「赤ちゃんを産む」ということは、とっても体力をつかいますし、ママの体は交通事故にあったと同じくらいのダメージをうけるといわれています。
でも、産後の入院生活が終わると、「自宅に戻って家事をしなきゃ、、、」と思っているママも多いのではないでしょうか??
でもちょっと待って下さい!!!
自分では平気と思っていても、体は予想以上にダメージをうけています。
産後に無理をしてしまうと、後々ママの体調に悪影響がでてしまう可能性があるのです。
昔から「床上げまでは産後は寝ていること!」と言われていたくらい、産後は無理をせずに安静にするべきと考えられていました。
でも、実際産後どのくらいから動けるのでしょうか?
今回は、そんな産後のママっていつから動けるのか?ということについて、詳しく見ていきましょう!
産後に無理をするとどうなる?どれくらいのことなら動いても大丈夫なの?
では、産後のママの体はいつごろから動けるようになるのか、詳しく見てみましょう。
産後はいつからうごけるの?
出産後の入院中は病院の手厚いサポートで、赤ちゃんの授乳とおむつ替え、自分のシャワーやトイレ以外は、ほとんど寝たきり状態で過ごします。
会陰切開の傷や後陣痛の痛みで、動きたくてもうごけないですよね。
私も3人出産しているのですが、2人目3人目となるごとにとにかく後陣痛がつらくて、入院中はずっともだえていました。
産後1~2週間はとにかく自分の体の回復に専念しましょう。
入院中と同じく、赤ちゃんのお世話と自分のシャワーとトイレ以外は、横になっているのが理想です。
産後3週間たったら、少しずつ軽い家事から再開しても大丈夫です。
でも、お腹に力が入ってしまうような、重いものを持ったりする作業はやめましょう。
洗濯物をたたんだり、軽く掃除機をかけたり、無理のない範囲でやることが大切です。
少しでも疲れを感じたら、すぐに休むようにしてくださいね。
産後に無理をするとどうなる?
産後6~8週までの期間は「産褥期」といい、
妊娠・出産で大きく変化したママの体を回復させるための大切な期間です。
ここで無理をしてしまうと、どんな悪影響があるのでしょうか?
一番影響があるのが、産後のダメージの回復が遅くなるという点です。
出産でダメージをうけている子宮や、開ききった骨盤などが戻りが遅くなってしまうのです。
私も3人目出産の際、もう慣れていたこともあってかなり早くから家事などを再開しました。
自分では問題ないと思っていたのですが、悪露がなかなか終わらずに、ずっと出血がつづいてしまいました。
今となっては、産後の無理が影響して、子宮の回復が遅くなったのだと思います。
また、無意識に体や心が疲れてしまって、母乳が出にくくなってしまうなどの影響も考えられます。
この期間はママの体の回復はもちろんですが、赤ちゃんとの愛情を育むための大切な期間でもあります!
なのでとにかく無理はしないで、ゆったりした気持ちですごしましょう。
産後に気を付けることは何?必要なのは周りの協力と動かない勇気!
では、産後にママの体で気を付けることはなんでしょうか?
帝王切開の出産と普通分娩では少し違いがありますが、今回は普通分娩での出産後の注意点についてご紹介します。
普通分娩での出産後の注意点①会陰切開部分の傷の回復
赤ちゃんが産まれてくるときに切開する会陰切開ですが、傷ですので回復には数週間かかります。
最近では糸は体内に吸収されるものが多いですが、それでもしばらくは痛いです。
細菌感染の恐れもありますので、しばらくはトイレのたびに消毒をして、清潔にたもつことが大切です。
普通分娩での出産後の注意点②健康的な食事と水分補給
回復をサポートする為には、健康的な食事がかかせません。
とくにタンパク質・ビタミン・水分は多く摂取することが大切です。
水分は母乳を作る際にも沢山必要になりますので、ママが沢山お水をのむと、美味しい母乳ができて、赤ちゃんも喜びます。
普通分娩での出産後の注意点③睡眠時間の確保
産まれたばかりの赤ちゃんは授乳やおむつなど、とにかく1日中目が離せません。
それは夜でも同じなので、必然的にママは寝不足になります。
赤ちゃんが眠っている時は自分も眠るようにすることが大切です。
日中は中々眠れなくても、目を閉じてじっとするだけでも構いません。
休憩をとるという事を意識して過ごしてくださいね。
普通分娩での出産後の注意点④上の子のお世話などは誰かに頼る
上にお子さんがいる場合、どうしてもやらなきゃ!という気持ちがでてしまいます。
でもここで大切なのは、動かない勇気です。パパや祖父母、周りの人に頼ることも大切です。
行政のファミリーサポートや、ベビーシッターのサービスなども上手に利用しましょうね。
産後っていつから動けるの?のまとめ
産後っていつから動けるのか?ということについて見てきました。
私の経験からいくと、産後むりをすると本当に体に悪影響が出てきます。
「産後の無理は一生祟るは本当!?無理なく過ごすには何に気を付ければいい?」
には、昔から言われている「産後の無理は一生祟る」という言葉について、実際どうなのか?なぜそんなことが言われてきたのか?ということについて、詳しくまとめています。
実際に私も悪露の不調と腰痛に悩まされました。
まわりの人に上手に頼って、無理せず、ゆったりとした産褥期をすごしてくださいね。