中学生になってスマホを持たせるという家庭は多いと思います。
部活なども始まりますし、連絡網としての役目もあったり、学校では言えないような話をLINEなどでするようにもなります。
みんなが持っているのに、自分だけないと仲間外れにされそうという不安感があるのか、かなりの割合の子が持っていますね。
「クラスLINEグループ」とか「部活LINEグループ」とか、「仲良しグループLINE」とか、いくつもいくつも所属していたり。
そうすると、ひっきりなしに通知がなって、気づけば1日中スマホを見ているような状態になり、親としては不安になりますね。
スマホに夢中になりすぎて、勉強がおろそかになってしまったり、睡眠不足で朝なかなか起きないなどの弊害も出てきます。
そんなことになる前に、スマホルールを伝えておくといいですよ。
もちろん破った時にどうするかという話し合いもしないといけません。
一番多いのはスマホを一定期間没収する、なのですが。
友達から連絡がきたときだけ見てよし、などちょっと緩くするというのもポイントなようです。
中学生のスマホルールテンプレート
それでは中学生の場合のスマホルールテンプレートをご紹介します。
全部を使うことはないですが、親としてここは守ってほしいという部分を抜き出してルールを決めましょう。
- 朝8時から夜10時まで
- ご飯の時はスマホを見ない
- テスト期間中は時間を決めてスマホを見る
- 動画は平日1日20分、休日は1時間まで
- 家ではリビングで使う
- 自転車を運転しながらスマホを見ない
- 信号待ちでスマホを見ない
- 電車やバス、飲食店など人の多い場所で人の写真を撮らない
- 学校では使わない(学校に持ち込み禁止の方が多いかもしれませんが)
- 掲示板に誹謗中傷や個人情報を書き込まない
- 動画や写真をSNSにアップしない
- LINEに勝手に出てくる知らない人はすぐにブロックする
- 勝手にポイントを購入したり電子マネーを買わない
- 課金しない
- アプリのダウンロードは許可制
- メルカリやネット通販で買い物をしない
- 知らない人にLINEのIDや電話番号・メールアドレスを教えない
- 人には貸さない、触らせない
- 雑に扱わない
食べながら見ているとすごく姿勢が悪いし、顎もゆがむと思います。
かみ合わせがおかしくなる可能性があるので、禁止にした方がいいです。
うちの子もYOUTUBEを見ながら食べている時があって、猫背になっているので注意を何度もしています。
最近は妥協案として、テレビに転送して見てもいいということにしましたが、甘いと言われるかもしれませんね・・・
テレビに転送は、クロームキャストなどをテレビにつなげてWIFIで動画を飛ばすという意味です。
SNSに自分の写真や自宅周辺の写真などをのせると、すぐに住所などは特定されてしまうので、気をつけてほしいところですね。
我が家のスマホルールで中学生の場合の例を紹介!各家庭で違う?
スマホルールも家庭によって違っていたりしますよね。
よその家ではOKのこともうちではNGなこともあるかもしれません。
中にはルールはまったくないという家もあります。
そうすると夜中近くてもLINEをしてきたりして、返事をしないと無視されるなど真剣な悩みを持つ子もいたりします。
ほんとは眠いのに、我慢して起きて返事してるなんてかわいそうですよね。
そういうときも、ルールを守らないと親にスマホを没収されると伝えれば文句も言えません。
相手に合わせていたらきりがないので、きちんと守らせることが、生活リズムを崩さないポイントにもなります。
ネットで見かけたスマホルールの例をいくつかご紹介しますね。
- 使うのはリビングで、自分の部屋にはもっていかない
- 使う目的がない時はスマホを手にしない(意味もなくSNSを流し見するみたいなこと)
- LINE以外のアプリはダウンロードしない
- LINEのステータスメッセージに「スマホは午後9時まで」と書いておくと相手にも伝わってよい
- グループLINEの禁止(会話が終わらないし、通知がうるさい)
- 親が時々確認をする(知らないアプリがないかなど)
- ゲームアプリは1つまで
- 勉強中はスマホを近くにおかない(飽きるといじりだすので)
- 本人のスマホではなく親のスマホを貸している、という形にしている(使う時は許可制)
中学生がスマホルールを守らないのはなぜ?親もルールを守っている?
中学生ともなると、小学生の時みたいに、親の言うことを素直に「はい」と言う子は少なくなりますね。
反抗期もありますし、親のいうことにいちいち文句を言ってきたりもします。
今や小学生も中学生も高校生もそして大人も、スマホをいじりっぱなしの人は増えました。
依存症まではいかなくても、手元にないと不安とか、無意識に手に取ってみているとか、親でもありますよね。
料理のレシピをスマホで調べたりとか、スケジュールをスマホで管理するとか。
遊んでいるわけじゃないとしても、子供からしたら親だってずっとスマホ見てるってなるわけです。
やるなと言われるとよけいにやる、これが反抗期でもあります。
家族みんなでスマホを見ない時間を作るルール作りを
両親もスマホを手にする時間を減らすから、一緒にやらない時間を作ろうと提案してみるのはどうでしょう。
何時以降は家族全員がスマホをみないとか。
何時から何時までは、それぞれ勉強したり読書したり趣味の時間にあてるなど。
それでも趣味がゲームと言われるとつらいところではありますが。
それでも中学生がスマホルールを守らないとき携帯を通り上げるのは逆効果?!
スマホの使い方でルールが守られなかったとき、「携帯を没収する」というペナルティを作っている家庭は少なくないはずです。
携帯を取り上げるってかなりの厳罰ですよね。
「携帯を没収されたくなかったら、子どもはルールを守るはず」という親の期待が込められたペナルティです。
でも実際は、このペナルティはあまり功を奏しません。
中学生にとって、スマホは大切な連絡ツールです。
そのスマホが没収されるとなると、友人関係などにも影響が及ぶ可能性があります。
そう考えると、親としては「仲間外れにされたらかわいそう」と思ってしまい、スマホを取り上げるのをためらってしまうわけです。
また、スマホを取り上げることで、GPS機能や学習アプリが使えなくなったり、親子間で連絡が取れなくなったりするといったデメリットもあります。
そのため、スマホを子どもから取り上げるペナルティは、厳罰ではあるものの現実的ではありません。
スマホのルールを守らなかったときのペナルティは、実行可能なものにするのがおすすめです。
例えば、
- 一日の使用時間を短くする
- ゲームアプリは〇日間使用禁止
- ルールを3回破ったらペナルティ
そして、ペナルティの存在を「なあなあ」にせず、約束が破られたら必ずペナルティを課すことが大切です。
スマホルールで中学生の場合のテンプレートのまとめ
スマホのルールを決めてもいつの間にか破っていることも多いので、守らせるのは難しいものですよね。
中学生があまりにスマホにどっぷりつかりすぎると受験などにも響きます・・・
勉強をちゃんとしないと進学できないなど、だめな理由を説明しないといけないのかもしれません。
寝る前にスマホを見ると安眠できないとか、SNSに写真をのせたらどんな怖いことが起こる危険があるなど、具体性が大事ですね。