
夜、ようやく子供が寝てから、「またやってしまった……」とひとりで涙をぬぐっている方はいませんか?
「明日こそ怒らないでいよう」と決意するのに、翌朝にはまた小さなことで爆発してしまう。
「八つ当たりをやめたい」と思えば思うほど、止まれない自分に絶望して、「私って最低だな」と自己嫌悪が深まってしまう…
そんな苦しいループの中にいる方に、ぜひこの記事を読んでほしいんです。
この記事では、八つ当たりが起きてしまう理由と、実際に効果があった対処法を、私の体験も交えながら丁寧にお伝えしていきますね。
八つ当たりをやめるための一番の近道は「自分を責めること」をやめること
結論からお伝えすると、八つ当たりをやめるために最初にすべきことは、「また怒ってしまった自分を責めるのをやめて、その怒りの裏に隠れている本当の気持ちに気づいてあげること」ですよ。
「心が弱いから」「性格が悪いから」ではなくて、心と身体が本当にギリギリのところまで頑張っているからこそ、八つ当たりは起きているんです。
そのことを、まず自分自身に認めてあげるところから始めてみましょう。
八つ当たりが止まらない理由は、あなたの性格のせいではない
「どうして大好きな人に、よりによって一番きつく当たってしまうんだろう」と不思議に思ったことはありませんか?これには、ちゃんとした理由があるんですよ。
怒りの下に隠れている「本当の気持ち」があるから
怒りというのは、心理的にも実は「表に出やすい感情」であって、メインの感情ではないことが多いんですよ。
怒りの下には、もっと切実で、でも素直に出しにくい気持ちが隠れていることがほとんどです。
- 家事も育児もぜんぶ一人でこなして、本当はもう限界なのに誰も気づいてくれない(疲労・孤独)
- 一生懸命やっているのに「ありがとう」のひと言すらなくて、ただただ悲しい(悲しみ・寂しさ)
- 先のことを考えると不安で、眠れない夜が続いている(不安・恐怖)
「悲しい」「寂しい」「怖い」という気持ちは、言葉にするのに少し勇気がいりますよね。
だから心は、そういった素直な感情を守るように、手っ取り早く外に出せる「怒り」に変えてしまうんです。
八つ当たりは、あなたの心が「もう一人じゃ抱えきれないよ、誰か気づいて」と出しているSOSのサインだと、まず受け止めてあげてくださいね。
感情を抑えるための「エネルギー」が底をついているから
私たちの脳には、感情が暴走しないようにブレーキをかける働きがあります。
ただ、このブレーキを動かすには、相当なエネルギーが必要なんです。
- 慢性的な寝不足が続いている
- 職場や外の人間関係で毎日気を張っている
- 「いいお母さん」「しっかりした妻」でいようと、無理をし続けている
こうした状態が重なると、脳のブレーキはガス欠を起こしてしまいます。
普段なら笑って流せる子供のちょっとしたイタズラや、パートナーのうっかりした言葉が、まるで重大事件のように感じられて、感情が爆発してしまうんですよ。
これはあなたの性格のせいではなくて、脳と身体が純粋に疲れ切っているサインなんです。
「絶対に離れない人」に無意識に甘えてしまっているから
もうひとつ、八つ当たりには切ない理由があります。
それは、「この人なら自分を見捨てない」と心の奥で感じている相手ほど、強く当たってしまうという仕組みなんです。
外の世界では一生懸命に頑張って、職場や人間関係でいい顔をしている分、家という安全な場所でだけ「本当の疲れた自分を受け取ってほしい」という気持ちが、うまく言葉にできなくて、怒りという形で出てしまう。
相手を信頼しているからこそ甘えてしまう、という皮肉な仕組みなんですね。
八つ当たりを減らすために、実際に試してみてほしい5つのこと
理由がわかっても「じゃあどうすればいいの?」という部分が一番大切ですよね。
ここでは、私自身が3人の子育てをしながら実際に試してみて「これは効果があった!」と感じたことを中心にお伝えしていきます。
①爆発しそうな瞬間にその場を離れる「6秒ルール」
子供がわざとこぼした牛乳のプール、脱ぎっぱなしのまま山になっている旦那の靴下……。
「ムカッ!」と来た瞬間が、実は一番危険なタイミングです。
我が家では、イライラのピークを感じたら、まず「お母さん、ちょっとトイレ行ってくるね」と声に出して言って、その場から離れることを自分のルールにしました。
トイレや洗面所で、ゆっくり水道水で手を洗いながら「1、2、3……」と心の中で数える。
たったそれだけなんですが、「怒りのピーク」である最初の6秒間をやり過ごすだけで、言葉のナイフを投げつけてしまう最悪の状況はかなり防げるようになりましたよ。
②週に1回「自分を甘やかすだけの時間」を作る
八つ当たりをしてしまうのは、心の中に「我慢」という名の貯金がいっぱいになっているからかもしれません。
貯金がパンパンになる前に、定期的に引き出しておくことが大切なんですよ。
私がやっていたのは、週に1回、たった15分だけの「完全に自分のためだけの時間」を作ること。
- コンビニでちょっと高めのスイーツを買って、誰にも見せずにひとりで食べる
- お風呂の中で、思いっきり「もう嫌だ!」と叫んでみる(笑)
- 誰にも見せないノートに、真っ黒な本音を書き殴る
「そんなことで変わるの?」と思うかもしれないけれど、定期的に心の毒を出しておくことで、身近な人にぶつけてしまうエネルギーが本当に減ってきます。
完璧にゼロにはならなくても、「爆発の頻度」が落ちるだけで、自分も家族もずいぶん楽になるんですよ。
③「イライラの予兆」を自分でキャッチできるようにする
自分がイライラしやすい「条件」を知っておくことも、とても効果的なんです。
私の場合、振り返ってみたら八つ当たりがひどい日には、ほぼ必ず共通点がありました。
- 前日に5時間以下しか眠れていなかった
- お昼ごはんをちゃんと食べられていなかった
- その日に外で「我慢」を強いられる出来事があった
「今日はちょっとヤバいかもな」と予測できると、それだけで心の準備ができます。
「今日は疲れてるから、晩ごはんはお惣菜でいいや」「今日はちょっと余裕がないから、子供のことは旦那に少し頼もう」という選択が自然にできるようになりましたよ。
④身体のコンディションを整えることを後回しにしない
「心が弱いから八つ当たりしてしまう」と悩んでいた時期、実は私の身体はかなりボロボロでした。
病院で調べてもらったら、鉄分が驚くほど不足していて、慢性的な貧血状態になっていたんです。
鉄分を補うサプリを飲み始めたら、ちょっとしたことで泣けてくるような感覚や、沸点の低さが目に見えて改善されていきました。
心の問題だと思って悩む前に、「身体が困っていないかな」を疑ってみるのが、意外と近道だったりしますよ。
⑤「それでもダメだった日」の謝り方を決めておく
どれだけ気をつけていても、またやってしまうことはあります。
大切なのは、そのあとのフォローです。
「どうせ私が悪い」と自己嫌悪でいじけてしまうより、素直に、でも「相手のせい」にしないで謝ることが、関係修復の一番の近道ですよ。
- 「さっきはきつい言い方をしてごめんね。今日、ちょっと疲れてて余裕がなかったの」
- 「あなたに当たりたかったわけじゃないんだよ。自分でもどうにもならなくて……」
言葉でうまく伝えられないときは、相手の好きな飲み物を黙って置いたり、「ごめんね」とひとこと書いたメモをそっと渡したりするだけでも大丈夫です。
「あなたを大切にしているよ」というサインを出すことが、壊れかけた信頼を少しずつ取り戻してくれますよ。
「うまくいかない日」が続くときに知っておいてほしいこと
ここまでの方法を試しても、「どうしても止まらない」「毎日が苦しい」と感じるときもあるかもしれません。
そんなときは、ひとりで抱え込まずに、外の力を借りることも大切なことですよ。
- かかりつけのお医者さんに「最近すごく怒りっぽくて……」と話してみる(ホルモンバランスや鉄分不足が原因のこともあります)
- 地域の子育て支援センターや相談窓口を、一度のぞいてみる
- 信頼できる友人に「最近しんどいんだよね」とポツリと打ち明けてみる
「相談するほどのことじゃない」と思わなくていいんですよ。
助けを求めることは、弱さじゃなくて、自分と家族を守るための勇気なんですから。
八つ当たりをやめるために大切なこと、まとめ
ここまでの内容を、改めて整理しておきますね。
八つ当たりをやめたいと思っているあなたは、すでにとても大切な一歩を踏み出しています。
「変わりたい」と思える心が、そのまま一番の武器になりますよ。
今日の夜から、小さな一歩を踏み出してみませんか
「八つ当たりをやめたい」と検索したあなたは、今日もきっと誰かを大切にしようとして、精いっぱい頑張っているんだと思います。
完璧な自分を目指さなくていいんですよ。
今日より少しだけ、「自分の気持ちに気づいてあげる」ことを意識してみてください。
今夜できる一番小さなことは、「あ、私今イライラしてるな。
疲れてるんだな」と、ただそれだけを自分に認めてあげることです。
その小さな気づきが、明日の穏やかな朝につながっていきますよ。
もし明日また同じことをしてしまっても、自分を責めすぎないでくださいね。
何度でも、またここから始めれば大丈夫ですよ。
あなたのこと、応援しています。
