古い家に行くと、玄関から入った瞬間になんともいえないカビくさい臭いがしたりしますよね。
毎日いる自分の家だと臭いに慣れてしまっているので、わからないことも多いのですが
でも、久しぶりに実家に帰省したりすると、よくわかります。
古い家はカビ臭いことが多いですが、なぜこのような臭いがしてしまうのでしょうか。
家の中に生えるカビの種類は?
家の中に生えるてしまうよなカビは、
- 青カビ
- 黒カビ
- ススカビ
ススカビというのはあまり聞いたことがないかもしれませんが、穀類やイモ類、本などに生えるカビです。
古い本を開くとカビ臭い時たしかにありますね。
とても軽いカビなので、空気中を浮遊していることが多く、こまめに窓を開けて外に出せば大丈夫です。
青カビは食べ物に生えているというイメージですが、畳も植物ですので生えやすいです。
一番やっかいなのが黒カビで、湿気を好みますが、ほおっておくとどんどん広がってしまうので、駆除が大変です。
昔の家は今のように高密度ではないので通気性がいいからカビなどあまり生えないイメージです。
ですが、足元がコンクリなどではなく、土間だと家の床は全部土なので湿気が上がってきて木造住宅ではすぐカビが生えます。
畳などもすぐ湿気るのでカビやすいです。
古い家がカビ臭い!空気清浄機で対策してもなぜ臭いの?
古い家がカビ臭いから、空気清浄機で対策をしてみても、まだ臭いということはよくあります。
結局、カビの元を断たなければずっと胞子が飛び続けますし、臭いもしみついているので無理ですね。
カビの臭い!臭いの発生源を知る方法は?
家中がカビ臭いと、どこがカビの元なのかわからなくなりますよね。
しかし、一度窓という窓をすべて開けて、家の中の空気を全部入れ替えてみてください。
そうすると一旦臭いが薄くなりますので、その後は家の中の臭をかぎまくって、特にカビ臭い部分を特定します。
だいたいは水回りですが、和室が臭うというときは畳の内部がかびているとか、上に敷いてるカーペットの裏がカビだらけなんてこともあります。
カビを落とす方法はあるの?
軽いカビでしたら、エタノールをつけてブラシでこすって落として掃除機で吸い取ります。
その後は雑巾で拭き取って乾燥させます。
でも、畳全体がカビでびっしりの時は、こすって落とすのも限界があります。
畳全体がカビている場合は、畳を交換したりカーペットを買い替えることで改善したりします。
家の壁が砂壁や繊維壁だったりすると、こするとはがれてしまうのでビニールクロスのように除去することはできません。
黒ずみは取れませんが、除菌だけというのであれば高濃度(80%くらい)のアルコールスプレーを吹きかけるだけですみます。
また、ちょっと値段が高いですが「カビホワイト」というスプレー剤だと、砂壁でも薄めてかければ真っ白になるということでした。
スプレーした後はものすごい塩素臭だそうですが、乾くと無害になるとのことです。
カビホワイトはどこのカビでも使えるそうですから、1本あると便利かもしれません。
ネットなどで買えますよ。
カビ臭い部屋の対策!場所別の日々心掛けたい対策を紹介
カビ臭い部屋の対策は何をしたらいいのでしょうか?部屋別で考えてみましょう。
カビ予防の基本は「換気」です!
なので意識して、換気ははどの部屋も十分に行ってください。
カビ予防対策①窓
冬などはストーブにヤカンというのが定番の加湿だったりしますよね。
ですが、窓の結露がすごいので、これをほおっておくと、木の窓枠などはすぐカビます。
サッシの窓も毎日の結露が枠に垂れて黒カビが発生しているので、よく見てください。
毎日結露を掃除するのは大変と思いますが、結露対策グッズなどがホームセンターに売られているので、まずはどんなものか見てみてくださいね。
カビ予防対策②浴室・キッチン
浴室やキッチンは水回りなので、カビはよく発生しますね。
お風呂もやはりカビ予防は換気なので、蒸気がこもらないようにするというのが大事です。
生えてしまったものは、カビキラーなどで落として、その後は防カビ燻煙材を焚いておけば、1か月くらいはカビが発生しませんのでお勧めです。
キッチンで一番カビが生える場所はシンクです。
水を使うので掃除をさぼるとすぐ黒カビが発生します。
重曹やお酢をかけて歯ブラシなどでこするとだいたい落ちます。
激落ちくんなら何もつけなくても落ちますよ。
排水溝の部分にカビが生えていると、キッチン一帯がカビ臭くなりますので、こちらもブラシなどでこすって落としましょう。
シンクの排水溝にふたをして(いらないタオルなどを詰めるのも可です)、温水を半分くらいためてそれを一気に流してみましょう。
一気に流すと、排水パイプの中のヘドロが水圧で流れて、カビ以外の異臭なども解消したりします。
あまりにひどいヘドロだとパイプユニッシュなどのジェル材を使わないと無理かもしれませんが、おためしあれ。
カビ予防対策③タンス・テレビ裏
ほこりがたまっていると、カビと合体して浮遊しますので、掃除もこまめにしてくださいね。
タンスやテレビの裏などはすぐにカビが生えるので、要チェックです。
古い家の押し入れは、湿気がこもりやすいのでカビが生えやすいです。
閉めっきりにせず、時々は開けて空気の入れ替えしてください。
片側を開けるのではなく、両サイドに隙間を開けると空気が流れますよ。
古い家の押入れが臭い原因と対策は?カビを取るグッズと予防を紹介
では、どうして古い家の押し入れは臭いのでしょうか?
よく「カビくさいね」なんて話したりもしますよね。
実は、あの古い押し入れ特有のニオイには、2つの原因があるんです!
古い家の押し入れが臭い理由①「カビ」
一つは、みなさんご存知の「カビ」です。
当たり前ですが、押し入れは日が当たりにくいですよね。
そのため、湿度が高くなりがち。
カビが育ちやすい環境になってしまうんです。
そこに汗が沁み込んだ布団を仕舞った時にはもう、カビにとっては楽園のような環境を揃えていることになりますね。
古い家の押し入れが臭い理由②「接着剤や防腐剤のニオイ」
そして、もう一つの原因が、木に使ってある接着剤や防腐剤などのニオイです。
押し入れに使われている木は、強度のため合板になっていることも多いですよね。
合板の接着に使われたボンドや防腐剤が、時間を重ねてより強くイヤなにおいを放つこともあるんです。
押し入れの臭いを抑える方法は?家にあるもので消臭できる!
では、押し入れの臭いを抑えるにはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは、カビの嫌な臭いを抑える方法についてもご紹介しておきます。
押し入れ用にわざわざ新しい洗剤などを買う必要はありません。
家の掃除で使う身近なアイテムを使って、消臭することができます。
おすすめは、「クエン酸」か「重曹」か「エタノール」です。
この中のどれか一つだったら家にあるのではないでしょうか?
もし家にないという場合も、押し入れ以外の掃除にも使えるアイテムなので、この機会に買ってみてください。
クエン酸とエタノールは、粉を水に溶かして布に含ませ、押し入れの中を軽く吹きます。
重曹を使う場合は、空き小瓶などに重曹を入れて、押し入れの中に置きっぱなしにしましょう。
水分はカビが増殖する原因となってしまうので、水で溶かしたものをそのまま押し入れにかけることがないよう注意してくださいね。
床下のカビの臭い対策は?カビ発生前に自分で出来る方法!
次に、カビがなるべく発生しないためのコツについても伝授しておこうと思います。
そもそもカビが発生しなければ、嫌なニオイもしてこないわけです!
事前にできる対策をしておくことが重要ですね!
ポイントは、ずばり「湿気を抑える」ことです。
そのためにできる対策を紹介します。
湿気を抑える!押し入れのカビ対策①定期的に押し入れの換気をする
押し入れの中に湿った空気がこもらないよう、定期的に押し入れを開けて、空気を入れ替えるようにしましょう。
例えば、
- 押し入れを開けたらすぐに閉めずそのまま開けておく
- 夜寝ている間は押し入れを換気しておく
特に雨の日は湿気がこもりがちなので、意識して換気するようにしてください!
湿気を抑える!押し入れのカビ対策②余裕を持って収納する
押し入れの中がパンパンに詰まっていると、せっかく換気をしても空気が回らず、湿気を逃がすことができません。
空気の通り道を確保できるよう、余裕を持った収納を心掛けましょう。
湿気を抑える!押し入れのカビ対策③洗濯前の衣服は仕舞わない
古い家は土間などの場合が多く、床からの湿気でカビが生えやすいことがわかりました。
こまめな掃除をしてほこりを除去し、カビの発生源を特定して除去すれば、臭いもだいぶ軽減されることと思います。
カビの胞子を吸い続けることは、呼吸器に影響ありますしアレルギーを発症することもあります。
ご両親の健康のためにもカビ掃除がんばってください。
家の中がカビ臭い場合、エアコンにもびっしり生えている可能性が高いです。
こちらも掃除業者に依頼して、一度リセットしてみてくださいね。