日本を代表するスポーツといえば、やっぱり“相撲”ですよね。
おじいちゃんおばあちゃんはもちろん、最近では若い女の子にも相撲好きな方が増えているようです。
私も実家にいたころは、夕方になるとおばあちゃんが相撲中継を見ていたのを覚えています。
でもこの相撲の中には、あまり聞きなれないワードが沢山でてきますよね!
その中の1つが、「年寄(としより)」という言葉です。
どんな意味のどんな役割か知っていますか??
今回は、そんな相撲の「年寄り(としより)」について、詳しく見ていきたいと思います!
大相撲の年寄株って何?お値段はどれくらいするものなの?
まず、「相撲の年寄」とは、どういう意味なのでしょうか?
年寄の意味
「としより」といっても、実際に年を取ってしまっているわけではありません。笑
若くても年を取っていても、「としより」なのです。
漢字では『年寄』と書きます。
この年寄とは、公益財団法人日本相撲協会の構成役員のことをいいます。
通常は、「親方」と敬称で呼ばれることが多いです。
現役を引退した力士たちが、親方となって協会の運営をしていく際の名称ということですね!
ちなみに、現役を引退したあとに協会の正規の構成員としてとどまるには、この年寄にならなければいけません。
相撲部屋と個々に契約している「コーチ」や「マネージャー」は、協会員ではないそうです。
この年寄になるには、
- 現役時代の成績
- 日本の国籍の保有
- 協会の承認
確かに、引退したすべての力士が親方になれるわけではないですよね!
年寄株ってなに?
まず年寄株とは、株式会社などの「株」とは違うものです。
年寄株は、年寄名跡(としよりめいせき)のことで、日本相撲協会で親方になるために必要となります。
そして、その年寄株は「105」と数が決まっていて、成績などで受け継がれている・・・のではないのです!!!
実は、この年寄株は、実質的には金銭で授受されていて、取引額は億単位になることもあるそうです(><)
相撲の親方が金銭で決まるというのは、ちょっとショッキングでした(><)
この年寄株に関しては、ここ数年で問題視されてきていて、2003年に6代立浪親方(元関脇・羽黒山)と、7代立浪親方(元小結・旭豊)の譲渡代金をめぐる裁判沙汰でクローズアップされました。
それからも度々話題にはあがりますが、現在もこの金銭の授受については改善されていないそうです。
私個人的には、強そうで立派な親方たちがお金で決まっているのは悲しい感じがするので、改善してほしいなと思います(><)
大相撲の年寄になると年収ってどれくらいもらえるものなの?
年寄になると、相撲協会からお給料をもらうことになります。
普通のサラリーマンのように、月例給与と賞与がもらえるそうです。
ほかにも、勤続年数に応じた色々な手当がもらえます。
- 勤続手当
- 場所手当
- 在勤手当
- 衣装補助費
- 名跡金
この手当に関しては、普通のサラリーマンよりもずっと多いですね(^^;
また、部屋持ちの親方にはさらに一人一人の力士の維持費などが支給されますので、至れり尽くせりですね!
役職によって年寄の年収は変わってきますが、一番下の「平年寄(ひらどしより)」でも、約1300万前後の年収となります。
大体の年寄は委員を務めている人が多いので、その平均年収は約1500~1600万くらいとなります。
中でも「理事」ともなると、年収は軽く2000万をこえますので、一般的なサラリーマンよりも高額な報酬といえるかもしれませんね。
相撲の年寄の意味は?のまとめ
相撲の年寄の意味について見てきました。
相撲の親方たちが、こんなにお給料が高いとは知りませんでした!
でもその地位をお金で獲得していると知って、ちょっと複雑な気分です。
今後の相撲中継、見方がなんだか変わるかもしれませんね。