「貧血が気になるけどレバーは苦手…」そんなお悩み、実はよく聞きますし、私も同じように悩んだことがあります。
レバーは確かに鉄分が豊富な代表的な食材ですが、独特のにおいや食感が苦手な方も多いですよね。
中にはにおいを嗅いだだけで気持ち悪くなってしまう人もいるくらいです。
でも安心してください、鉄分はレバーだけに含まれているわけではありません。
他の食材やちょっとした工夫で、しっかり補うことができるんです。
むしろ、毎日無理して食べるよりも、食べやすく続けやすい方法で鉄分をとったほうが長続きします。
この記事では、レバーが食べられない人のために、鉄分が摂れるおすすめ食材や効率的な食べ方から、日々の生活で気をつけたい習慣のポイントまでじっくり詳しくお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
レバーが苦手でも大丈夫!鉄分が豊富な理由と食材選びのポイント
鉄分は2種類ある?「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の違い
鉄分には
- ヘム鉄
- 非ヘム鉄
ヘム鉄は動物性食品に含まれ、体への吸収率が高いのが特徴です。
赤身肉や魚、レバーが代表的ですね。
ヘム鉄は胃腸で効率よく吸収されるので、貧血改善に特に効果的なんです。
一方の非ヘム鉄は、野菜や豆類など植物性食品に多く含まれますが、吸収率は低めで体に取り込まれる量が少ない傾向があります。
でもビタミンCやたんぱく質と組み合わせると吸収率が上がるので、食べ方を工夫すればしっかり補えますよ。
この違いを知っておくだけで、毎日の献立作りや買い物がもっとラクになりますし、食材の組み合わせ方にも自信が持てるようになります。
レバーは確かに優秀だけど、代わりになるものもたくさん
レバーは鉄分が豊富で、貧血対策には定番の食材ですが、あの独特の風味や食感が苦手で無理して食べてもつらいだけです。
無理せず、自分が続けやすい方法で取り入れるのが長続きのコツなんですね。
- 赤身肉
- 魚
- 大豆製品
- 海藻
特に赤身魚はお刺身や缶詰でもOKですし、豆製品や野菜もレパートリーが豊富で飽きずに食べられます。
毎日の食事で無理なく続けられる「自分が食べやすいもの」を選ぶことが大切ですし、そうすれば自然と習慣にできて、結果的に鉄分もしっかりとれるようになりますよ。
レバー以外で鉄分が多い食材一覧
赤身の肉・魚介類で効率的にヘム鉄を
- 赤身の牛肉
- ラム肉
- 豚のヒレ肉
特に牛の肩ロースやもも肉は比較的脂肪が少なく、鉄分も高いので健康的です。
週に2回ほどステーキやしゃぶしゃぶにするだけでも体調の変化を感じやすくなりますよ。
魚ならマグロやカツオ、イワシ、アジなどの赤身魚がオススメ。
これらは刺身、煮付け、塩焼きと調理法も豊富で飽きにくいですし、サバ缶やイワシ缶は常備しておくと便利で、忙しいときでもさっと食べられます。
さらにアサリやシジミなどの貝類も鉄分が豊富で、味噌汁や酒蒸しにすると美味しくいただけますよ。
大豆製品や野菜・海藻で不足分を補う
豆腐や納豆、厚揚げ、枝豆などの大豆製品は、植物性ながら貧血予防に頼もしい味方です。
特に納豆はビタミンKやカルシウムも含まれていて、骨の健康にも役立ちますし、毎日続けやすいですよね。
野菜ならほうれん草、小松菜、ブロッコリーがオススメで、茹でたり炒めたりしても栄養が残りやすいのが嬉しいところです。
ひじきやわかめ、切り干し大根などの海藻は、低カロリーでミネラルもたっぷりなので女性には特にオススメ。
これらをバランスよく組み合わせると、ヘム鉄を補ういいサポートになりますし、食卓が彩り豊かになりますよ。
市販の鉄分強化食品も上手に使う
最近は鉄分を強化した
- シリアル
- ヨーグルト
- パン
- 飲み物
例えば鉄分強化シリアルに牛乳やヨーグルトをかけてフルーツを添えるだけで、簡単に一食分の鉄分を補えますし、お子さんや忙しい方にぴったりです。
チョコレートやグミなどおやつ感覚で食べられる鉄分補助食品もあって、無理なく続けやすいですよ。
自分のライフスタイルに合わせて、無理せず続けられる方法を見つけてみてくださいね。
鉄分を効率よく吸収する食べ方のコツ
ビタミンCを組み合わせて吸収率アップ
非ヘム鉄はそのままだと吸収率が低いので、ビタミンCと一緒に食べると効果的です。
例えば、
- ほうれん草のおひたしにレモン汁をかけたり
- ブロッコリーとトマトのサラダにする
- オレンジやキウイなどのフルーツをデザートにする
野菜スープにパプリカやキャベツを加えるのもいい方法ですし、朝のスムージーに柑橘類を混ぜるのも手軽です。
こうした組み合わせは彩りも良くなり、食事が楽しくなりますよ。
カフェインやタンニンは控えめに
お茶やコーヒーに含まれるカフェインやタンニンは鉄の吸収を妨げるので、食事中や食後すぐは避けるのがベターです。
どうしても飲みたいときは、麦茶やルイボスティーなどに置き換えると安心ですし、冷たい水出し緑茶も渋みが少なくおすすめです。
食後の飲み物を少し工夫するだけで、吸収効率が変わりますよ。
少量をこまめに摂るのがカギ
鉄分は一度にたくさん摂っても吸収しきれません。
3食の中で少しずつ鉄分が摂れるよう、毎食のおかずに工夫して取り入れてみましょう。
例えば、朝はシリアルとフルーツ、昼は赤身魚の定食や野菜たっぷりの弁当、夜はお肉と野菜のおかずをバランス良くといった感じで続けるのが理想です。
さらにおやつ代わりに鉄分強化のグミやドリンクを加えるなど、間食でこまめに補うのもおすすめです。
少しの工夫が積み重なることで、体の調子がぐっと良くなりますよ。
—
貧血対策のために気をつけたい生活習慣
過度なダイエットや偏食に注意
「早く痩せたいから」と無理に食事を減らしたり、好き嫌いで同じものばかり食べたりすると、必要な栄養が足りなくなってしまいます。
鉄分だけでなく、ビタミンやミネラル、たんぱく質もしっかり摂ることが健康のために大切です。
炭水化物も極端に減らすと体がだるくなったり貧血が悪化する原因になるので、バランスのいい食事を意識してみてくださいね。
たとえば主食はご飯やパン、たんぱく質はお肉や魚、卵や豆製品、野菜や海藻をたっぷりというふうに、献立にバリエーションを持たせると続けやすいですよ。
鉄剤やサプリの正しい使い方も検討
どうしても食事だけでは足りない場合は、サプリや鉄剤も選択肢です。
ただし、自己判断で大量に飲むのは体に負担がかかることもありますし、便秘や胃の不快感などの副作用が出やすいので注意が必要です。
必ず医師や薬剤師に相談して、自分に合った量やタイミングを守って飲むようにしましょう。
サプリはあくまで補助的な役割なので、食事からの摂取を基本にするのがポイントです。
体調に合わせて、無理なく続けられる方法を見つけるのが大切ですよ。
まとめ
レバーが苦手だからといって、貧血対策をあきらめる必要はまったくありません。
赤身肉や魚、大豆製品、野菜、海藻、そして強化食品まで、私たちの身の回りにはたくさんの選択肢があります。
大切なのは、毎日の食事の中で無理せず、少しずつ鉄分を意識して取り入れることです。
食事の内容だけでなく、食べ方や生活習慣も見直していくと、より効果的に鉄分を補うことができますし、体調の変化も感じやすくなります。
ちょっとした工夫を積み重ねるだけで、体調も気分もぐっとラクになりますし、元気な毎日を送れるようになりますよ。
ぜひ自分に合った方法を見つけて、楽しみながら無理なく貧血対策を続けてみてくださいね!日々の積み重ねが大切ですので、あきらめずに続けていきましょう。