ゴールデンウィーク辺りから潮干狩りに行かれる方も多いでしょう。
中には「会社の親睦会等で潮干狩り」なんてこともありえます。
まして20歳位のOL方が参加すれば、ある程度とった段階で興味が「あさりを採ることよりも。あさり自身の方」に向いていく事も。
「これってもしかしたら飼えるのかな?」
実際上は「飼育は可能です」
ただ、飼育するには、かなりの難題をクリアしていかなければならないという、注意書きが付きます。
それでも、愛らしいあさりを飼育したい情熱があれば難題もクリアできるかもしれませんね。
そこでこの記事では
- あさりを飼育するときに必要なものって?
- あさりを飼うときに、コレだけは絶対に気を付けたいポイントとは?
- あさりって普段、何を食べてる?餌がなぞの件
あさりを育てるには水槽以外に何を準備すればいい?
とりあえず潮干狩りで確保したあさりの飼育が可能という事がわかった所で、「水槽以外になにが必要なのか?」という問題が立ちはだかります。
水槽以外に必要な物としては
- <底に入れる砂>
⇒あさりが潜れるようにする為 - <エアレーション>
⇒水槽内でブクブクしている空気泡を出すもの。水に充分な酸素を入れる為 - <人工海水用の塩>
⇒族館などでも人工海水用の塩を使用しています。決して普通の食塩を混ぜたりしないでくださいね。 - <水槽用のヒーター・クーラー>
⇒あさりが生息する為の水温が18~20度と言われているのでこれを維持するために必要です。面倒だからと言って、氷やお湯で調整はしないでくださいね。
飼育する道具は揃えてみたもののいきなり入れても問題はない?
可愛いと思ったあさりを飼育してみたい!そう思ったあなたは、当然ながら「飼育設備」を購入しますよね。
「飼育しながら繁殖なんて出来たら…」なんて、夢のような事まで考えてしまうかもしれませんね~
でもちょっとまってください!
いきなり水槽の中に入れては、あさりは全滅してしまう可能性があるんです。
あさりを水槽に入れるまでの手順としては
あさりが潜れる程度の量が必要
②人工海水の素を別の容器で作り、水槽に入れます。
③エアレーションを作動させて1時間ほど、人工海水に充分に酸素をいきわたらせる
④あさりの生死を確認する。
少しの間水槽に入れて動かなければ、御臨終確定です。
元気がある物は砂の中に潜って落ち着くと管を砂から出してきます。
⑤弱っていないかを確認
砂に潜って管を出したからといっても元気かどうかは不明です。
管を指先でちょっと触るとすぐに引っ込める物と動きが鈍い物がいます。
動きの鈍い物は弱っている証拠なので、水槽から除去しましょう。
これで、水槽内には「元気なあさりしかいない環境」が整った事になります。
あさりの餌って何をあげればいい?普段は何を食べてるの?
環境ができ、水槽の中も元気なあさりのみになった所で、フッと気が付く事があるはずです。
それは「あさりって何を食べているのか?」です。
日テレの舛アナウンサーやさかな君に聞きたい所ですが、考えてもみなかった難問ですよね。
あさりの食べる物は
- 植物性プランクトン
- 死んだプランクトン
- 海洋生物の糞
- その場所で繁殖したプランクトン
これは、「水槽内では確実に再現する事が出来ない」…というよりも、自然な状態に近づける事が困難という事なのです。
今こそ、あなたの柔らかい思考能力をフル活動させるのです!
物や場所は有限ですが、知恵は無限なのですからね!
そうすれば、何らかの案が出るはず…です。
たぶん…
あさりのエサは販売されているのか!?
際の所は「あさり専用のエサ」というものは、販売されていません
しかし「二枚貝用」なら販売されていて、ハマグリでは効果かあることが確認されています。
なら「これなら大丈夫なんじゃ?」と思うかもしれませんね。
しかし、あさりとハマグリの大きさから考えた場合には、もしかするとこのエサでは、あさりは食べる事ができないかもという点です。
他の方法は無いのか?となると、水槽内を自然に近い環境にする為に、あさりを食べない魚や珪藻等を入れてみるのもありでしょう!
ただ他の生き物に熱中してしまうと、せっかくのあさりが全滅してしまう可能性もあります。
M-1という微粒子のエサを発見したのですが、どうも入手が困難な上に値段が付いていないことから、季節によって変わる可能性があると思っていた方があります。
他にもサンゴ用の植物性プランクトンのエサがあるのですが、これのみでは栄養が足らないという事がはっきりしている様です。
1番いいのはやはり、自然に近い環境を持続させることが最善策なのかもしれませんね。
あさりの飼い方って難しい?のまとめ
あさりの飼育道具や飼育方法など、いろいろ紹介してきました。
飼育する事は可能ですが、エサの問題がクリア出来ない限りは、超難関な飼育になるという事は間違いないでしょうね。
実際、あさりの養殖も近年なんとか確立出来たと言われている位ですから、水産のプロでも相当研究を重ねてきた結果という事になります。
せっかく「あさりを飼育する!」と決めた限りは、全力をもって飼育してあげてください。
試行錯誤しながらの中で、何らかの光が見えてくるかもしれませんからね。