誕生日ケーキに欠かせない「ろうそく」、実は食べられるタイプがあることをご存じでしょうか?
お祝いの気持ちを込めて灯すキャンドルですが、せっかくのケーキにロウが垂れてしまうのが気になる…という声も少なくありません。
そんな悩みを解決してくれるのが、食べられるキャンドルや、ケーキを汚さないための便利なアイテムたちです。
例えば、天然素材の蜜蝋(みつろう)でできたキャンドルは、もし誤って口に入ってしまっても安心。
さらに注目を集めているのが、バナナとくるみを組み合わせて作る「バナナくるみキャンドル」。
ろうそくの代わりに立てれば、見た目もユニークで、しかもそのまま美味しく食べられるので小さなお子さんにもぴったりです。
また、ロウがケーキに垂れるのを防ぐ方法としては、
「受け皿付きキャンドルや紙製のピーキャンドル」
「レースペーパーを使ったアレンジ」
など、簡単に取り入れられる工夫もたくさん紹介されています。
この記事では、食べられるキャンドルの魅力や作り方、安全性のポイント。
そしてケーキをきれいに保つアイデアまで、誕生日をもっと楽しく演出するためのヒントをたっぷりご紹介します。
ケーキのろうそくに安全で食べられるものもあるって本当?
ケーキに垂れたろうそくは取ればいいのですが、ちまちま取るのが面倒!ということありませんか?
そんな時、食べてしまっても安全なろうそくがあれば便利ですよね。
食べても安全なろうそく、それは蜜蝋(みつろう)です。
蜜蝋はその名の通り「はちみつ」から作られます。
はちみつをたくさん食べたミツバチが、はちの巣の素材となる「蜂ろう」と呼ばれるロウを腹部から分泌していきます。
なぜロウがはちの巣に必要なのかというと、はちの巣ではちみつを蓄えるため、ロウで防水加工する必要があるからです。
この「蜂ろう」で作られたはちの巣を精製したものが「蜜蝋」となるのです。
蜜蝋は、長い時間優しく灯るのが特徴です。
そのため、蜜蝋キャンドルは癒し系アイテムとして人気があります。
もちろんキャンドルだけではなく、ケーキ用の蜜蝋ろうそくもあります。
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ただ、蜜蝋は安全とは言え、食べ物ではありません。
蜜蝋のろうそくをぽりぽり食べる人はいないと思いますが、あくまでも「うっかり口に入っても大丈夫」程度と考えましょう。
絶対食べられるろうそくが欲しいという方は、バナナくるみキャンドルはいかがでしょう?
作り方は簡単です。
食べられるろうそく「バナナくるみキャンドル」の作り方
①まずバナナ一本を横に3~4等分します。
②市販のクルミを適当な大きさに割って、バナナの切り口に刺します。
③クルミがろうそくの芯の代わりで、クルミの部分に火をつけて使います。クルミの大きさにもよりますが、1分程で燃え尽きたら終了です。
クルミに火をつけるのは少し時間がかかりますが、まるごとおいしく食べられるろうそくです。
子どもたちも大喜びしてくれますよ!
ケーキのろうそくが垂れた!?その部分は食べても大丈夫?
ケーキの上にろうそくが垂れた部分は、食べずに取り除くようにしましょう。
「少量でも食べたら死んでしまう!」という程のものではありませんが、食品ではないので食べない方が無難です。
それに何よりも「美味しくない!」ですもんね!
せかっくのおいしいケーキが台無しになってしまいます。。。
ろうそくの中には、食べられる蜜蝋などがありますが、そのように明記されていないものは石油系のろうそくです。
毒ではないのですが、体の中で消化されることはありません。
ただ、もし食べてしまっても、少量だったらそのまま便と一緒に排出されます。
垂れたロウの周りを少し取り除くだけで充分なので、ろうそくを外す時にチェックしておくようにしてくださいね。
ろうそくは食べるとやっぱり体に悪い?食べたらどうすればいい?
前述したように、ろうそくは食べ物ではないのでもちろん食べないのが一番です。
でも、万が一食べてしまっても、その瞬間に体が悪くなってしまうわけではありません。
もし食べてしまった場合は、「急いで吐かせなければ!」と焦ってしまうかもしれませんが、実はそのまま様子を見ても大丈夫なんだそうです。
とりあえず落ち着いて食べてしまった人を観察してください。
ケーキの上に垂れたろうそくは本当に少量でしょうから、食べてしまった本人に違和感がなければそのまま何もしなくても問題ありません。
ろうそくそのものをポリポリと間違って食べてしまった場合の対処方法からも
- 顔色が良い
- 吐き気がない
- 息苦しさがない
ちなみに、同じような対処方法で良いものはこの他にも
- 消しゴム
- 線香
- 口紅
- 鉛筆の芯
- 絵の具
- クレヨン
繰り返しになりますが、あくまでも本人に異変がない場合のみ、様子見でOKです。
少しでも様子がおかしいなと思うことがあれば、かかりつけ医を受診することをオススメします。
小さな子供の場合は、カラフルな色が目を引いてついつい食べてしまうこともあると思います。
前述したような、ろうそくが垂れない方法で予防しつつ、火をつけるのは吹き消す直前にしてできるだけロウが垂れる前に取り除くようにしましょうね。
誕生日ケーキにろうそくが垂れない方法
では、ケーキにろうそくが垂れない方法はあるのでしょうか?
ケーキにろうそくが垂れない方法①受け皿付のろうそくを使う
ろうそくの下の部分に受け皿が付いているものがあります。
溶けたロウをこの受け皿で受けることができるので、ケーキにロウが垂れません。
ろうそくと受け皿はセットになっているので、特別な手間はかからないのも便利です。
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ケーキにろうそくが垂れない方法②ピーキャンドル
紙ろうそくと呼ばれるもので、特殊紙とパラフィンワックスを原材料としています。
通常のろうそくのようにロウが垂れることがないのが特徴です。
厚紙のようなものなので、自由にペンでメッセージや模様などを書き込むこともできます。
燃えかすも残らないので、ケーキにも問題ありません。
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ケーキにろうそくが垂れない方法③ケーキにレースペーパーをのせる
市販のかわいいレースペーパーをケーキの上にのせ、レースの穴にろうそくをさしていきます。
そうすれば、ロウが垂れてきてもレースペーパーで受け止められるので、ケーキは守られる!ということです。
ただし、この方法はケーキの上にクリームなどであまりデコレーションされていないことが条件です。
盛り盛りのデコレーションだと、レースペーパーを上からのせるのが辛かったり、クリームがレースペーパーにくっついてしまったりするので。
ケーキにろうそくが垂れない方法、色々ありましたね。
それでもロウが垂れてしまうこともあるかもしれません。
その場合は、ロウが垂れてしまったところは取り除くようにしましょう。
ロウはすぐ固まるので、うまくパリっと取れると思いますよ。
ケーキのろうそくが垂れない方法!のまとめ
誕生日ケーキに立てるろうそくには、見た目の可愛さだけでなく、安全性や実用性にも注目したいポイントがたくさんあります。
最近では、天然素材の蜜蝋(みつろう)を使った安心して使えるキャンドルや、なんと食べられる「バナナくるみキャンドル」など、ユニークで楽しめる選択肢も登場しています。
また、せっかくのケーキにロウが垂れてしまうのが気になる…という方のために、
「受け皿付きのキャンドルや紙製キャンドル」
「レースペーパーを活用したアレンジ」
など、ケーキをきれいに保ちながらお祝いできるアイデアも充実しています。
この記事では、食べられるキャンドルの魅力や作り方、誤飲時の安全性への配慮。
さらにはケーキを美しく保つための工夫まで、誕生日をもっと楽しく、安心して過ごせるための情報をたっぷりご紹介しました。
ろうそくひとつ選ぶだけでも、誕生日の雰囲気はぐっと変わります。
この記事を参考に、大切な人の誕生日をより思い出深いものにしてみてくださいね。