年賀状を出さないのは非常識?20代の7割が出さない今どきの正解とは

年賀状、今年もそろそろ準備しなきゃ…と思いつつ、正直ちょっと気が重いな、と感じていませんか。

友達とはLINEで新年のあいさつを済ませているし、そもそも年賀状なんて自分の世代ではもう出さない人のほうが多いんじゃないか。

そう思う一方で、親からは「年賀状くらい出しなさい」と言われるし、職場の上司や取引先に出さなかったら印象が悪くなるかも…とモヤモヤしますよね。

この記事では、いまの20代・30代で年賀状を出さない人がどれくらいいるのか、そして友人と職場で対応をどう分ければいいのかを、具体的な数字と一緒に整理します。

読み終わるころには「自分はこうしよう」と迷わず決められるはずです。

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20代の約7割が年賀状を出していない今は出さなくても非常識ではありません

いまの20代・30代で年賀状を出さない人はすでに多数派で、出さないこと自体が非常識という時代ではありません。

むしろ出していない人のほうが目立つくらいです。

「自分だけ礼儀知らずなのかな」と不安になっていたなら、その心配はほとんど必要ありません。

年賀状を出すか出さないかは本来は自由で、絶対に守らなければいけない決まりがあるわけではないんです。

ただ、ひとつだけ意識しておきたいのが相手による違いです。

友人や同世代には出さなくてもまず問題ありませんが、職場の上司や取引先だけは少しだけ配慮しておくと安心です。

この線引きさえ分かっていれば、もう年末に頭を抱える必要はありません。

焦らなくて大丈夫。

次から、その理由と具体的な分け方を順番に見ていきましょう。

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なぜ若い世代の年賀状離れがこれほど進んでいるのか

「出さない人が多い」と言われても、数字で見ないと本当に安心はできませんよね。

ここでは、いまの年賀状事情が実際どうなっているのかを具体的に確認していきます。

20代は7割以上が年賀状を出していない

ある調査では、20代の72.5%が直近の年賀状を「出さなかった」と回答しています。

10人いれば7人が出していない計算です。

これはもう「少数派」という言葉では足りないくらいの数字です。

年代別に見ると、傾向はもっとはっきりします。

年代 年賀状を出す人の傾向
20代 7割以上が出していない
30〜50代 年齢が上がるほど出す人が増えていく
60代以上 半数以上が今も出している

別の調査でも、20代以下で年賀状を出した人はおよそ3割にとどまり、30代、40代、50代と年代が上がるごとに出す人の割合が増えていく結果が出ています。

20代前半では「年賀状をそもそも出したことがない」という人も一定数いるほどです。

つまり、年賀状を出すかどうかは世代でくっきり分かれているということ。

あなたの周りで「出していない」という人が多いなら、それはあなたの世代ではごく自然な感覚なんです(親世代とまったく同じ基準で考えるほうが、そもそも無理があるのかもしれません)。

年賀はがきの発行枚数はピークの6分の1まで減っている

個人の感覚だけでなく、はがきそのものの数にも大きな変化が出ています。

2026年用の年賀はがきの発行枚数は約7億5千万枚。

これは発行枚数がもっとも多かった時期のおよそ6分の1の規模まで縮んでいます。

しかも減少は15年連続。

たまたま一年だけ落ち込んだという話ではなく、長く続いている大きな流れだということが分かります。

会社どうしのやり取りでも年賀状をやめる動きは進んでいて、企業の6割以上が年賀状を出さないという調査結果もあります。

出さない理由として企業がいちばん多く挙げたのは「必要性を感じないから」でした。

「年賀状離れ」は、あなたひとりが感じている気のせいではなく、社会全体で起きているはっきりした変化なんですね。

出さない理由は手間とお金とスマホの普及にある

ではなぜここまで減っているのか。

理由はとてもシンプルで、いまの暮らしと年賀状のスタイルが少しずつ合わなくなってきたからです。

はがき1枚85円という値上げの負担

年賀はがきは郵便料金の値上げで1枚85円になりました。

数十枚出せばそれだけで数千円。

デザインを印刷する費用や手間まで含めると、地味に大きな出費です。

実際、値上げの影響について聞いた調査では、「送るのをやめるつもり」と答えた人が2割ほど、「送る枚数を減らすことを検討」と答えた人が4割を超えました。

半数以上の人が、値上げをきっかけに年賀状との付き合い方を見直しています。

「この金額をかけてまで出す必要があるのかな」と立ち止まる人が増えるのも、自然な流れですよね(年末って、ただでさえ何かとお金が出ていく時期ですし…)。

LINEひとつで新年のあいさつが完結する

そしてもうひとつが、スマホの普及です。

友達とはふだんからLINEでつながっていて、元日に一言メッセージを送れば新年のあいさつは完了。

わざわざ住所を聞いて、はがきを買って、宛名を書いて、投函して…という流れと比べると、手軽さがまるで違います。

年賀状を出さない人が選ぶあいさつ手段としても、LINEがもっとも多いという調査結果が出ています。

「あいさつをやめた」のではなく「あいさつの形が変わった」と考えるほうが、いまの実態に近いのかもしれません。

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友人と職場で年賀状を出すか出さないかを分けて考える方法

ここまでで「出さなくても非常識ではない」ことは分かったと思います。

でも、本当に迷うのはここからですよね。

「全部出さない」でいいのか、それとも「相手によって変えるべき」なのか。

答えは後者です。

相手を3つのグループに分けて考えると、驚くほどすっきり判断できます。

友人や同世代の知人には出さなくても問題ない

まずは友人や同世代の知人。

ここはいちばん気楽に考えて大丈夫なグループです。

同世代どうしなら、出さないこともお互いさまという感覚がすっかり広がっています。

ふだんからLINEやSNSでつながっている相手なら、年賀状がなくても関係が切れることはまずありません。

元日や三が日に「あけましておめでとう」と一言送れば、それであいさつとしては十分に成立します。

相手から年賀状が来ないからといって、あなたが冷たいと思うことはないですよね。

それと同じです。

私自身、社会人になってから友人への年賀状は出していません。

最初は「冷たいと思われないかな」と少し不安でしたが、結局いまも普通にLINEでやり取りしていますし、年末に「今年もよろしく」とメッセージを送れば、向こうからも同じように返ってきます。

年賀状がなくなったことで疎遠になった、と感じる友人は今のところひとりもいません。

職場の上司や取引先は一言添えると安心できる

次が、いちばん気をつけたい職場関係です。

とはいえ、ここも「絶対に出さなければいけない」わけではありません。

会社どうしのやり取りでも年賀状をやめる流れは進んでいますから、出さないという選択そのものは間違いではないんです。

大事なのは、出すか出さないかよりも、相手に「無視された」と感じさせないこと。

たとえば、こんな方法があります。

  • 会社の年賀状のルールや慣習を、先輩や同僚にそっと確認しておく
  • 出さない場合でも、年明けに直接会ったときの新年のあいさつは忘れずにする
  • 上司や取引先から年賀状が届いたら、寒中見舞いなどできちんと返す
職場で本当に気をつけるべきは「はがきを出すこと」ではなく「あいさつそのものを抜かさないこと」です。

この感覚さえあれば、年賀状を出さなくても印象が悪くなることはほとんどありません(むしろ顔を合わせたときの一言のほうが、気持ちは伝わったりしますしね)。

会社全体で年賀状のやり取りをやめたら、かえって気楽な関係になったという声もあります。

親に出しなさいと言われたときの受け止め方

そして地味に悩ましいのが、親からの「年賀状くらい出しなさい」という一言です。

ここで知っておきたいのは、親世代と自分の世代では年賀状の常識がそもそも違うということ。

年賀状を出す人の割合は60代以上では半数を超えますが、20代では大きく下がります。

親が「出すのが当たり前」と感じているのは、その世代では本当に当たり前だったからで、あなたの世代の感覚が間違っているわけではありません。

だからといって「時代が違うから」と突っぱねる必要もありません。

親が心配しているのは、たいてい「子どもが礼儀知らずだと思われないか」という点です。

だから「友達とはLINEであいさつしてるよ」「職場の分はちゃんと考えてるよ」と具体的に伝えれば、それで安心してくれることが多いはずです(正論でぶつかるより、まず安心させるほうが早い、というやつですね)。

年賀状をやめるときにやってはいけないこと

最後に、出さない・やめるときの注意点です。

ここを外すと、せっかくの判断が「ただの失礼」になってしまうことがあります。

長くやり取りしてきた相手をいきなり無視する

何年も年賀状だけでつながってきた相手に対して、ある年から急に何も出さなくなる。

これはいちばん避けたいパターンです。

年賀状をやめた人の声を見てみると、「やめてよかった、特に困っていない」という意見がある一方で、「地元の同級生や恩師との交流が、それきり途切れてしまった」と寂しさを感じる人もいます。

ふだん連絡を取らず、年賀状だけが細い糸のようにつながりを保っている相手。

その相手とのつながりを残したいなら、やめる前に一度立ち止まって考えてみてください。

やり取りを終えたい場合も、これまでの感謝の言葉と「これからもよろしく」という前向きな一言を添えて伝えると、ぐっと角が立ちにくくなります。

やめることは関係を切ることとは違う、と伝わるようにするのがコツです。

相手から届いたのに何も返さない

もうひとつが、相手から年賀状が届いたのに完全にスルーしてしまうこと。

自分から出さないのは自由ですが、受け取ったのに無反応というのは、相手にとっては少し寂しいものです。

年賀状を受け取ったとき「うれしい」と感じる人は今でも多いという調査結果もあります。

届いた相手には、寒中見舞いやちょっとしたメッセージで構わないので、何かしら反応を返しておく。

これだけで印象はぜんぜん違います(自分が送ったものを既読スルーされた側の気持ち、想像するとわかりますよね)。

年賀状は自分の付き合い方に合わせて選んでいい

最後に、ここまでの内容を整理します。

いまの20代・30代では、年賀状を出さない人がすでに多数派です。

年賀はがきの発行枚数も大きく減り続けていて、出さないことは非常識ではなく、ごく普通の選択になっています。

そのうえで、相手によって少しだけ対応を分けるのがポイントでした。

  • 友人や同世代の知人には、出さなくても問題なし。LINEのあいさつで十分
  • 職場の上司や取引先は、出さなくてもいいが、あいさつそのものは抜かさない
  • 親には、自分なりに考えていることを具体的に伝えて安心してもらう
  • 長年やり取りしてきた相手や、届いた相手への対応だけは丁寧に
年賀状は「全員に必ず出すもの」から「本当に大切な人に出す特別なあいさつ」へと変わってきています。

出す・出さないのどちらかが正解ということはなく、自分の人付き合いに合うほうを選んでいいんです。

「今年は出さない」と決めても大丈夫。

逆に「この人にだけは出そうかな」と思える相手がいるなら、それもすてきな選択です。

大事なのは、はがきの枚数ではなく、あいさつしたいと思う気持ちのほうですよね。

今年は周りの声に流されることなく、自分のペースで新年のあいさつの形を選んでみる。

それくらいの軽やかさで向き合えたら、年末のあのモヤモヤも、少し晴れていくんじゃないでしょうか。