ゴミ箱を開けた瞬間、ふわっと飛び出してくるコバエ。
特に暑い季節になると、「えっ、昨日ゴミ出ししたばかりなのに!?」なんて驚くこと、ありませんか?
実はコバエは、ゴミ箱のフタの隙間やキッチンの換気扇から入ってくるだけでなく、なんとゴミ箱の中で卵を産み、そこから大量に発生していることもあるのです。
特に生ゴミや使い終わった紙おむつ、濡れたキッチンペーパーなどの「湿った有機物」があると、コバエにとってはまさに産卵にぴったりの環境。
しかもコバエの卵は、ほんの1〜2日で孵化してしまうため、放っておくとあっという間に繁殖が広がります。
「どこから入ってきたの?」「どうすれば湧かないようにできるの?」
そんな疑問を感じている方に向けて、この記事では、
「コバエが湧く原因」
「卵を産ませないための具体的な対策」
「ゴミ箱の選び方や設置場所の工夫」
「コバエが好む条件や生活習性の基本情報」
などを、わかりやすく丁寧に解説していきます。
毎日のゴミ捨てが少しでも快適になるように、この記事があなたのヒントになればうれしいです。
コバエが卵を産む場所に多いのは?突き止めしっかり対策を?
コバエが卵を産み付ける場所として代表的なのが、「食品」なんです。
特にアルコールの香りや甘い匂いに寄ってくる習性があり、ビールの空き缶に卵を産み付ける事もしばしばなんです。
更に、排水溝のヘドロに卵を産み付けるコバエもいます。
水回り付近にコバエが多い場合は、一度排水溝をチェックしてみましょう。
コバエの卵は見つけ次第駆除! 卵を見つけるには?
では、具体的に卵を駆除する方法について見ていきましょう。
コバエの卵は殻に覆われているため、普通の殺虫剤では効果がない可能性が高いです。
殺虫剤を使用する場合は、卵や蛹(さなぎ)にも効果がある殺虫剤を使用してください。
殺虫剤を使わず卵を駆除するには、掃除機で吸い取るか、ガムテープやコロコロで絡め取ってしまう方法の2種類があります。
掃除機で吸い取った場合は、必ず掃除機内の紙パックやゴミをビニール袋に入れ、速やかに処分する様にしましょう。
そのまま放っておくと「掃除機内でかえって、掃除機内でコバエが繁殖する・・・」とった、考えただけでも恐ろしい状況になってしまいますよ。
また、排水溝や排水管といった場所に卵がある場合は、熱湯をかけて駆除しましょう。
熱湯といっても沸騰させなくてもOKで、大体60℃程度あれば問題ありません。
このとき、沸騰したての熱湯を流すと排水管にダメージがある為、注意が必要ですよ。
コバエの捕獲トラップが自作できる?簡単!作り方を公開
生ゴミにたかるコバエには、自作の捕獲トラップが絶対な効果を発揮します。
誰でも簡単に作れますので、是非作って試してみましょう!
コバエの捕獲自作トラップの作り方
用意するものは、500mlのペットボトルとめんつゆ、酢の3つです。
まず、ペットボトルの半分より下に安全ピンや釘等を使って、10箇所程度穴を開けていきます。
この穴は、めんつゆの匂いをコバエに嗅がせる役割があります。
次に、ペットボトルの中心よりやや下に向かって、カッターナイフで「×印」をつけます。
更に×の中心に向かって切り込みを入れてください。
切り込みにボールペンを差し込み、少し大きめの穴を作ります。
更に反対側にも穴を開け、コバエの入り口を作りましょう。
めんつゆと酢を「1:1」の割合で混ぜて、ペットボトルに2cm程度入れておきます。
最後に食器用洗剤を数的垂らし、めんつゆトラップの完成です!
コバエの捕獲めんつゆトラップの使い方
めんつゆトラップは、2~3日ごとに中身を取り替える必要があります。
それ以上置いておくとウジが湧いてしまい、本末転倒になってしまうからです。
また、めんつゆで効き目が感じられない場合は、めんつゆをビールに変えてみましょう。
コバエはビールの香りを大変好む習性がある為、バッチリ効果があるはずですよ。
コバエは一体どこから湧いてくる?のまとめ
コバエは家の至る所に生息し、放っておくとすぐに卵を産んでしまいます。
コバエを見つけたらすぐに駆除し、なかなかいなくならない場合は卵を見つける必要があります。
更にコバエは、生ゴミやゴミ箱以外にも様々な場所に生息しています。
ですので、発生源になり得る場所は清潔にし、コバエの繁殖を防ぐ事が重要です。
コバエは一度侵入すると、厄介なことになってしまいます。
しっかり駆除し、繁殖させない環境づくりに努めましょう!