バジルって1年草と言われていますが、実は冬越しもできたりします。
バジルは冬の寒さに弱いので、普通に外に置いたままだと枯れてしまうので、そのために1年草と言われているわけです。
気温が10度以下になると枯れるので、気温がそれ以上になっていれば冬越しも可能なんです。
バジルを冬越しさせる方法は?適した環境とは?
さすがに外のままだと沖縄でも無理なので、室内に入れておかないとだめですね。
たとえ室内に置いても、玄関とか廊下とかは10度以下になることもあるので、常に温かい場所に置いておかないとなりません。
一番いいのは温室なんですが、一般家庭にはあまりないですよね。
冬越しのバジルは葉っぱも全部収穫した後のことです。
なので、土から出た部分は4、5センチの茎のみでとてもコンパクトです。
だから自分でビニールカバーなどを手作りして、夜はかぶせておくとけっこう行けると思います。
最近の家は気密性が高いので、夜もあまり気温が下がらない可能性もあるので、室温計で1日の温度を計ってみるといいですね。
窓際じゃなければそんなに冷えないかもなので、カバーなしでも大丈夫かもしれません。
水耕栽培なら冬でも収穫可能?!
また、水耕栽培なら冬でもバジルの収穫ができることもあります。
日当たりのいいところにおいておけば、夏のようにわさわさ広がって収穫することはできません。
けれども、サラダのアクセントくらいには使えます。
バジルは、茎を切って水に挿すだけで根っこが生えてきます。
なのでたくさん使いたい人は、何本もコップなどに挿しておけばいっぱい採れるようになりますよ。
ペットボトルでもコーヒーカップでも水に入ってればなんでもOKなんでらくちんですね。
春になったら水耕栽培のいくつかを庭に植え替えて、そっちはそっちでまた大きく育てて。
冬になったら、茎を切って水に挿し、室内栽培をするというサイクルがいいかもしれません。
バジルが木質化したら冬越しは無理?木質化の対処法と予防法!
バジルが木質化したら冬越しは無理かどうかですが。
100%無理かはわかりませんが、新芽が出ない可能性の方が大きいです。
木質化になるのは、外で栽培していて大きく育ってしまった時になりがちですよね。
小さいうちは柔らかくて手でもぎれるような緑の茎だったのに・・・
雑草なども、放置しているとどんどん上に伸びて行って、下の方が木質化してしまったりします。
結局育ちすぎるとそうなってしまうものなのです。
木質化したバジルの冬越し方法はある?
もし、木質化してしまって冬越しをしてみたいというのであれば。
葉っぱの部分は切って、茎だけにして温室などに置いて、水や固形燃料をあげてみましょう。
木質化していると枯れているのかどうか見分けがつきにくいですが、生きていれば春になると新芽が出てきます。
やはり木質化を予防する育て方というのは難しいものです。
水耕栽培に移行するか、バジルから種を取って来年それを蒔くかになってしまいますね。
仮に木質化したバジルから翌年新芽が出ても、冬になるころにはもっとぶっとい木になってしまいます。
根っこも大きくなるから植え替えもしないといけませんね。
バジルの冬越しで水耕栽培は向いてる?メリットとやり方を紹介
先ほども書いたように、夏に外で盛大に大きくなったバジルは根元の方の茎が木質化してしまいます。
冬越しをするには、下の方の茎を4、5センチ残して温室にっとのことなので、木質化した茎から新芽がでるかどうかは半々の確率です。
それよりも、秋になって葉っぱを収穫するときに、何本か取っておいて花瓶などに挿しておき、根っこをはやして冬越しさせる方が簡単ですよ。
簡単にできるバジルの水耕栽培
冬の間も室温が温かかれば葉っぱも増えますよ。
春になったらまた外に植えて大きく育てれば、秋にはたくさんのバジルが収穫できます。
水耕栽培と言っても、ほんとに茎を水に挿しておくだけで根っこが生えるのでとても簡単です。
種から芽を出させて水耕栽培するというのもありますが、こちらは常に種が湿ってないと芽が出てきません。
なので、しばらくは毎日お世話しないといけませんね。
観葉植物などでも茎から切って水に入れるだけで根っこが生える種類もたくさんありますよね。
茎から切って水に入れて増やしていけば、お金がかからず毎年楽しめていいですよね。
水耕栽培なら室内で安心に育てられる!液肥も入れて栄養満点なバジルを育てよう
キッチンのカウンターなどに並べて水耕栽培すれば、見た目もおしゃれだし料理にすぐ使えるのもメリットです。
外だと虫が寄ってきたりして食べられてしまうこともありますが、室内ならその心配もないし、なにより衛生的です。
定期的に水を足したり交換したりするだけでいいなんて便利なハーブです。
あ、そうそう液体の肥料が売っていますので、水を交換するときに液肥も少し入れておきましょう。
水だけでは栄養が取れませんので。
これで栄養満点で元気に育ってくれますよ。
バジルの植え替えで枯れることがある?どんなことに注意すればいい?
バジルの植え替えで枯れないようにするにはいくつか注意点があります。
買ってきた育苗用のポット苗を植え替えするのは暖かい時期に行います。
ポット苗のポットは薄くて外気の影響を受けやすいので出来る限り早く植え替えをしてください。
根を傷つけないように優しくほぐしてください。
定植後は風で株が揺れないように、風よけを側に置くといいでしょう。
植え付け時期が暑い時にずれ込んだ場合は、半日は陰で数日様子をみて直射日光に当てるようにしてみてください。
朝晩が冷えて日中との気温差が激しい時は避け、気温が上昇するのを待ってから植え替えてくださいね。
バジルの植え替え手順
<用意するもの>
- 鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 培養土
- バジルのポット苗
- スコップ
- じょうろ
<バジルの植え替えのやり方>
①鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷きます。
②鉢の上部に2~3cmほど水を入れるスペースを取り培養土を入れておきます。
③ポットから根鉢(根と土がひとまとまりになったもの)を崩さないように苗を抜き取ります。根が回っている場合は根の先端をやさしくほぐします。
④2の鉢に3の苗を置き隙間ができないように培養土を入れます。
※土を寄せる時は、力を入れて押しつけると土中の空気が抜けるのでやさしく押さえるようにしましょう。
バジルってどんな花が咲くの?花が咲く時期はいつごろ?
バジルの花は7月~8月に開花します。
そしてバジルの花は、白い小さな花です。
摘心をせずに茎を伸ばしていくと、花穂(稲穂のように長い花軸に群がってつく花序)が出来てやがて白い花が咲きます。
1年草なので花が枯れて種がつき子孫を残そうとします。
バジルは花も食べられる!?
バジルは葉だけではなく花も食べられます。
白い小さな花なので、サラダなどの飾りにしても可愛いですよ。
バジルの収穫のタイミングは目的によって違ってくる
バジルは葉をたくさん収穫するために育てるか、花も咲かせて種を収穫する目的もあるかによって摘心の仕方も違ってきます。
葉を収穫して料理に使う目的ならば、花穂がついたら切り取りましょう。
花が咲くと葉は固くなり味も落ちてきます。
摘心しないでおくと、種を作ることにエネルギーを使うので葉がつきにくくなって収穫量が下がります。
適度に摘心をすれば、カットした下の芽が新たに伸びて葉がたくさんつくので収穫量もあがるのです。
背丈が20cmくらいになったら地面から3節目の脇芽の上をカットすると、その脇芽が分岐して伸びます。
4枚葉がついたら収穫をします。
するとさらに脇芽が分岐して葉をつけます。
バジルは摘心をすると、子孫を残そうと次々に分岐して茎を伸ばし葉をつけ花を咲かせようとするのです。
その花を付ける前に摘心をすることを繰り返してどんどん葉をつけさせて収穫量を増やしましょう。
バジルの冬越しの仕方のまとめ
バジルは10度以下になると枯れてしまうので、冬越しをする場合は室内に入れるか温室などで管理しましょう。
木質化してしまったバジルを冬越しさせるのは少し難しいです。
なので、まだ収穫し終わらないうちに茎を水にさして、水耕栽培にしてしまうのも手ですよ。
水耕栽培なら室内で栽培ができますので、たくさん収穫は無理ですが、ちょっとしたトッピングなどにも使えます。
また春になったら外に植え替えれば結果的には冬越しと同じになります。
水に挿せばだいたい根っこが生えてくるので、手軽にチャレンジできますよ。