夏野菜の代表格『トマト』。
家庭菜園で作られている方も多いのではないでしょうか?
自分で収穫したトマトは、お店で買うトマトとは一味違う美味しいトマトに出会えますよね。
さらには、家庭で作るトマトは無農薬で安心です。
「ついつい丸かじり!」何とも言えずジューシーです。
でも「今年はどうも育ちが悪いんだよね~」っていう方おられませんか?
もしかしたら、連作障害にあっているのかもしれませんよ!
同じ区画に、ずっと同じ野菜を育てていると、土壌の栄養分が偏って減ってしまいます。
そして、野菜の育ちに必要な栄養分が十分に吸収できずに、育ちにくくなる。
これが「連作障害」といわれるものです。
そんな連作障害を回避して防ぐためには、いくつかの対策があります。
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- 毎年植える場所を変える「輪作」
- 有機肥料を使って微生物を増やす
- 植えるものに必要な栄養分をあたえる
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家庭菜園での輪作ってどういうものなの?
野菜には、それぞれ科目分けがされています。主な科目と、その作物は
- ナス科
…トマト、ピーマン、ナス - ウリ科
…キュウリ、スイカ - マメ科
…枝豆、エンドウ、インゲンマメ - アブラナ科
…キャベツ、白菜、大根
などがあります。
家庭菜園での輪作って?
まず、畑をいくつかの区分けにします。仮に「A区画」「B区画」「C区画」としましょう。
- 今年
A区画にはトマト
B区画にはキュウリ
C区画には枝豆- 来年
A区画にはキュウリ
B区画には枝豆
C区画にはトマト- 再来年
A区画には枝豆
B区画にはトマト
C区画にはキュウリというように、同じ区画に毎年植えるものを変えていくのです。このような方法が「輪作」です。次に植えるものは、前とは違う科の野菜を植えるようにすると、連作障害を防ぐことが出来ますよ。
いつ、なにを、どこに植えたのかをノートなどにメモっておくと、連作防止に役立ちますね。
有機肥料を使って連作障害を回避する
土壌の中には「微生物」が住んでいますが、その微生物のエサがなければ微生物が育ちませんよね。
土壌の中の微生物は
- 土をフカフカにしてくれる役割
- 特定の病原菌が増えるのを防いでくれる役割
微生物のエサにおすすめなのが有機肥料
畑の土をフカフカにしてくれる微生物のエサには、有機肥料がおすすめです。
腐葉土や堆肥を畑の土に混ぜてあげると、微生物の活動が活発になり固まった畑の土をフカフカの土へと変えてくれますよ。
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植えるものにあった養分を補充して連作障害を回避する
畑の土がフカフカになっても、野菜が育つための栄養分は不足しているままです。
前にもお話しましたが、野菜の「科」によって必要な栄養分が変わってきます。
それぞれの科にあった養分を補ってあげることで、連作障害に強い土が作れますよ。とってもお手軽で便利な「○○の肥料」
ホームセンターなどで「トマトの肥料」などと書かれた肥料が、販売されているのを見たことがありませんか?
これらには、それぞれの野菜に適した肥料がすでに配合されているので、初心者にはおすすめですよ。
家庭菜園での連作障害対策のまとめ
連作障害を防ぐ方法ということで、植える野菜の場所を変えていく方法と合わせて、畑の土作り・肥料についてお話してきました。
程よい土や養分がないと野菜は育ちません。
「そんなことしなくちゃいけないとか、なんだか大変!」と思われるかもしれません。しかし、手塩にかけた野菜たちは、食卓の上でご家族のお腹と心を潤してくれますよ!
ぜひ、記事の内容を参考にしていただいて、計画的に連作障害を回避して、元気一杯なお野菜を育ててくださいね!
- 来年