやすいと言うメリットがあります。
ただし、発泡スチロールには臭いがつきやすいと言うデメリットもあります。
海産物を入れていた発泡スチロールを使うと、野良猫や虫が寄ってきやすいですので、発泡スチロールの臭いを確認してから使うようにしてくださいね。
では、発泡スチロールを使ったプランターの作り方を見ていきましょう。
まずは発泡スチロールの箱の底に、水が抜けるように穴を開けていきます。
そしてキリや竹串を使い、等間隔に穴を開けていきましょう。
念の為水を入れてしっかり排水されるか、確認しておくと安心ですよね。
プランターと同じように底石を入れ、土を入れて苗や種を植えれば完成です。
発泡スチロールのプランターをおしゃれにするアイデア集!
発泡スチロールのプランターは、簡単に準備できることが分かりましたね。
発泡スチロールをそのまま使っても問題ないですが、なんだか味気ない気もしてしまいます。
そこで、発泡スチロールの箱を使ってオシャレに見えるアイデアをご紹介します。
お店で簡単に手に入るグッズを使うので、参考にしてみてくださいね。
発泡スチロールで作る「レンガ調プランター」
発泡スチロールだからこそ、好きな大きさのレンガ風にデザインすることができます。
【用意するもの】
- プランターにしたい発泡スチロールの箱
- はんだごて(100円ショップ)
- 工作用水性ペイント ベージュ ブラウン(100円ショップ)
- 刷毛
【作り方】
①はんだごてで発泡スチロールの箱の外側にレンガの模様を描きます。
③レンガの浮き出た部分にだけ、ベージュを刷毛で塗っていきます
④その上にレンガの色調を意識しながら、ブラウンを塗ります
⑤先ほど説明したように箱の底に穴をあけて、完成です!
はんだごてを使うことで、発泡スチロールに凹凸を作ることができます。
あとは、ブラウン系でもグレー系でも、好きな色を塗り重ねてください。
塗り方ひとつで、発泡スチロールとは思えないレンガの風合いを出すことができますよ。
発泡スチロールで作る「レトロなタイル調プランター」
オシャレなモザイクタイル風のプランターを紹介します。
【用意するもの】
- プランターにしたい発泡スチロールの箱
- モザイクタイルシール(100円ショップ)
【作り方】
①発泡スチロールの箱の外側に、モザイクタイルシールを貼る
②箱の内側は、土で見えなくなるところ以外(上の部分)にモザイクタイルシールを貼る
③箱の底に穴をあけて、完成です!
100円ショップのタイル調のシールを貼るだけで、とても簡単ですよね。
最近は100円ショップでもいろんなオシャレなシールが売っています。
好みの色や模様のものを見つけて、おしゃれに変身させてみてください。
発泡スチロールで作る「カッコいいブラックプランター」
ここでは、100円ショップのステンシルシートを使っています。
これだけで簡単にプランターにカッコいい文字がかけちゃいますよ!
【用意するもの】
- プランターにしたい発泡スチロールの箱
- 工作用水性ペイント ブラック、ホワイト(100円ショップ)
- ステンシルシート(100円ショップ)
- 刷毛
【作り方】
①発泡スチロールの箱本体に、ブラックを塗ります。
②乾いたら2度塗りします。土で隠れる部分は塗らなくても大丈夫です。
③ブラックが完全に乾いたことを確認します。
④ステンシルシートを好きなところに乗せてホワイトでステンシルしていきます。
真上からトントンと叩くように乗せていくときれいにできますよ。
⑤ステンシルが終わったら、シートをそっと剥がします。
⑥箱の底に穴をあけて、完成です!
ブラックやホワイト以外でも、お好きな色で簡単にペイントができます。
絵に自信のある方は、直接絵を描いてみるのもいいですね。
世界に1つだけのプランターができますよ。
発砲スチロールのプランターを家庭菜園に使った後に再利用するエコなアイデアとは?
プランターとして使い終わった発泡スチロールや、発泡スチロールの蓋をそのまま捨てるのはもったいないです。
大きめに砕くと、プランターの底に敷く底石の代わりになるからです。
作り方は大きく砕いた発泡スチロールを、排水溝ネットに入れて底に敷くだけです。
ネットからこぼれないように、シーラーやホチキスで封をしておくと安心ですね。
底石の役割ですが、水はけを良くするだけではなく、虫の侵入を防ぐ役割があります。
軽石や黒曜石が使われることがありますが、発泡スチロールでも十分その役割を果たしてくれます。
もし底石を入れずに土を入れてしまうと、水がうまく排出されずに根腐れを起こしてしまう恐れがあります。
更に害虫がプランターの穴から進出し、せっかく育てた野菜が食べられてしまうかもしれません。
底石は高いものではありませんが、発泡スチロールを使用すれば無料ですし、エコにもなります。
是非、余った発泡スチロールを活用してくださいね!
家庭菜園がプランターなしでできる!発泡スチロールでパセリを栽培!
パセリや料理に彩りを与える野菜ですが、なかなか自分では買わないですよね。
そこで発泡スチロールのプランターを使い、家庭菜園でパセリを育ててみるのはどうでしょうか?
パセリを植える時期は、4月あたりが適切と言われています。
ホームセンターや園芸店でポット苗を買ってきて植えると、家庭菜園初心者でも簡単に育てられます。
また、ポット苗からプランターに移す時に注意したいのが、根をほぐさずそのまま植えることです。
根をほぐして植えると、パセリが弱ってしまいますので、注意してくださいね。
パセリの育て方、その注意点とは?
パセリの水やりは、土の表面が乾いたら水をたっぷりあげるという感じでOKです。
ただし日当たりが良くない場所で育てている場合は、水をあげすぎないように気をつけましょう。
更にプランター内で育てていると、土の栄養が段々となくなりパセリが成長しなくなってしまいます。
ですので、3週間に1度の頻度を目安に、液体肥料や固形肥料を与える必要があります。
パセリの収穫ですが、本葉が12~13房になったら出来るとされています。
外側の葉から取るようにし、常に8房以ある状態を保つようにしましょう。
また、パセリは放っておくと花を咲かせます。
しかし花に養分とエネルギーを取られてしまうため、初芽が出てきたら摘み取ってしまいましょう。
家庭菜園のプランターに発泡スチロールまとめ
発泡スチロールは、プランターの代わりになります。
保温性が高く野菜が育ちやすいので、プランター代わりに使ってみる価値はありますね。
ただ、使う前にしっかり穴を開けて、みずが排出されるか確認してから使いましょう。
また、余った発泡スチロールは大きく砕いて、底石の代わりに敷き詰めるといいでしょう。
最後まで無駄なく使い、エコな家庭菜園を目指しましょうね!