妊婦のエックス線検査は赤ちゃんに影響あり?空港で慌てない3つの安心ポイント

妊娠中に飛行機に乗ることになって、「空港の保安検査でエックス線を浴びたら、お腹の赤ちゃんに影響しないのかな?」って気になっていませんか?航空券はもう取ったけれど、あのゲートを通るのがなんだか不安…。

そんな気持ちで調べている方は多いはずです。

結論からお伝えすると、空港の保安検査で赤ちゃんに影響が出る心配は、まずありません。

この記事では、荷物を通すエックス線装置と自分が通るゲートの違い、不安なときに検査を断る方法、当日あわてないための流れまで、ひとつずつやさしく整理していきます。

読み終わるころには、「これなら大丈夫」と思えて、旅行や帰省そのものを楽しみにできるようになりますよ。

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空港の保安検査で赤ちゃんに影響が出る心配はまずありません

最初に、いちばん知りたい答えからお伝えしますね。

空港の保安検査で、お腹の赤ちゃんに影響が出る心配はまずありません。

「エックス線検査」と聞くと、レントゲンのように放射線を浴びるイメージがありますよね。

でも、空港で自分が通るあのゲートは、レントゲンとはまったく別のしくみなんです。

エックス線を体に当てる装置ではないので、妊娠中でも普通に通って大丈夫ですよ。

不安になるのは、ちゃんと赤ちゃんのことを考えている証拠。

決して心配しすぎではありません。

ただ、その不安は「正しいしくみ」を知れば、ふっと軽くなるものでもあります。

なぜ大丈夫と言えるのか、ここから順番に見ていきましょう。

焦らなくて大丈夫ですからね。

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保安検査で赤ちゃんに影響しない理由

「影響しません」と言われても、理由がわからないとモヤモヤしますよね。

ここがいちばん大事なところなので、しくみから丁寧に説明していきます。

実は、多くの方が不安に感じる原因は、空港にある2種類の機械が頭の中でごちゃ混ぜになっていること。

ここが整理できると、一気にスッキリしますよ。

荷物を通すエックス線装置と自分が通るゲートは別物

空港の保安検査場には、大きく分けて2つの検査があります。

ひとつは荷物の検査、もうひとつは体の検査。

この2つは、まったく別の機械で行われます。

エックス線を使うのは、バッグやカバンを通すベルトコンベアの装置だけ。

あの黒いトンネルのような機械ですね。

そこを通るのは荷物であって、人ではありません。

つまり、エックス線が当たっているのは自分の手荷物だけで、自分の体が浴びるわけではないんです。

一方、自分が通るのは金属探知機やボディスキャナーと呼ばれるゲート。

こちらはエックス線を使っていません。

「エックス線検査」という言葉のイメージから、自分もレントゲンのような検査を受けると思い込んでしまいがちですが、そこは安心してください。

荷物と体で、機械はちゃんと分かれています。

金属探知機やボディスキャナーはエックス線を使わない

では、自分が通るゲートはどんなしくみなのでしょうか。

金属探知機は、電磁波を使って金属があるかどうかを調べる機械です。

エックス線などの放射線を出すものではありません。

ボディスキャナーのほうは、微弱な電波を体に当てて、その反射から身につけているものを調べるしくみ。

こちらもエックス線は使っていません。

国土交通省も、金属探知機やボディスキャナーによる検査でお母さんと赤ちゃんに障害を与える可能性はないと考えられる、とはっきり示しています。

産婦人科の専門家からも、これらの検査が母体や胎児に影響したという報告は今のところない、という説明がされています。

公的機関と医療の専門家、どちらも「問題ない」という見方で一致しているというのは、安心材料のひとつになりますよね。

日本のボディスキャナーは電波がとても弱い

「電波を当てる」と聞くと、それはそれで心配になるかもしれません。

でも、その強さはごくわずかなんです。

日本の空港で使われているボディスキャナーは、「ミリ波」と呼ばれる弱い電波を使っています。

その強さは、携帯電話の数百分の1から1万分の1程度とされています。

毎日使っている携帯電話よりずっと弱い、と考えるとイメージしやすいでしょうか。

検査にかかる時間もほんの数秒です。

私も妊娠中期に帰省で飛行機に乗ったのですが、ゲートを通るのは本当に一瞬でした。

両手を上げて数秒立つだけ。

あれだけ前の晩から心配していたのに、「え、もう終わり?」という感じで拍子抜けしたのを覚えています。

飛行機そのものより検査での影響はずっと小さい

放射線のことを考えるなら、実は保安検査よりも気にされやすいのは飛行機に乗っている間のほうです。

それでも、過度に心配する必要はありません。

人が日常生活で1年間に自然に浴びる放射線は、約1ミリシーベルトとされています。

一方、赤ちゃんに影響が出るとされる量は約100ミリシーベルト。

けた違いに大きな数字です。

東京とニューヨークを飛行機で往復しても、浴びる量は約0.2ミリシーベルト程度と言われていて、影響が心配されるレベルには遠く及びません。

自分の体が直接通るわけではない保安検査のゲートなら、なおさらです。

観光や里帰りでの飛行機が、保安検査を理由に赤ちゃんの健康を脅かす可能性は、極めて低いと考えられています。

数字で見ると、ちょっと安心できますよね。

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当日あわてないために知っておきたいこと

しくみがわかったところで、次は当日の話です。

「頭ではわかったけれど、それでもやっぱり気になる」という方のために、具体的な場面ごとに見ていきましょう。

知っておくだけで、当日の心の余裕がぜんぜん変わりますよ。

どうしても不安なら検査員に伝えれば別の方法に変えてもらえる

「説明は理解できた。

でも、念のためゲートは通りたくないな」。

そう思っても、まったく問題ありません。

不安がある場合は、保安検査場で検査員にその旨を伝えれば、金属探知機やボディスキャナーを使わない検査に変えてもらえます。

検査員が手で確認する「接触検査」と呼ばれる方法です。

これは妊娠中の方への配慮として、きちんと用意されている対応なので、遠慮する必要はありません。

伝え方も、難しく考えなくて大丈夫。

「妊娠中なので、手による検査をお願いできますか」と声をかければ伝わります。

母子健康手帳や診断書などがあれば提示するとよりスムーズですが、なくても申し出ること自体はできます。

手による検査は少し時間がかかることもある

ひとつだけ、頭に入れておきたいことがあります。

それは、接触検査には少し時間がかかる場合があるということ。

手による検査は、女性の検査員が対応するのが基本です。

そのため、対応できる検査員の手が空くまで、少し待つ可能性があります。

混雑する時間帯だと、その待ち時間が気になることもあるかもしれません。

接触検査をお願いするつもりなら、空港にはいつもより早めに着いておくと安心です。

時間に追われていると、それだけで気持ちもあせってしまいますからね。(搭乗時刻ギリギリの猛ダッシュ、妊娠中はとくに避けたいところです)

国内線と国際線で出会う機械が少し違う

利用する路線によって、保安検査場で見かける機械が少し変わります。

これを知っておくと、当日「思っていたのと違う」と戸惑わずにすみます。

国内線では、金属探知機のゲートを通ることが多くなっています。

一方、国際線の保安検査場では、ボディスキャナーが広く導入されています。

成田空港や関西空港などの国際線では、ボディスキャナーでの検査が案内されています。

ただ、どちらの機械もエックス線を使わないという点は同じです。

国内線でも国際線でも、赤ちゃんへの影響を心配しなくていい、という結論は変わりません。

機械の見た目が違っても、不安になる必要はないんですよ。

海外の空港では言葉での伝え方も準備しておく

海外旅行で外国の空港を使う場合は、もうひとつ準備しておくと安心なことがあります。

それは、妊娠中であることを伝える言葉です。

海外の空港でも、不安があれば検査員に申し出ることで配慮してもらえることがあります。

そのときに困らないよう、「I am pregnant.(妊娠しています)」といった短いフレーズを覚えておくと安心です。

難しい言い回しは必要ありません。

短い一言でじゅうぶん伝わります。

妊娠に気づかず通ってしまっても心配しすぎなくて大丈夫

「実は、妊娠に気づく前に飛行機に乗ってしまった…」という方もいるかもしれません。

ここまで読んで、逆に不安になってしまったでしょうか。

でも、大丈夫です。

すでにお伝えしたとおり、自分が通るゲートはエックス線を使っていません。

妊娠初期に気づかないまま保安検査場を通っていたとしても、それが原因で赤ちゃんに影響が出ると考えられるものではないんです。

実際に、妊娠初期と気づかないまま海外の空港を含めていくつものゲートを通り、後から不安になって相談したケースもあります。

それに対して専門家は、金属探知機などの機械が胎児に影響することはまずない、と説明しています。

過ぎたことを思い出して自分を責める必要は、まったくありません。

どうしても気になるときは、次の健診のときに医師へ相談すれば、より安心できますよ。

まとめ:しくみを知れば保安検査はこわくありません

最後に、ここまでの内容を整理しておきますね。

  • エックス線を使うのは荷物を通す装置だけで、自分が通るゲートには使われていない
  • 金属探知機やボディスキャナーはエックス線を使わず、国も専門家も母児への影響はないとしている
  • 不安なときは検査員に伝えれば、手による検査に変えてもらえる
  • 接触検査を希望するなら、早めに空港へ着いておくと安心
  • 妊娠に気づかず通ってしまっても、過度に心配しなくて大丈夫
空港の保安検査は、しくみさえ知ってしまえば、必要以上にこわがるものではありません。

荷物と体で機械が分かれていること、自分が通るゲートはエックス線ではないこと。

それだけ覚えておけば、当日も落ち着いて通れるはずです。

不安な気持ちは、赤ちゃんを大切に思うからこそ出てくるもの。

その気持ちはそのままに、正しいしくみを知ったうえで、安心して当日を迎えられたらいいですよね。

準備が整えば、旅行や帰省そのものを楽しみにできるようになります。

あなたとお腹の赤ちゃんにとって、おだやかな空の旅になりますように。