最近はSNSやメールが普及して、年賀状を書かなくなる人が増えてきましたよね。
私も40代になり、親戚への年賀状を続けるかどうか本当に悩みました。
年末が近づくと、仕事に家事に子育てに親の介護まで重なり、正直なところ毎年の年賀状作業がしんどく感じるようになってしまったんです。
それでも、親戚との関係が悪くなるのは怖いし、急にやめるのも気まずい気がして、どうしたらいいのか分からなくなる…。
そんな気持ちで数年悩み続けてきたのですが、あるとき思い切って丁寧に理由を伝えてみたら、意外にもあたたかい返事をもらえてホッとしました。
きっと同じように迷っている人も多いと思うので、私自身の体験も交えながら、失礼にならずに年賀状じまいを伝えるための書き方や文例、心が軽くなるコツをたっぷりお話ししていきますね。
年賀状じまいを40代で考える人が増えている理由
年賀状じまいとは?意味や背景を知ろう
年賀状じまいとは、これまで続けてきた年賀状のやりとりを「やめます」という意思表示をすることです。
昔は当然のように続けてきた風習ですが、SNSやLINEなど便利な連絡手段が普及し「新年の挨拶は直接連絡するほうが気楽」と感じる人が増えてきました。
年賀状の作成にかかる手間や時間、そして意外に負担になる費用なども理由の一つです。
私自身も、もはや義務のように書いている年賀状に毎年ストレスを感じていたんですよね。
特に年末の忙しい時期に徹夜で印刷や宛名書きをして、くたびれた顔で元旦を迎えるのが嫌だなと思うようになりました。
なぜ40代で年賀状じまいを決める人が多いのか
私の周りでも、40代の友人や親戚が「今年で最後にしたよ」という人が増えてきました。
理由はやっぱり時間が足りないから。
子どもがまだ小学生や中学生で手がかかるし、親の介護や仕事の責任も重くなり、年末年始の休みもほとんど家事で終わる…。
そんな中で夜な夜な年賀状を仕上げるのは本当に大変ですし、体調にも響きます。
実際に「自分の健康を優先したいから」と決めた人もいましたし、「義務的なやり取りはやめて、本当に大事な人との関係に時間を使いたい」という人もいます。
私も同じ気持ちでしたし、誰にでも起こりうるタイミングなんだな、と感じます。
年賀状じまいを決意するのは、ある意味で新しい人間関係の見直しの第一歩かもしれません。
親戚に年賀状じまいを伝えるときの基本マナー
親しい間柄だからこそ丁寧さが大切
親戚は身近で長く付き合う相手だからこそ、言い方やタイミングがとても大事です。
単に「やめます」と伝えるのではなく、これまでのお礼やこれからの気持ちも一緒に伝えることで、気持ちよく受け止めてもらいやすくなります。
私は、あえて寒中見舞いのハガキを使い、これまでの感謝の気持ちと、これからも変わらずお付き合いしたい旨をしっかり書き添えました。
そのとき「無理しなくていいよ」「気を遣わないでね」と笑顔で返してもらえて、本当にホッとしたのを覚えています。
今思うと、手書きの一言や近況を添えたことも、好印象につながったのかもしれません。
「失礼」と思われないための心配りのポイント
理由の書き方ひとつで、相手が受ける印象は大きく変わります。
「忙しいからやめます」という書き方だと、どこか冷たく感じる人も少なくありません。
私が実践したのは「家族や自分の時間をもっと大切にしたいから」という言い回しでした。
すると親戚のおばさんから「素敵な考え方だね、いいと思うよ」と言ってもらえ、とても安心しました。
理由を書く際には、前向きであたたかい気持ちが伝わる表現を選ぶのがおすすめですし、最後に感謝の言葉を必ず添えることもポイントです。
こうすることで、相手も「寂しいけれど理解できる」と思ってくれますし、これからも良い関係を続けていきやすいですよ。
親戚向けにおすすめの年賀状じまい文例
今年もどうぞよろしくお願いします。
子どもたちとの時間をもっと大事にしたく、今年で年賀状を卒業することにしました。
これからはLINEで写真など送りますね!これまで温かい年賀状、本当にありがとう。
今までの年賀状のやり取りが、毎年の楽しみでしたし、いただくたびに嬉しい気持ちになっていました。
これからも気軽に近況を伝え合える関係でいられると嬉しいです。
旧年中は大変お世話になりました。
誠に勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
これまで毎年ご丁寧なご挨拶をいただき感謝しております。
今後も変わらず温かい関係が続くよう、別の形でご挨拶やお付き合いができればと思います。
メールやLINEなどもぜひ活用してくださいませ。
さらに一言「これからもよろしくお願いします」といった言葉を加えると、より柔らかい印象になりますし、相手に不安を与えずに済みます。
年賀状じまいを伝えたあとの関係づくり
代わりのご挨拶方法を考えてみる
私は年賀状じまいの翌年、親戚から「LINEでお正月の写真が見られて嬉しい」と言われました。
寒中見舞いのハガキや電話、ちょっとしたメッセージで近況を伝えるのもいいですよ。
それに加えて、誕生日や季節のイベントに合わせて簡単なメッセージを送ったり、会えないときは写真を添えて「元気にしてるよ」と伝えるのもおすすめです。
たとえ短いメッセージでも、気持ちが伝わるので相手も安心しますし、離れていても繋がっている感覚が続きます。
私も年に数回はLINEで季節の写真や家族の様子を送るようにしていますが、それだけで十分喜ばれますし、返信がくるとこちらも嬉しくなりますね。
今後のお付き合いのヒント
大切なのは「もう疎遠になるのかな…」と相手に思わせないことです。
私は時々LINEで写真や近況を送るようにしているので、会ったときに「元気にしてるの知ってるよ」と言ってもらえて、安心しました。
さらに年に一度くらいは電話をして声を聞かせると、「年賀状がなくても変わらず仲良くしてくれてるんだな」と思ってもらえます。
小さなことでも継続しておくと、自然と距離が縮まるものですし、私自身も「続けてよかったな」と感じることが多いです。
時には相手からの連絡が少なくても、自分からさりげなく連絡してみると、それが良いきっかけになることもあります。
まとめ|年賀状じまいも立派なマナーの一つ
年賀状じまいは、決して悪いことではありません。
むしろ、相手の気持ちを考えながら伝えることこそ、今の時代のマナーなんだと思いますし、その丁寧な姿勢はきっと伝わります。
特に40代は生活スタイルも大きく変わりやすく、年末年始の過ごし方を見直すにはぴったりのタイミングです。
私も実際に伝えてみて、気持ちがすごく軽くなりましたし、親戚との関係もこれまで通り温かいものでした。
周りからはむしろ「無理しないでね」「気持ちが伝わったよ」という優しい言葉をもらえて安心したのを覚えています。
年賀状をやめても、LINEや電話など他の形でつながれるので、以前より距離が縮まったように感じることもあります。
ぜひこの記事を参考に、相手にやさしい言葉と一緒にあなたらしい気持ちを込めて、年賀状じまいを伝えてみてくださいね!
きっと後悔のない一歩になりますよ。